吉野家の常務の「生娘をシャブ漬け作戦」発言の問題の本質は本当に女性蔑視問題なのか?

先日、吉野家ホールディングスの常務が早稲田大学主催の社会人向け講座で若者を狙ったマーケティング戦略に関して、「生娘がシャブ漬けになるような企画」と発言をしたことが問題だとして、各社マスコミがバッシングを行い、同社はこの発言をした常務を解任したと発表がされた。

この発言の何が問題なのか、どこが問題なのかを冷静に考察してみよう。

まず、大手マスコミのバッシング内容としては、「女性蔑視だ」ということをあげている。

同常務の発言として、「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘な内に牛丼中毒にする」経営戦略を話したということだが、これがもし、「吉野家が地元にない地方から出てきた女性に吉野家の牛丼のファンになってもらえるような戦略」と表現していれば、問題にならなかったのだろうか。
下記の記事でも書かせ頂いたが、マスコミには共産主義者が多く、共産主義者は対立構造を煽って分断工作をすることを好むから、女性をターゲットにしただけで「女性蔑視だ!」として問題だと騒ぐのだ。
クリティカル・レイス・セオリー=批判的人種理論とは自国を破壊するための工作教育である|KAZU@AQUOIBONISTE|note

マーケティング戦略というのは、必ず特定のターゲット層に対して販売戦略を組むものであり、それを「女性」にすることや「若い女性」とすることや「上京してきた若い女性」をターゲットにすることは問題がないはずで、このような層をターゲットにすることが「女性蔑視だ!」ということになるのだろうか?

今回のマスコミ報道の結論は「女性蔑視」と「不適切発言」が問題だと取り上げており、「不適切発言」については、具体的に何が不適切であったのかは語られていないので謎である。
一方、「女性蔑視」に当たる部分としては、①女性をターゲットにしたことが問題なのか、②若い女性を「生娘」などと表現したことなのか、③「田舎から出てきた若い女性が吉野家を知らないこと」を馬鹿にしたことなのか、が考えられよう。

では、他の部分は問題なかったのだろうか?
筆者が気になったのは「牛丼中毒にする」とか、「シャブ漬けにする」といったところだ。
「牛丼中毒にする」という言葉自体は、「頻繁に牛丼が食べたくなるような、牛丼ファンにする」という意味だととらえれば、特に問題にならなさそうである。
「中毒」という言葉が「不適切だ」という見方もあるだろうが、言葉狩りの感が強いだろう。

「シャブ漬けにする」はどうだろうか?
「シャブ」という言葉は麻薬や覚せい剤という意味であり、「シャブ漬け」という言葉は、「麻薬や覚せい剤中毒」という意味である。
「牛丼の熱烈なファンにする」という意味を「シャブ漬けにする」と表現したことは、一種の放送禁止用語的なスラングを使ったという意味であれば、「不適切」と言える。
だが、この視点も「言葉が汚かった」程度のレベルであり、それ以上の問題ではなさそうだ。

筆者が一番気になったのが、「シャブ漬けにする」ということを言ってしまったことだ。
ファストフード店は、商品の利益率を高めるために原材料を劣悪なものを使用すると同時に、顧客のリピート率を上げるため、食品添加物や化学調味料だらけである。
実はこの化学調味料は麻薬と似たような作用で中毒性があるのだ。
ファストフード店は自社製品に「麻薬と似たような中毒症状の出る化学調味料を大量に使用している事実」は公言しない。
筆者はこのような麻薬的な化学調味料を大量に使用していることが常々問題だと思っているのだが、今回の発言でこの常務は吉野家の牛丼に中毒性があることを暴露してしまったといえる。

そう考えれば、「牛丼に中毒性のある化学調味料が大量に入っていることを暗に暴露してしまった」ことは、吉野家にとって非常に問題になるといえるし、それを知らされた社会一般の人にとっても大問題となる。
今回の発言が問題だとされた経緯はわからないが、「吉野家が顧客をリピーターにするために、敢えて中毒性のある麻薬的な化学調味料を大量に使用しているという事実を暴露したことが問題だ!」というニュースを「女性蔑視発言だから問題だ!」という問題にすり替えたのではないかと筆者には思えるのだ。
そう考えれば、真の問題を指摘せず、男女差別を煽ることで分断工作をしたマスコミが「女性蔑視発言」として取り上げることで、食の安全の問題を、共産主義者による社会分断活動に利用されたと言えよう。

常々、マスコミ報道は偏向しており、真実を知るためにインテリジェンスが重要だと筆者は伝えている。
今回の吉野家のニュースを見て、筆者は即座に「また重要論点のすり替えをしているな」と思った次第である。

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