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6ヶ月で得た伝え方のスキルは、20年先も活き続ける。CEO就任にあたってkaekaを受けてみて

2023年11月に、イタンジ株式会社の代表取締役社長執行役員CEOに就任された、永嶋 章弘さん。 今回は「昔は語ることが恥ずかしいと思っていた」とおっしゃる永嶋さんが、自分の気持ちを語ることで人を率いていけると気づいたきっかけや、代表就任スピーチの裏側についてお話を伺いました。

今回はkaeka代表・スピーチライターの千葉佳織がインタビューを行いました。(以下、敬称略)

イタンジ株式会社 代表取締役社長執行役員CEO / 永嶋 章弘
筑波⼤学⼤学院 システム情報⼯学研究科にて情報⼯学修⼠号を取得後、エンジニアとしてニフティ株式会社に⼊社。 2014年、創業期のイタンジに⼊社し複数の新規事業を⽴ち上げ、2016年、株式会社メルカリにプロダクトマネージャーとして転職。 2018年、イタンジに再⼊社し執⾏役員に就任、OHEYAGO 事業、デザイン部⾨、マーケティング部⾨などを管掌。2023年11月、代表取締役社長執行役員CEOに就任。


kaekaのトレーニングの受講を決めたきっかけ

千葉:kaekaを利用いただき、ありがとうございました。そして、代表取締役社長執行役員CEOへのご就任おめでとうございます。そんな中、kaekaの伝え方トレーニングを選んだ理由を教えていただけますか?

永嶋:社長に就任することで、社員や周りの人に方向性を示したり、単純に人前で話す機会が増えると思いました。今まで、話すことや人前に立つこと自体は苦ではありませんでしたが、周りの人の心を惹きつける話し方や、話の起承転結の付け方、ユーモアの交え方等のスキルが身についていないと感じていました。

そのため、話し方をスキルとして上達させたいと思ったのがkakeaのトレーニングサービスの受講を決めたきっかけです。

自分の思いを語ることがなんとなく恥ずかしかった。ご自身の話し方の課題とは?

千葉:そうだったんですね。永嶋さんご自身は、どのような課題を感じてらっしゃいましたか?

永嶋:やはり、人を惹きつける話し方が課題だと思っていました。人を惹きつけるためには、自分の気持ちを言葉で表現してストーリーとして伝えていくことが重要だとは思っていたのですが、なんとなく自分の話をすることに対して恥ずかしさがありました。

もしかしたら、多くの人が自分の経験や感情を「語ること」に対して恥ずかしさを感じているかもしれません。自分もそうでしたが、語るトレーニングを実際に受けてみて、その楽しさに気づいたとともに、自分自身の思考の整理にもなりました。語らないと、人をまとめたり率いることはできません。だからこそ、語るということは、社長やリーダーにとって必須のスキルだと思います。

自分にしかできない話をする。実際にトレーニングを受けてみての感想

千葉:確かに「話し方」といったハードスキルと「話す内容」のソフトスキルのバランスが大事ですし、kaekaとしても大事にしています。実際に、伝え方トレーニングを受講されたご感想をお聞かせください。

永嶋:トレーニングを受けてみて、自分や気持ちについてしっかりと出し切ることが「話し方の本質」だと感じました。そもそも、「なぜこの話をしようと思ったのか?」「なぜそう思ったのか?」と自分自身を深ぼっていくことで、自分の心を燃やして、自分にしかできない話をすることが、何よりも重要だと思うようになりました。

この本質には、トレーニング中に、代表就任スピーチを作成したことで気づくことができました。最初に作成したあっさりとしたスピーチを見てもらった際、トレーナーさんに「人間らしさ・自分らしさがないので、もっと永嶋さんの気持ちを乗せてみてください」と言われたことが、今でも印象深く覚えています。

千葉:永嶋さんがご受講を始めた際はご自身のご経験でも、まるで他人の話のように、事実情報のように語っていらっしゃることが多かったですよね。これがトレーニングを通して変化していったと思うのですが、どんなところを意識することで変化が起こりましたか?

