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抹茶を点てるのはあんがい簡単

もっと世の中に広まってもいいんじゃないかと思う「和なもの」を勝手に推す企画、第2弾。
今回は抹茶について書いてみたい。
お菓子や甘い抹茶オレのことではなくて、飲むほうの抹茶のこと。

街でコーヒー屋さんを見かけない日はない。
苦味とほわっと香ばしさで甘いお菓子との相性もよい。エスプレッソマシンでさっと淹れられる。カフェインは目をしゃっきりしてくれる。
かくいう私も、平日は朝コーヒーを飲んで眠気覚ましをする。

それはそれで素晴らしい飲み物だとして、
私は今回、もう1つの選択肢も推したい。
それが抹茶。粉末の抹茶+湯を茶筅で混ぜ混ぜしてつくるアレ。
茶道うんぬんは置いておいてだ。

抹茶の推しポイントを挙げていこう

推しポイントその1。

甘みが深いところ。そして茶葉ごと飲んでいるため、煎茶紅茶に比べても茶葉の味がしっかりしている。エスプレッソコーヒーと同じく主張強めの主役級飲み物。
世の中、濃い味のチョコレートやクリームが流行っているけれど抹茶だって濃い味では負けてない。ゆえにスタバにも抹茶フラペチーノがあるのかもしれない。
一口すすれば、ふわぁ~っと甘味・コクが広がって「はふぅ~」と吐息が漏れる。

推しポイントその2。

カフェインによる興奮のラリる感じが穏やかなこと(個人談)。
いや、以下のサイトによると、カフェ飲料はむしろコーヒーより多そうなのだけどね。(茶葉2mg使用時に薄茶1杯64mg)でも抹茶は量を加減したら、好きなカフェイン量にできるからよし。

それはともかく。
コーヒーを飲んだ後って30分後くらいに、急に「わたしなんでもやれる!
!」って万能感とやる気が私はでる。これを私的にはラリるという。ラリるのは気持ちがいいけれど、体力が落ちているときはなんか疲れるなぁとも思う。
抹茶の場合はゆるやか~に「楽しいなぁ」って気分がさわやかにくる感じ。
休日にほんのちょっぴりシャキッとしたいーそんなときは抹茶のほうが、私は神経を痛めなくて好き。
科学的な根拠はないのであしからず。でもちょっと抹茶に興味を持ってくれたらうれしい。
…とここまで書いた後、科学的根拠となりそうなものを見つけたかもしれない。

抹茶が含有するカフェインの量は緑茶の約2倍で、活力や注意力を高める働きがある。さらに抹茶は、コーヒーを飲んだ後に起きやすいカフェインクラッシュ(カフェインが切れ、眠気や疲労感に襲われること)を回避するのに効果的な「L-テアニン」というアミノ酸も含まれている

上記サイトより

なーるーほーど、カフェインクラッシュを回避できる成分が入っていたわけですね。なんか納得!!

推しポイントその3。

健康によい成分がいっぱい。カテキン、ビタミンC、クロロフィル、食物繊維。
それらを直接茶葉ごと頂けるのだからもはやサプリ。過言かもしれないけど。

https://www.yamamasa-koyamaen.co.jp/matcha/basic/ingredient.html

私は茶道を習っているのだけど、茶道で出会うセンパイは皆さんお元気でびっくりする。抹茶のおかげもあるだろうなとなんとなく思っている。


かんたん抹茶の作り方

推しポイントをあげすぎたけれど、さてようやく掲題の件を回収しとく。

抹茶をつくるのはあんがい簡単。

最低限、茶筅と抹茶だけ、専門的な道具をそろえる必要はある。まぁコーヒーもドリップする道具を買う必要はあるからね。

茶筅は楽天市場の茶道具屋とか、実店舗だと吉祥寺菊屋という食器屋さんでも買うことができる。だいたい2000円くらい。
ちなみにこれは私が台所用に買った茶筅。穂先が普通よりすぼまっててスマートなので仕舞い場所に困らない。茶筅立ても特に使いません。

https://item.rakuten.co.jp/sajikame/wc-4573564246154/?scid=wi_ich_androidapp_item_share


抹茶はスーパーでも製菓材料売り場に売っているんだけど、お菓子用途だとちょっと苦味が強かったりするので、お茶屋さんの抹茶をぜひ買ってほしい。
私も愛飲しているオススメは一保堂の抹茶スティック。

1スティックで私は3回に分けて飲んでいる。(そのくらいの濃さが好きだから)なので上記で30杯分。
抹茶はパックを開けてから鮮度がすこしずつ落ちる。半年が美味しく飲めるリミットかな。鮮やかな緑がくすみ黄緑になってしまうと美味しくない。小分けパックならいつでもおいしい抹茶が飲める。
そのうちピクニックに持って行って飲むのが野望。うっしっし。

ここまで用意できたら、家にあるスープカップと茶こし、沸騰させたお湯があれば抹茶が飲める。

まず、抹茶スティック1/3ほど抹茶を茶こしに出す。(量はお好み。)
そしてスプーン等でつぶして裏ごしし、スープカップにいれる。
これをしなくても飲めるけど、ダマができてちょい苦い部分ができるので私はなるたけこしている。

次に沸騰したお湯をスープカップにそそぐ。
お湯はアツアツがオススメ。電気ケトルでも大丈夫。熱いほうがクリーミーな泡ができる。
私は大体50mlくらいお湯を入れている。(いつも目分量なので量った)
お湯が多ければ薄味になり、少なければまったりした味になる。好きなようにやればいい。でも泡立てたいならお湯は多すぎないほうがやりやすい。

しゃかしゃか茶筅で湯と茶葉を混ぜ合わせる。
はじめは湯をまんべんなくゆるくかき回し、湯に茶葉がまんべんなく舞い上がるようにする。

混ざったなーと思ったら上下にしゃかしゃしゃか!素早く茶筅を振る。卵を泡立てるときくらい手首スナップしている。これで泡がカプチーノみたくたってくる。
できあがり。ん~おいしそう!

泡の件は、茶道の流派によってもあまり立てないところもあるそうなのでかならず必要なわけではない。泡立ってると味がまろやかになる気はする。

あんがい和でも洋でもどんなお菓子にもあうのもよし。

朝の目覚ましのお供にいかがですか?