女の子の葛藤

もう直ぐバレンタインですね。
その日が近づくに連れて頭を占領する誰かが、
そんな大切な人が皆さんにはいますか?

今日、真っ先に頭に浮かんだ想い人の為に、
チョコレートを買いに出掛けました。
まだ話したことも無いので、流石に手作りは不味いかなと思い、市販のコーナーで足を止めました。

何種類もある洒落たチョコたちを眺めて、久しぶりに乙女心というものを思い出した気がします。

コンパクトなサイズが可愛らしくていいな
だけど安っぽくならないものがいいな

そんな事を考えながら同じ場所を何度も往復して、手に取ったひとつの箱をドキドキしながらレジに運びました。

私が選んだのは、赤いラッピングが目立つ可愛らしいサイズのもの。
6つ入ったチョコの内のひとつ、赤いハートのチョコになら私の恋心を託してもいいかな、と思ったのです。

そして、他の女の子たちも同じなのだと。

何を作るか
どんなラッピングにするか
手紙を入れるか
その手紙に何を書くか

そんな事を悶々と何日も考えて、店内を往復しては悩んで、用意したチョコレートに自らの恋心を託す。

たかがチョコ、されどチョコなんだな、と。

だけど、そんな女の子の葛藤は気づかれない。
恋というものは、煩わしいですね。

私は、あの方にこれを渡せるだろうか。
果たして、受け取っていただけるだろうか。

これが手の中に残ってしまった時は、クリープのニガツノナミダを聴いて泣こう。
こんな時でさえ、音楽は私を救ってくれる。

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