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初心者大歓迎「さかとケ」お手伝いワーク体験レポート

「帰る場所」をみつける体験、チャレンジしてみませんか?

こんにちは。「さかとケ」エバンジェリストを目指している、おっぎーです。
今回は新潟県南魚沼市のryugon敷地内にある、ワークインレジデンス「さかとケ」をまだ体験したことがない方々に向けて、実際にどんな宿しごとのお手伝いをして、どんな過ごし方をするのか?を、実体験をもとにレポート形式でお伝えします。


【解説】ワークインレジデンス「さかとケ」とは?

移住でも2拠点居住でもなく、いつもの旅行体験とも違う
「5時間の宿しごとのお手伝いワーク」が
宿泊料代わりになる、新しい旅の過ごし方

・帰る旅の拠点となる「さかとケ」は新潟県南魚沼市の「古民家ホテル ryugon」敷地内の一角にあります。全4室のシングルルームに泊まりながら宿しごと(5時間)+自室清掃を手伝うことで宿泊料が免除になるワークインレジデンスです。
・例えば、有給休暇をとって地域の一員のように異日常体験をしてみたい人、日中はリモートワークをしながら暮らすように旅する体験をしたい人、大学の授業の一環で地域の中で実証実験をしながら滞在したい学生、など使い方はさまざま。
・「さかとケ」を拠点に、域外から来た人が土地に住む人との関係性を育み、「帰る旅」を一緒につくる仲間となればと考えています。
※さかとケ公式サイトはこちら


「さかとケ」のお手伝いワーク体験記

・「さかとケ」滞在は「ただいま~」から始まる

7月下旬梅雨が明けた、南魚沼。わたし(おぎー)は、今回もさかとケへ帰ってきました。
「ただいま」「おかえり」と宿スタッフの皆さんと再会の挨拶を交わして、ryugonスタッフと同じ制服(さかとケ初めて参加の場合は、ユニフォームのさかとケTシャツ)を受け取りながら、最近の宿の様子とか、南魚沼の様子、今日の予定を聞いてチェックイン。いつものように「さかとケ」の個室に向かいます。
わたしはすでに控えめに言って10回以上訪問しているので、スタッフの一員のような気持ちになってますが(笑)、皆さんの場合も、きっと2回目の「さかとケ」訪問からは、顔なじみのスタッフに会うたび、「ただいま~」と自然とこぼれてしまうんじゃないかと。なんだか南魚沼の親戚の家っぽい雰囲気を感じると思います。

今回、宿泊滞在する個室に入ってちょっと一休み。そして、いよいよ宿「古民家ホテル ryugon」のお手伝いワーク(ハウスワークと呼んでます)の準備を開始。身支度を整えて、現場へ向かいます。
今回は、別のネットワークで知り合った友人と共にハウスワークへ参加しました(「さかとケ」への参加を共感して参加してくれて、とてもうれしく思いました!)。

・1泊目「さかとケ」のハウスワークは、夜の部を体験!

夜の部のワークの定番は、レストランの洗い場での皿洗い。宿泊業やサービス業に経験がない初めての方でも、バックヤードなので緊張することなくワークへ参加できると思います。
お客様の入れ込み状況によって、開始は17時または18時ごろから5時間お手伝いします。
いざ、エプロンを付けて皿洗いの現場へ!
食事後の食器類を洗浄機にかけて、少し残った水分をタオルでふき取り、種類別に整理していきます。グラス類は、ガラスへ傷がつかない専用の布を使って丁寧に磨きます。
皿洗いすると、宿でお客様に提供する食は、結構な種類の器やグラスがあることに少し驚かされます。最初は少し戸惑うかもしれませんが、視覚的にわかるマニュアルもあって、困った時は担当スタッフの方が教えてくれるので、すぐになれると思います。

ワーク開始後なので余裕かましてます(笑) 手前がわたしです


「ryugon」のレストランでは、お客様の食事の時間帯が2部制となっていて、提供時間帯に合わせて「料理作る人⇒料理をサーブする人⇒片づけて洗う人」の3つの流れがあるようです。前菜用、メイン用など、コースの食事提供タイミングに沿った、お皿が順次必要となります。そのため皿を洗う順番を間違えると、提供タイミングに必要な皿が不足する場合もあるので、その点はホールリーダーに聞いたりしながら少し注意が必要だとやってみてわかりました。

