2020年9月29日(火)

秋葉原に行ったのは久しぶりのことだった。等間隔に立ち並び、ひとたび目を合わせようものならつかつか距離を詰めて話しかけてくる呼び込みの一群は、貴様らはポケモントレーナーか? ハナダシティ北部のゴールデンブリッジか? と糾弾したくなるものだったが、かといって一切眼中にありません。みたいな態度を取られる、というか、いかなる態度も取られないというのも、それはそれで得も言われぬ気分になるのだった。ドバイ送りの友人の、会費は払ってもらうので送別会ではないけれどもそれに類する会合は、普通に楽しかった。彼が期限不明でドバイに赴任するという事実が私にもたらすはずの寂しさを、私はうまく測り損ねているのかもしれず、特になんとも思っていないと思っているが、果たしてどうなのだろうか。

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