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ぽっちゃりエステティシャンなのに痩身コースで指名を取りまくっていた!弱みを強みに変える方法

指名が取れない、売り上げが上がらないと悩んでいるエステティシャン、セラピストはいませんか。

今回は、エステティシャンだけどぽっちゃり体型だった(今もだけど)私が
痩身コースでどうやって指名を取っていたか具体的な話を交えて書きます。

エステティシャン、セラピスト、整体師など同業の人はもちろん、
別業種でも、美容師、営業職、水商売の人にもお役に立てる記事です。

◆お客様をパターン分けする

まず、お客様の来店理由を研究する必要があります。
なぜエステに来たのか?
・どうなりたくて来たのか?

接客をしていると、3つのパターンのお客様がいることに気がつきました。
①美意識が高く、さらに磨きをかけたくて来店する人
②何らかの悩みがあり、これからキレイになりたくて来店する人
③初回荒らし(笑)

①さらに磨きをかけたくて来店する人

こちらのお客様はすでにある程度の自信があるので、
痩身ならスタイルの良いエステティシャン、フェイシャルなら肌がキレイなエステティシャンを無意識に希望していることが多いです。
あんな風になりたい!この人プロだな、と強く思わせることが必要です。

②これからキレイになりたくて来店する人

まだ美に目覚めたばかりな人、自分を変えたくて悩んだ末に勇気を出して来店したお客様です。

まずは「来ていいんだ」と安心していただき、共感することが大切。
ただし、プロとして知識や技術はしっかりあることが必要です。

③初回荒らし

最初から継続する意思のない人で、とりあえず安く受けたい人です。
しかし、意外と侮れません。

お店がヒマな時に急遽20分のお試しキャンペーンをしたことがありました。
20分終えて施術を気に入ったお客様。そのまま15,000円のコースを申し込まれました。

初回だけといえども、来店するということは興味があるのです。
大抵は値段が高いと言ってもう来ない人が多いですが、中には本当にピンとくる施術者に出会えなくて色々回っている人もいます。

毎回どんなお客様にも誠心誠意接していると、このような事が起こります。施術者の腕の見せ所ですね!

◆自分が役に立てるお客様を見分ける

自分がお客さんとしてエステに行ったとき、スタイルが良くて、肌もキレイで、美人のエステティシャンが出てきたら「すごいなぁ!」と思う反面、
「この贅肉やばすぎ!と思われないかな?」「肌汚いと思われないかな?」「こんな初心者な質問していいのかな?」と思ったことある人はいませんか?

私は昔ジムに行ったとき、ムキムキのマッチョなお兄さんが教えてくれた時より、普通体型のお姉さんのほうが色々気軽に聞けて、安心できました。

自分が最大限価値を提供できるお客様を見極めることは重要です。
なので、自分なりのターゲットを決める必要があります。

私の場合、痩身コースは
②の『これからキレイになりたくて来店する人』をターゲットに絞って
指名を取れるように頑張りました。

決めゼリフは
「自分以外の人はその場でサイズダウンさせられます」
「自分で自分の施術を受けられたらすぐ痩せちゃいます」(笑)

あとは手が気持ちいいを売りにしていました。
実際に、手の感触は痩せて骨ばった手よりプクッとした手のほうが気持ちいいのです。

「それ甘えやないかぃ!」という言葉が聞こえてきそうですが、この言葉を言うまでには、技術とトークをかなり磨いた自負はあります。

◆弱みをさらけ出すとともに強みに磨きをかける

・弱み→エステティシャンなのにぽっちゃり体型
・強み→技術力とトーク力(傾聴力)

弱みをさらけ出してお客様に安心してもらい、トーク力で悩みや本音を引き出す。そして技術力で結果を出す!!という流れをつかんだら、みるみる指名が増えました。※アフターフォローも大事です。

正直言うと、弱みだけではムリです。ハッキリ言います。
弱みをさらけ出しただけでは指名は取れません。
自分の職業に必要なスキルの中で、もっと磨けるものはないか?
しっかり考えて磨いていきましょう!

◆自分を卑下せずプロ意識を持とう!

勘違いしてほしくないのは、弱みをさらけ出したとしても、
お客様からお金をいただくという時点でプロなわけです。
新人だろうがベテランだろうがお客様には関係ありません。

新人でも、ぽっちゃりでも、しみそばかすが多くても、
自分ができることは最大限プロ意識を持つことが大切。
その意識があなたを纏う空気を変え、お客様を惹きつけるのです。

今すぐプロに近づく具体例

・爪は常に短くして角を丸くしておく
・指先のささくれや皮むけを徹底ケアする
・髪の毛はしっかりまとめる
・姿勢を正す
・足音をバタバタしたり引きずって歩かない
・ドアをバタンと閉めない
・ドアのノックはゆっくり丁寧に
・道具を雑に扱わない
・タオルは端を合わせてピシッと畳む
・目が笑っているか意識する
・会話は相手8割、自分2割
・施術部位以外は常にタオルをかけておく(バサッとやらない)
・ペンを渡すときはペン先を出し、持ち手側をお客様に向けて渡す
(もちろん左手を添える)
などなど・・・

他業種の人は自分の業種に置き替えて、磨けそうな細かい行動をリストアップしてみてくださいね。

売れっ子の先輩や上司に、気をつけていることや意識してやっていることを直接聞いて、リストに入れても良いかもしれません。

そのリストを心がけるだけで所作が変わり、プロっぽくなりますよ!

◆終わりに

人は誰しも弱みを持っているもの。そして、弱み=ダメな部分と思っている人も多いでしょう。
しかし、弱みを認め、自分の強みを磨いた時、それぞれの個性が強く輝き出します。

個人的に、弱みはムリに消さなくてもいいと思います。どうしても苦手なことってあるのです。私もダイエットは本当に苦手です。

甘えと言われるかもしれませんが、体育が苦手、料理が苦手、絵を描くのが苦手、というレベルでみんながみんな上手くダイエットできるわけじゃないと思っています。

でも、苦手ながらも自分なりの道を見つけて努力する姿と、その仕事が好きという気持ち、お客様の役に立ちたいという気持ちは必ず伝わります。

あなたの努力が誰かの幸せに繋がると信じて。





お肌も心もゆらぎやすい世代の女性を、文章を通してうるおしたい。そして、妻、母、娘という立場だけでなく「わたし」個人としての幸せも当たり前に望める世の中を目指しています。