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蒸気船マークトウェイン号から学ぶ現代人に必要な時間。

ディズニーリゾートのアトラクションについて語るのが楽しくなってきました。

今回は意外と乗ったことが少ない人も多い、ウエスタンランドにある『蒸気船マークトウェイン号』についてです。

水上の宮殿と呼ばれる3階建ての優雅な蒸気船マークトウェイン号に乗って、アメリカ河一周の旅に出かけましょう。ライトアップされた夜の蒸気船はさらにロマンティック!(公式サイトより)

待ち時間も短く、収容人数も475人と多く、穴場のアトラクションで私は昼と夜どちらに乗るのもお気に入りです。

・船の名前はあの有名な作家から!

マークトウェインとは実はアメリカの有名作家のペンネームだとご存知でしたか?

彼の作品で有名なものと言えば「トム・ソーヤの冒険」

「トム・ソーヤの冒険」はウォルトが大好きな作品の一つなのです。そう、ウエスタンランドにはまさに『トム・ソーヤ島』がありますよね。もちろんこれは、作品から影響を受けてできたものなのです。

作品を愛し、そして作者の名前をアメリカ河を旅する船の名前につけてしまうなんて、なんとも素敵ですよね。
ロマンチックな作品を数多くを生み出しているウォルトだから納得ですね。

・本物のミシシッピ河の水が入っている

『蒸気船マークトウェイン号』はディズニーランドの開演当初からあるアトラクションです。

オープン間近に控えたとき、『蒸気船マークトウェイン号』の就航式が行われました。その時にアメリカから運んだ本物のミシシッピ河の水が注がれたのです。

ウエスタンランドのテーマはアメリカ西武開拓時代。

アメリカの開拓時代、広大な大地に挑んだ開拓者たちの精神を私たちは船に乗って追体験できます。
また公式サイトのブログより、ディズニーランドにあるアメリカ河とは、英語で「River of America」と言い、ある一つの河ではなく開拓者たちの精神を受け継ぐ河。としているそうです。

ディズニーが開園から何年経っても魅力的なのはこのフロンティアスピリットがいつまでも受け継がれているからいるからなのでしょうね。

・オススメの場所は二階の後ろ

船は三階建になっていますが中でも一番混むのはやっぱり最上階。見晴らしが良く真上に広がる空と風を楽しむことができます。


次に人気なのは一番下の階。先端に椅子もあり、航海中に生活を覗けるインディアンたちや森に住む動物たちがとても見やすいです。

私は二階こそおすすめです!昼間は人も多めですが、夜は少なく、気づけば周りに自分たちだけ。ということもよくあります。

特に船の後ろの方はより人が少なくなります。自分たちが旅立った船場を見ながら、後ろから旅を楽しむのもまた良しです。

一日楽しんでちょっとゆっくりロマンチックな時間を過ごしたいカップルなどには絶好のスポットですよ。

・時間を忘れさせてくれる優雅な時間

アトラクションの時間としては約12分となっていますが、ゆっくり船は進むので体感時間はもっと長く感じます。

船の乗り場や、出発してすぐに見えてくるドナルドやデイジーのグリーティング施設のウッドチャックに並んでいる人たちと手を振り合い、船旅は始まります。

昔、一獲千金を夢見たアメリカの開拓者たちの人生を追い、まるでタイムスリップした気分に。

左手にはビッグサンダー・マウンテンを望みながら広い広いアメリカ河を進み、ぐるっと一周する頃にはウエスタンリバー鉄道や、スプラッシュ・マウンテンが見えてきます。

乗った時と景色は変わっていないはずなのに、まるで何年も旅をしてきて久しぶりに現代に帰ってきたような感覚に。なんだかとても懐かしい気持ちにさせてくれるのです。

そう、たった12分が異国の先人たちを偲ぶ時間や、見慣れた景色を愛おしく思う時間、また自分の未来を構想する時間を与えてくれるのです。

きっとそれは普段忙しくしている私たち現代人に一番必要な時間。


それこそがマークトウェイン号が与えてくれる魔法なのです。


ぜひゆっくり風にあたりながら、贅沢な時間を過ごして見てください。


読んでいただき、ありがとうございました。






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