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「甲州市かつぬまぶどうまつり」の漢字と平仮名のバランスについて考える。

・「甲州市かつぬまぶどうまつり」に行ってきた。最高だった。

・しかし「かつぬまぶどうまつり」を全てひらがなにされると読みにくい気がする。どこまでひらがなに開くか、センスが問われる問題だ。

・自治体が運営母体だから”甲州市”はトップに入れなければならないとして、確かにそれに続く”勝沼”はひらがなの方が読みやすいし、漢字にすると”祭り”の雰囲気とは馴染まないカッチリ感が出てしまう。

〇「甲州市かつぬま」
×「甲州市勝沼」

・なので「甲州市かつぬま」までは決定(でも勝沼ってひらがなにすると「ぬ」のせいで間抜けに見えるな「かつぬま」)。

・また「葡萄」は漢字にするとあまりにもなのでカタカナかひらがな。でもカタカナを使って「甲州市かつぬまブドウ」にすると、序盤に一気に3種も入り混じる構造になるのでノイズ。すると「ぶどう」はひらがな。「甲州市かつぬまぶどう」まで決定。

・最後「まつり」だが、「まつり」のカタカナ「マツリ」は常用的でないからナシとして、漢字かひらがなの選択肢が残されている。

①「甲州市かつぬまぶどう祭」
②「甲州市かつぬまぶどう祭り」
③「甲州市かつぬまぶどうまつり」

・ここ難しいね。初見では①だろうか。漢字で始まって漢字で締めるのは落ち着く。が、「かつぬまぶどう」が結構見た目長いから「祭」だけだと下半身の安定が少し悪そう。さらに、ここにも柔らかさを入れるなら②かな。改めて考えてみても③はちょっと視認性でナシかな…。

70年もやってんのかい

・でも70年前からこれならもう背景の強さに負けて変えられないかも。「ずっとこれで問題なくやってきている」という強みがあるから、多少視認性に課題があったとしても一蹴されちゃうだろうな。修正を提案する側としても、そんなにコストかけて取り組むべきクリティカルな課題じゃないだろうしね…。

おわり


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