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天草でお茶碗をもらう

昨日は日曜日だったが、天草で1時間ほどの仕事があった。
せっかくなのでと、ドライブがてら15歳年下の妹も連れて行った。

道中、私が神奈川から熊本に帰ってきた時の話をした。
妹が「そんなきつい時期があったなんて知らんかった」と言ってハッとした。
そういえばあの時はどん底だった。
私は自己嫌悪の塊だったし、希望がなかった。
死ぬ勇気もなくただ生きていた。
人前で歌ったこともなかった。
その時と自分と比べると、私は良くここまでやってきたと思えた。
最近少し落ちていたけど、全然大丈夫だと、心が楽になった。

仕事を終え、天草本渡にある窯元「丸尾焼」に立ち寄った。
店内に入ってすぐ、目についたお茶碗があった。

自然光で深い緑がより鮮やかになる

最近ご飯は100gにしているので、小さめの器が欲しかったからちょうど良いサイズだった。デザインと色も気に入った。
でも、以前より収入が減ったので我慢することにした。今の器で事足りるし…

「買わないの?」と妹。
「すごく欲しいけど、稼いでからまた来るよ」と言うと、妹が
「なっちゃんもうすぐお誕生日だよね。私が買ってあげる!」

これから毎日、自炊をする度に私を思ってくれる妹を思い出せる。
幸せを、日常の中で感じられる。

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