見出し画像

#7 「それぞれ一人一人」の幸福論を築くための読書

毎日投稿7日目。
最近のnoteにも2回登場したこちらの本を
やっと読み終えたので、学んだことを
アウトプットしていきたいと思います。

「それぞれ一人一人」の幸福論を築くための読書について書かれた本

幸せの型のようなものが決まっていた時代から
それぞれの幸福論をもたなければならない時代に
なったと序章で書かれていますが、
なんとなくみなさんわかりますよね。
その時代を生きるために何が必要なのか。
本ではこのように書かれていました。

自分の幸福論を構築するには、
世の中をどのように把握し、
それに対して自分の人生をどのように
とらえるかが重要になる。
「人生のとらえ方」とは、
いわば人生の幸福の実現のために
どういったテーマを持ち、
どういうベクトルに向かって進んでいくか
ということだ。
幸福の定義を自分で決め、
現在の自分がどの地点にいて
どの方角を目指し、
どこまで達成すればいいのかということまで
すべて自分で決めていかなければならない。

では読書は何に役に立つのか?

人生の体験の中における読書の位置づけ

本の中では、人生の体験を以下の4つに分類していました。

①個人的でリアルな体験
(人との出会いや旅、遊び、仕事)
②個人的でメディアを通じた体験
(読書とネット体験)
③組織的でリアルな体験
(学校や会社、そして家族)
④組織的でメディアを通じた体験
(テレビ、新聞、マスメディア、広告)

詳細は割愛しますが、
人生の最も強烈なインパクトを与えるのは
①であるが、人生の時間は限られていて
①をこなせる量はかぎられている。
③④が受動的になってしまうのに対し、
②である読書は、著者を通じて、
①を味わうことができる。
それが読書の位置づけのようです。

本を読むとどうなるのか。

読書は、世界観を広げることに役立つ。
読書をすることで他人が体験したり調べたりした
知識を獲得することが可能になり、
自分のうちなる世界観の拡大に結び付く。
世界観が広がれば、さまざまな視点で
物事や他人をみることができるようになる。
多様な視点を持つことは
バランス感覚を磨くとともに
人格的な包容力や寛容の基礎にもなるだろう。

これが最初に紹介した幸福論を持つために
必要なことに結び付くのかもしれません。

本で世界が広がっていくしくみ

著者を通して、①個人的でリアルな体験を
味わっていく、その量を増やしていくことで
脳は成長していくと書かれていました。
味わうを「くっつく」と表現に言い換えており、
くっつき方やくっつき具合は、
その時の読み手のレベル、
コンディションによるけど
どんどんくっつけていくことが大事であり、
乱読が薦められていました。

巻末に紹介されている藤原和博さんの
これだけは読んでほしい50冊がどれも
魅力的で・・・
読書欲がどんどん掻き立てられます。
本の後半では、情報編集力が
必要になってくるという話がされていますが、
これはまた別記事で後編として
書きたいと思います。
皆様、よい一日を!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?