リスク管理と陰謀論:陰謀の可能性があるのならば、それを疑って対処するのが当然である

臭いものには蓋をする。
面倒な問題が有れば見なかった事にする。
これらは人間の特性を表したものであり、特に日本人が得意としていることだ。

社会には様々な問題があり、その多くは深刻なものばかりだ。
あらゆる問題は一歩でも足を踏み入れるとどれも解決するために多大な時間と労力を必要とするものばかりだ。
そうやって積もり積もった問題は山積みになり、どれも深刻になり、いよいよ日本という国がなくなろうとするレベルまできている。


社会問題の多くは世界の支配者たちの僕となった者達によるものも多く、それらの問題を自ら創り出した張本人達がその事実を隠したいという欲求と、深刻な問題があるという過酷な現実から逃避したい者達の欲求とが合致して、「これは陰謀論だ!だからそんな問題はない!」としてしまう。

新型コロナワクチン接種による薬害問題は正にわかりやすい一例だ。
日本国民の大多数が打ってしまった上に、ワクチンを推奨したり接種に関わった利害関係者も多数に渡る。
そのため、打った人の多くは「自分も薬害被害にあうかもしれない」という逃避的心理や、「まさか大多数の日本人が薬害被害にあうだなんて信じられない」という想像力の欠如から、「陰謀論だから関係ない。問題ない。」という逃避行動に走って問題から目を背ける。
利害関係者になってしまった者は更に深刻で、自分がとんでもない加害者になってしまったという現実が受け入れられないため、「俺が殺人者なはずがない」という心理から、新型コロナワクチンの薬害の事実を未だに完全否定する医師も多い。

本来ならば、医療関係者を含めた大多数の日本人がとんでもないレベルの詐欺にあったのであり、本来ならば厚生労働省を解体する事を前提とした国家レベルの医療体制の見直しが必要なはずである。
にも関わらず、多くの国民は政府や厚生労働省の責任問題を追求することもなく、引き続き原則は公正な組織として厚生労働省の指導を受け入れる事を決めた。
これは正に連続殺人犯を特定しておきながら、逮捕したりせずに、そのまま野放しにするのと同じようなものだ。


そもそも、その問題が現実の問題となり得る可能性があるのであれば、その問題が現実化するという最悪の事態を想定して対処・対応するのがリスクに対する基本姿勢である。
その問題が実際にデマ(あるいは、陰謀論や都市伝説といわれるもの)であろうがなかろうが、その危険性があるのであれば、最悪の事態を想定して対処しなければならない。
現代社会では世界の支配者たちの支配力があまりにも強大になってしまったため、殆どのリスクは想定する必要があり、「陰謀論だから関係ない」と考えるのはお花畑すぎる。

備えあれば患いなし、なのである。


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