見出し画像

妊娠中に腎盂腎炎になった話

 妊娠8ヶ月の頃、結婚式まで2週間というある日。腰が痛くて堪らなくて、少し動いただけで激痛が走りました。

 元々腰痛持ちだったのに加え、お腹も大きくなって腰に負担がかかっているのだろう、と思っていました。でも、明らかに異常な痛みで、体勢を変えるのも辛く電流が流れるかのような痛み。

 とりあえず妊婦用の整体に行こうかと思っていたのですが、念のため熱を測ってみると38度以上。(コロナ前)ということで産婦人科に電話をして症状を説明すると、すぐに受診するように言われました。

 そして産婦人科で検尿をして診察を受けると、先生が一言。
「腎盂腎炎かなー。」
その後の検査で腰を叩かれた時の痛みたるや・・・。痛すぎて、本当に椅子から飛び上がりました

 腎盂腎炎とは腎臓に細菌が感染する病気で、膀胱に侵入した細菌が腎臓に達することで起こるそうです。この病気のことは知らなかった上に、あまりのしんどさゆえ、お腹の赤ちゃんに影響がないのかが心配でたまりませんでした。
 それでも幸い、赤ちゃんには害はないとのことで一安心。ここからはただただ、自分のしんどさとの戦いでした。

 帰宅した後も丸一日39度以上の熱が下がらず、深呼吸しようとするだけで激痛が走る腰。看病に来てくれていた看護師の義母も流石に心配し、もう一度病院に行ったところ即入院となりました。

 入院初日の夜は、痛み止めを飲んでも眠れないほどの痛み。ベッドで横になっているだけなのに、のたうち回る程痛いのです。

 そして、とにかく細菌を体外に出す為に大量の点滴をしていた為、2時間おきのトイレ。個室のトイレであったにも関わらず、砕けそうな痛みの腰で行くにはこれまたしんどくて・・・。でも、「とにかく水分をとって排泄すればするほど良くなるからね!!」という看護師さんの言葉を励みに、ひたすら水分を取り続けました。

 するとその言葉通り、3日間の入院で驚く程回復したのです。

 ずっと痛みに耐えながら、ベッドの上で天井を眺めるだけの3日間はとても長く感じましたが、ずっとお腹につけていたモニターで元気な赤ちゃんの心音を聞いていられたのが救いでした。

母体がしんどいので、赤ちゃんも弱ってしまったらどうしよう、と不安になってしまっていたので。この時までほとんどつわりもなく、順調な妊娠生活だったゆえに、突然の体調不良ともなると心配で堪らなくなるものです。

 そして1週間程自宅で安静に過ごし、心配していた結婚式も無事に予定通り挙げることができました。

 しかし、結婚式も無事に済んだことだし出産までゆっくり過ごそう! と思っていたのが、まさかまた入院することになろうとは。

 それについては以下の記事をご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?