「百田新党ばんざい!」と喜ぶ人は萩生田光一を全力で応援しているのと変わらない

民主主義や自由主義社会において、誰が何を信じようが自由であり、その人権は保障される。
日本国憲法の欠陥としては、「日本という国を文化も社会も国家も全て破壊してやる!」という活動家さえも、殆ど保障されてしまうことが挙げられる。
「日本を外国に売り渡します」と宣言する立憲民主党や、「日本を暴力的な共産革命によって破壊します」と宣言する日本共産党や、「日本のあらゆる権利を朝鮮に売り渡すことで日本を破壊します」と宣言するれいわ新選組も、日本国憲法がそのような活動を行う自由を事実上認めてしまっているので、彼らには日本国を破壊する活動をする権利がある。
そのため、残念ながら、このような日本を破壊しようとする政党を応援するのも自由であるため、本当にそれを望んでいるなら仕方がないといえる。

しかし、「私は愛国保守です!あらゆる勢力から日本を守ります!」と口では言いながら、実際には立憲民主党などよりも酷い売国活動をしている人たちがいるのだ。

普段は適当に「愛国だ!保守だ!」と叫んでいるだけで、肝心の時はうちわの間で情報発信をしているだけで、他の言論者の様子を見てつぶしに来るのだ。
そして、ご主人様から指令が出ると、謎の詭弁を並べ立てて、何故か左翼リベラルと同じ意見を表明して、愛国保守を潰したり、理由にならない理由で説得し始めるのだ。

そのような言論人や政治家は山のようにいるが、やはりLGBT法案の時に目立ったのが、長尾たかしや百田尚樹などだろう。

特に、百田尚樹の動きはとても興味深かった。
百田尚樹と言えば、普段は愛国保守言論人の顔をして、日本の国益の話をし、如何にも愛国保守っぽく振舞うのだが、中国や台湾の利権の話になると、途端に黙る。
安倍晋三元首相が生前、台湾半導体TSMCを日本に誘致するという超売国政策を進めていた時、真っ先にTSMCを宣伝し始めたのが百田尚樹だった。
百田尚樹はそれまで、半導体業界の話など全くしてきたこともなく、TSMCを推奨する理由は聞くに堪えないド素人の内容を堂々と発していたことがとても印象的だ。
安倍晋三がTSMCを推し、それを擁護するための言論活動費が百田尚樹に流れ、優良な台湾の顔をした中国企業TSMCを百田尚樹が推奨するという構図がまるで透けて見えるようだ。

安倍晋三が暗殺された後、突如として安倍晋三がTSMCの工場を熊本に誘致しようとして活動していたポジションに萩生田光一が就き、その後に急激に萩生田光一は脚光を浴び始めた。
安倍晋三を利用していたTSMCがらみの関係者が、安倍晋三の代わりに萩生田光一を置いたと見える動きがあり、突然、萩生田光一が「愛国保守」として現れたのだ。
これまでの言論の流れからすると、百田尚樹が真っ先にTSMCと萩生田光一を褒め称えるプロパガンダを流すのかと思いきや、何故か百田尚樹はLGBT法案を巡って萩生田光一を非難し始めた。
萩生田光一を非難していた人は他にも数多く現れ、その中でも一般人の深田萌絵さんは自民党の名で萩生田光一から脅迫状を送られて批難され、攻撃されたにも関わらず、LGBT法案を叩いた百田尚樹は一切攻撃されなかった。

もし、百田尚樹が萩生田光一の仲間でないのならば、百田尚樹もそれなりの報復を萩生田光一から受けているはずだ。
にもかかわらず、百田尚樹は立派な有志を見せてLGBT法案に反対し、しかも完全無傷となったのである。
安倍晋三を応援し、その後継者の萩生田光一を応援し、萩生田光一の計画を裏から工作を用いて支援していた百田尚樹が、突然、萩生田光一が全力で進めたLGBT法案に本気で反対するのだろうか?

これは出来レースの劇場でも見せられているのだろうかと思わずにはいられないほど、百田尚樹はLGBT法案を批判しても完全無傷なのである。
そんな百田尚樹が「LGBT法案が成立するなら、百田新党を立ち上げるぞー!」と言い出した。

一体、このような茶番劇にいつまで騙されれば人々は気が済むのだろうか。

偽りの「愛国保守」の政治家や言論人の事を、ある人は「劇団保守」と呼ぶ。
完全に売国左派リベラルの地位にいるにも関わらず、「私は保守です」と嘘を演じる政治家や言論人たちの事を「劇団保守」というのだ。
「劇団保守」に所属するピエロたちに騙されて、このまま日本が衰退していくのを見て演劇を楽しんでいるほど、われわれに残された余裕はないはずなのである。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?