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PERFECT DAYS、観に行きました。

主人公も、この映画自体も、とても無口なのに、
じわり、またじわり、と染み込んでくる。

主人公の公衆トイレ掃除の仕事はこの上なく丹念で
小さな古アパート生活は清潔で美しくて規則正しい。
「今」の連続を新鮮に、心から味わう主人公。
影の中からチラチラとさす木漏れ日の光が、
いつもとかわらないようで二度とない一瞬の美だと知っている。
寝る前に古本屋で買った本を読む習慣。
LOU REEDのカセットテープ。
こんなふうに生きるの理想…って憧れてしまう豊かな映画だった。

そして、これは紛れもなく「禅」だ。
外国人監督が、日本の禅をこれほど美しくすくい取るなんて。


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