永嶋:最後に準備した代表就任スピーチの作成を準備する過程で、気持ちを話すことの重要性に気づきました。何回もスピーチを作成し練習しているうちに、自分の本当の気持ちを話せるようになりました。そして、気付くことで、本当に自分はそう思ったか?と自問自答できるようになり、スピーチに気持ちがこもり始めたと思います。

他にも、これまでは「ここまでしかできなかった」と話していた内容を「ここまではできた、だけどもっとこうできる」というふうに、必要以上に下げるのではなく、前向きなメッセージを伝えられるようになりました。

千葉:素敵ですね。気持ちを話すということは簡単そうに聞こえますが、実際は難しいですよね。

永嶋:そうですよね。だからこそ、kaekaをはじめ人と一緒にトレーニングを積めたことがとても良かったです。自分の気持ちは、自分自身だけだとなかなか気づけません。ですが、「なぜそう思いましたか?」「これってこういうことですか?」と人から問いかけてもらうことで、自分は本当はこう思っていたんだな、と自らの気持ちに気づくことができました。他者からの問いかけを通して、本当の自分と気持ちを客観視できるようになりました。

一つの方向性を示すはじまりをスピーチを通して作成できた。
代表就任スピーチを振り返って

千葉:お話にも出ていましたが、永嶋さんの集大成として、代表就任スピーチがありましたよね。そのスピーチはどのようなプロセスで作成して練習されていましたか?

永嶋:代表就任スピーチの原稿作成は2ヶ月ほど、トレーニングは2・3回ほど準備しました。代表就任スピーチという最初が、これから人を率いていく上で肝心だと思っていたため、どのように自分の思いをを伝えていくのか?と意識しながら準備を進めていきました。

代表就任スピーチの出来は、120点だったと思います。聞いてくださったからから「よかったですね」という言葉をたくさんいただけましたし、グループ内外の方々からもお褒めの言葉をいただくことができました。たくさんの人に見てもらい、気持ちを乗せたスピーチになったことが大きな要因だと思います。

何より、自分が一番スピーチの出来に満足しています。成功したという感覚を得られましたし、社長交代の場を盛り上げることができました。スピーチを通して、会社としての一つの方向性を示すはじまりを作れたのではないかなと思っています。

語ることで人を惹きつけていきたい。今後のビジョンは?

千葉:永嶋さんの今後の目標やビジョンを教えてください。

永嶋:今後は、この会社を不動産業界のインフラにしていくことが目標です。会社を大きくするのと同時に、産業変革をしていきたいと考えています。こういった目標を達成することは、自分達の会社のため、業界のため、そして日本のためになると信じています。

そのためにも、これからもまだまだ方向性を示していく必要性があるのですが、kaekaのトレーニングが生きるだろうと確信しています。実際に、今度全社集会があるのですが、そこで話す内容もメッセージやストーリをきちんと組み立て、自分の気持ちを表現したり、示したい戦略にどのようにストーリーを持たせるかを考えるようになりました。自分の話を通して人を惹きつけて納得感を持ってもらうためにも、kaekaのトレーニングが生きています。

千葉:応援しております!最後に、kaekaの受講を迷っている方に対して一言お願いいたします。

永嶋:語るということは、リーダーにとって必須のスキルである一方で、自分と同じように語ることが恥ずかしい人は多いのではないでしょうか。ですが、本当に事業を動かして結果を出したいと思うのであれば、「恥ずかしくてもやったほうが良いと思うのであれば、踏み出してみるべき」だと思います。恥ずかしいと最初は思っていても、必ず結果は出るはずです。

そして、語ると決めたのであれば、kaekaのトレーニングサービスを使うことで、一人ではなくいろんな人の視点を得ることができます。6ヶ月間トレーニングを受けることで、これから先の人生10年20年も役立つスキルを得ることができます。そして、語るということは、理解さえできれば誰でも絶対できることです。だからこそ、やらないのは勿体無いと思います。ぜひ、リーダーの皆さんには「本気」で取り組んでみていただきたいです。

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