わたしは、かなりのベテランのお手伝いなので(笑)、いまはryugonスタッフと同じ制服が渡され(!)、レストランの現場へ立って食器を下げたり、食事終わったお客様のテーブルを片づけたりするようになりました。だんだん慣れてくると、その他にもドリンクの準備等できる領域が広がっていくのが面白いです。

なれるとワークの幅も広がり、認められた感があってちょっと嬉しい

(本業は全くの異業種、ITエンジニアなんですが)せっかくここでお手伝いするなら、お客様のために最善を尽くしたいなと思っていまして。お客様の反応を見て瞬時に判断するためには?と、ryugonスタッフの皆さんとコミュニケーション取って、色々とアドバイスをもらったり、レストランが終了した後には質問したりして。自分なりにできる範囲を広げることが面白いです。この地域に暮らすスタッフの皆さんとのコミュニケーションの幅も広がるのもいいなと思ってます。

・2泊目は、昼の部のハウスワークを体験

今回は2泊したので、翌日は「昼の部」のワークを体験。主に客室の清掃とベッドメイキングを行いました。
リネン類を回収してかたずけて、ごみをまとめ、部屋の清掃をして、ベッドメイキングの後で、仕上げ清掃をするという一連の流れをそれぞれの部屋で行います。
こちらの方が夜のワークより動きが多めの仕事かもしれません。でも各部屋をきれいにして次のお客様を迎える準備をするのは、自然と心も整うし、達成感もあり、やりがいもあるワークかと思います。

「ryugon」の館内には、一部外に出て客室へ向かう棟があります。冬季はその通路に雪が積もるので、雪かきを手伝うワークもあります。実は雪かきにもコツが必要で、雪国ならでは!の体験です。ぜひチャレンジしてみてください。

・「さかとケ」滞在中に利用できること

「さかとケ」滞在中は、我々が泊まるシングルルームだけでなく、小キッチンのある共用スペースでの自炊を使うことができます。
シングルルームにはベッド、ソファ、ワークスペース、冷蔵庫、エアコン、テレビ、ユニットバス、トイレ、金庫があります。共同スペースには小キッチン、電子レンジ、オーブン、いくつかの食器類と調味料、2階の奥に洗濯機があります。
そのほかに、「ryugon」館内のパブリックスペースである大浴場で温泉入浴したり、ラウンジを使うこともできます。

「さかとケ」メンバー推薦の本が置かれた、シングルルームのデスク
シングルルームのベッドリネンは、ryugonと同じ枕カバー、布団カバー
各室にはユニットバスも

皆さんが滞在中に、現地で食料を調達するなら、「さかとケ」から徒歩5分程度の立地にセブンイレブン、もしくは徒歩20分程度の六日町駅前にあるスーパーララがおすすめです。過去さかとケへ参加した皆さんからの情報はさかとケのコミュニケーションスペースにありますので、いらした際に見てみてくださいね。
※以前に紹介したワークレジデンス「さかとケ」の記事も併せてみてもらえたら参考になるかと。

雪のない時期は、電動自転車も借りることができるので、フリータイムに食料の調達や南魚沼市内散策に使うと、行動範囲も広がります。
すぐそばに魚野川の河原もあって、自転車やランニングにぴったりです。

自分の帰る場所を、みつけてみませんか?

・「さかとケ」滞在をとおして得られること

今回は「さかとケ」でのハウスワークの様子を書いてみました。何度も通うことで「場と関係性」が育まれ、知っている人が増えて仲間になり、帰る場所となる体験に、もし共感してもらえたら…ぜひチャレンジしてみませんか? いくつになっても「自分を変えたい!」と少しの勇気を持てば、変わるチャンスがあると思います!

本日も読んでいただき、ありがとうございました。
ぜひ「さかとケ」でお会いできたら嬉しく思います。

※さかとケ公式サイト


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