そのだくらげ

未来の娘たちに捧げる自叙伝。 北国の田舎→ニュージーランド→浪速。 くらげの様に漂いな…

そのだくらげ

未来の娘たちに捧げる自叙伝。 北国の田舎→ニュージーランド→浪速。 くらげの様に漂いながらも、後悔のない人生の記録。 本業の写真の事、住んでた国の事、行った国の事。 そして自分が忘れたくない感情のあれこれ。

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娘たちに捧げる自叙伝

初めまして。そのだくらげです。 私には秘密のメモがあります。 非常にシンプルでくだらない、私が日常で思っていることや感じたことの忘備録です。誰かに話す程の事ではないけれど、なんとなく忘れてしまいたくなくて、こまめにそっと書き残しているメモ達。 海外生活で感じたことや経験、仕事の事や思い、何かを経験した時に感じたこと、吐き出さないと苦しくなる気持ち、家族の事、自分へのエール。自分の気持ちや思いを整理するために残しているメモが、もう溢れそうなのです。 なのでいっそのこと、未

    • 南十字星ってこれです。

      南半球で見ることのできる南十字星。 (とは言っても、日本でも沖縄本島よりさらに南の諸島ではギリギリ見えるところもあるそうです。) オーストラリアやニュージーランドなどは、国旗にも南十字星が描かれているくらい一般的な星座です。 日本ではお目にかかれないからこそ、一度は見てみたいと思っている方も多いのではないでしょうか? そこで、私が実際にニュージーランドで撮影した写真をお見せしたいと思います。 この4つの点が南十字星です。 ニュージーランドでは1年を通して見られますが、特

      • ニュージーランドの景色は、天国に近いのかもしれない

        ニュージーランドで8年近く暮らしていたそのだくらげです。 今ではすっかり日本の生活に慣れきってしまい、ザ・日本人な日々を送っているわけですが、過去の写真をゆっくり整理しながら改めて眺めるニュージーランドの写真たちは、そこがまるで天国であるかのような、この景色の中で暮らすことが当たり前だったあの日々がまるで幻であったかのような、懐かしくも少し切ない気持ちにさせてくれたのでした。 そこで、数ある写真の中から、天国に見える写真が多かったテカポ湖周辺から厳選してご紹介します。 自

        • 語学留学、渡航前後の理想と現実

          留学する前は、たくさんの理想に心躍りワクワクするものですが、ここでは私が経験した、語学学校への留学での理想と現実についてまとめてみました。 どんなに意気込んでも高確率で日本人の友達はできる 私もそうでしたが、留学を渡航前は「英語上達のために日本人の友達は作らないぞ!」と意気込むものかと思います。 でも、日本人の友達はできます。 その環境に日本人がいる限り、やはり仲間意識は芽生えます。 でも、経験した上でいえることは、留学先で日本人の友達ができることは決して悪いことではな

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          留学先で日本人の友達は作らない!と意気込んでいる人へ

          どんなに決意を固めても、日本人の友達はできる 私もそうでしたが、留学を渡航前は「英語上達のために日本人の友達は作らないぞ!」と意気込むものかと思います。 でも、日本人の友達はできます。 その環境に日本人がいる限り、やはり仲間意識は芽生えます。そして同じ国の同じ町、同じ学校を選んで来ている時点で、ほぼ気が合います。そんな仲間とは大変な時に助け合うことができますし、異国の地では確実に心の支えにもなるでしょう。 でも、経験した上でいえることは、留学先で日本人の友達ができることは

          留学先で日本人の友達は作らない!と意気込んでいる人へ

          約8年暮らしたニュージーランドから突然帰国することに決めた理由

           約8年暮らしたニュージーランド。留学当初からの目標は、永住権をとってずっとこの国で暮らすこと。そう思えるほどニュージーランドは肌に合っていましたし、働いていてもストレスのない生活に慣れきっていました。この国で暮らす年数が長くなるにつれ、むしろ母国の日本が遠い存在の国であるかのような感覚になり、年に1度長期休暇で爆買いする国という位置づけに。ですから帰国して日本に暮らすイメージなど1ミリもなかった訳です。  そんな筆者がなぜ突然帰国を決意したのか。 現地で学んだ写真と関係

          約8年暮らしたニュージーランドから突然帰国することに決めた理由

          接客は向いていないと決めつけていたのに販売員を始めて天職に出会った話

          販売員を始めた経緯は偶然の出会い  写真をニュージーランドで専門的に勉強していた筆者ですが、帰国前までの3年間は、とある日本人経営の土産物店で販売員をしていました。  これも不思議な縁で、新しい街に引っ越した直後で職を探していた最中、後に上司となる女性とプライベートで出会い、何度か会う中で新店舗のオープニングスタッフとして働かないかと声をかけてもらったのでした。  しかし正直な所、職を探していたとはいえ、あらゆる求人情報を見る中で土産物屋は選択肢から除外していたのです。な

          接客は向いていないと決めつけていたのに販売員を始めて天職に出会った話

          先天性食道閉鎖症が発覚した時の話②

          前回までの経緯は以下の記事で。 https://note.com/kaeuta_sono/n/nabdb45b9857d 初めて知る病名、先天性食道閉鎖症   不安でしばらく眠れなかったとは言え、やはり出産は大仕事だったので、知らないうちに少し眠ってしまっていましたが、深夜2時過ぎの夫からの電話で目が覚めました。そこで告げられたのは以下の事。 全部検査が終わったが心臓や脳は全く問題なかったこと。 喉にカテーテルを入れた時に、奥まで入らずに先端がカーブしてしまうから、も

