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ドイツコロナアップデート〜予防接種ダッシュボード現る(2021/01/18)

グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。今日でドイツでは100万回のワクチン接種を達成し、今後のワクチンの接種状況を視覚的に見せてくれるCovid-19の予防接種ダッシュボードのお披露目もありました。緊急警報アプリのNINAちゃんは明日は会議だよ、こんな規制が強化されたよ、モデルナ製ワクチンドイツに初デリバリー、といった政府が伝えたいコロナ情報をプッシュ通知で教えてくれます。ダッシュボードも通知があったので早速見学です。

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ダッシュボードは今日公開されましたが元データはRKI(ロベルト・コッホ研究所)のサイトにデジタルモニタリングとして以前から日報としてウェブで公開されています

デジタルモニタリングについては「ドイツコロナアップデート〜ワクチン接種デジタルモニタリング(2021/01/12)」の過去記事をご覧くださいね!

そのRKIの公開データをより直感的に、わかりやすくみせたのが今回の予防接種ダッシュボードです。

COVID-19 Impfungen und Impfzentren in den Bundesländern/COVID-19 連邦州の予防接種および予防接種センターというダッシュボードです。名前はドイツ語らしく長いです。一番上、右側の数字1,139,297が累計接種回数です。これはドイツの全人口の1.4%にあたります。隣の31,152は前日との差です。週末は少なめになります。向かって左側が各州の統計です。

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メクレンブルク=フォアポンメルン州は累計で37,564回、続いてシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州が65,849回です。メクレンブルク〜が上位にあるのは1000人あたり23.36人でトップだからです。人口が少ないとこの数字は高く出ます。接種回数で言えばバイエルン州が圧倒的に高いですが人口も多いためインデックスでは16.29で5番目となっています。

本家のCovid-19ダッシュボードとスタイルが似ています。姉妹ダッシュボードといえましょう。本家はこんな感じです↓

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さてワクチンのダッシュボードに戻ると接種回数が時系列でグラフ化されています。全体はもちろん州ごと、複数選択も可能です。ワクチン接種は長丁場になりそうなので期間もズーム可能です。

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こちらは接種した人の内訳です。

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①Indikation nach Alter 年齢該当者
②Berufliche Indikation 職業別該当者
③Medizinische Indikation 疾病等による該当者
④Pflegeheim-Bewohnerin 高齢者施設や介護施設の入居者

のうち今のところ②の方が4割以上と多く接種を受けています。

RKIサイトはエクセル表でしたので円グラフになって見やすくなりました。

現在は優先第1グループが860万人が対象です。100万人が1回目の接種を受けたとはいえまだまだですな…。

第1優先グループの定義です。

①年齢 80才以上
②職業 医療スタッフ 治療、緊急治療及び救急サービスに従事する者等、新型コロナウイルスに曝されるリスクが非常に高い医療スタッフ、高齢者と接する介護職員や高齢者施設職員
③重大な疾病又は死亡に至るリスクが高い疾病の患者
④高齢者施設や介護施設の入居者

その他ダッシュボードにはドイツの地図があり、緑が濃いほど住民1000人あたりの接種回数が高く色分けされており、黄色のドットが予防接種を行うセンターを表します。ズームすると住所も表示。紫で囲まれたのは私の住むヘッセン州をハイライトしたためです。

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いかがでしょうか。ワクチン接種がどのよか進んでいるのかこのように日々グラフで示しながら情報公開するのはとても大切だと思います。英国のスピードに比べるとゆっくりですが、困難の中で懸命に国を挙げてワクチン接種を進めてくれていることはわかります。100万人が接種を受けてもまだ1.4%(しかも1回目)で気が遠くなるプロジェクトです。第4グループ(残り)の私がワクチン接種を受けられる日はいつの日かまだ見えませんので😅身体に気をつけて引き続きウォッチしたいと思います。

とりあえず、FFP2マスクもちょこっと買いました。バイエルンでは公共交通機関利用時にはFFP2マスク着用が義務化されました。ヘッセン州はどうなるのかまだ発表はないのですが…。割高で、コンスタントに調達できるかも不明。おそらく公共機関を使わせず、在宅勤務を増やすための一つのツールなのでしょう。でも出来れば普通のマスクにしておいてほしいな…。今日は薬局に行くと充分ストックはあるようでした。

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それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊

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