          先天性食道閉鎖症が発覚した時の話②

          先天性食道閉鎖症が発覚した時の話①

           娘は先天性食道閉鎖症という食道の奇形で生まれてきました。当時はSNSをやっていなかったこともあり、この病気の疑いを知った時、藁にも縋る思いで検索したものの情報は豊富とは言えず、総合病院で直接医師から詳細を告げられるまで、頭が真っ白になりながら過ごしました。  現在娘はとても元気であるという事実を先にお伝えし、当時の体験談を綴ります。 産後ハイからのどん底  出産を終え、自室に戻ってようやくゆっくりと過ごしながら、我が子に会えた嬉しさで有頂天になっていた晩、看護師さんが突

          先天性食道閉鎖症が発覚した時の話①

          切迫早産診断から結局予定日超過。そしてついに誕生の瞬間

           妊娠8ヶ月で切迫早産と診断されたにも関わらず、結局予定日を2週間過ぎても生まれなかった為、誘発分娩になった筆者。  切迫早産と診断された時の話と誘発分娩の話は以下をご覧ください。  これを乗り切れば最高に幸せな瞬間が待っていると自分を鼓舞しながらも、野獣の様に数時間叫び続ける筆者。  本当に自分からこんな声が出ているのかと驚愕する程。叫んだところで痛みが軽減するわけではないけれど、自然と出てしまうのです。  子宮口は幸い順調に開き続け、お昼過ぎにはもはや痛みはピーク。

          切迫早産診断から結局予定日超過。そしてついに誕生の瞬間

          切迫早産と診断されるも、結局予定日を過ぎて誘発分娩になった話

           妊娠時、8ヶ月で切迫早産と診断されるも出産予定日を12日も過ぎ、まさかの計画分娩をすることに。その時のお話は以下の記事で。  そしてその日のうちに入院することに。 翌日から促進剤投与が始まるので、順調にいけば翌日中に生まれる。出産日がわかっていると家族への報告がスムーズで筆者自身も覚悟ができる反面、壮絶な痛みがくることもわかっているので、一気に緊張しました。  入院したら初めからLDRに入り、子宮口を開くためバルーンを入れ、これで順調に開いていればスムーズとのこと。

          切迫早産と診断されるも、結局予定日を過ぎて誘発分娩になった話

          妊娠中に腎盂腎炎になった話

           妊娠8ヶ月の頃、結婚式まで2週間というある日。腰が痛くて堪らなくて、少し動いただけで激痛が走りました。  元々腰痛持ちだったのに加え、お腹も大きくなって腰に負担がかかっているのだろう、と思っていました。でも、明らかに異常な痛みで、体勢を変えるのも辛く電流が流れるかのような痛み。  とりあえず妊婦用の整体に行こうかと思っていたのですが、念のため熱を測ってみると38度以上。(コロナ前)ということで産婦人科に電話をして症状を説明すると、すぐに受診するように言われました。  

          妊娠中に腎盂腎炎になった話

          切迫早産が発覚した時の話

           第一子妊娠中、ずっと不安に思っていたこと。それは、お腹の中の娘が標準よりかなり小さかったことでした。検診の度に、通常より2週間分小さいと言われ続け、「自分の栄養が足りないのかな?」「もっと安静にしないといけないのかな?」など、消えない不安が常に片隅にありました。  それでも、赤ちゃんの体は小さいなりにちゃんと成長し続けていて、先生にも「この子なりに大きくなっているから、個人差の範囲かなー」と言われていました。実際、16週頃から元気に動き始め、毎日赤ちゃんが成長しているとい

          切迫早産が発覚した時の話

          英語が話せるようになりたければ、まず渡航するべき4つの理由

           英語を習得するために留学を決めた人が1度は考えること。それは、ある程度勉強してから行くか、とりあえず行くか。これは筆者も考えました。  高校では英語科に通っていたものの、英会話はまったくできなかったため、少なからず不安はありました。高校を卒業してすぐに留学するか、大学に行ってある程度英語を極めてから行った方が良いのか・・・。  結局、思い切って卒業後すぐに留学することを選んだわけですが、最終的に思い立ってすぐに来て良かったと心から思ったのです。決断に至った訳は以下の記事

          英語が話せるようになりたければ、まず渡航するべき4つの理由

          留学を迷っている人へ。私が高卒で海外に飛び込んだ理由

           幼稚園の頃から英語を習っていたこともあり、小学生時代にはすでに外国に思いを馳せていました。特に、中学生の頃は留学への憧れが増して、その夢に一歩でも近づく為に英語科がある高校へ進学しました。  将来留学すること自体は決めていたものの、迷っていたのはいつ行くか。 当時の選択肢は、 ①高校を卒業してすぐに行ってしまう。 ②日本の大学でもっと英語を勉強してから、交換留学制度などを利用する。③大学まで卒業してからゆっくり行く。 途中までは②の選択肢が濃厚でした。 当時、英語

          留学を迷っている人へ。私が高卒で海外に飛び込んだ理由

          留学先にニュージーランドを選んだ理由

           ニュージーランドとの出会いは高校一年生の冬、学校の語学研修プログラムでした。小学生からの夢だった海外留学を実現する為に英語科がある高校に進学し、語学研修には絶対に参加するつもりではいましたが、国は正直どこでも良かったのです。そして語学留学のチャンスが訪れ、その時の行き先がたまたまニュージーランドでした。  しかし、恥ずかしながら当時の私は「ニュージーランドってどのへん・・・?」というレベル。研修に行くにあたってリサーチしていく中で「オーストラリアの隣か!へー!こんな所にあ

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