篝 永昌/AsaHi

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篝 永昌/AsaHi

22歳のしがない物書きです。大学生やってます。どうぞよろしくお願いします。 Twitter @KGR2655__Main お気に召したらフォローお願いしまする

マガジン

  • 【エッセイ】偶帳・冬雪抄

    5年ぶりの『続・この文章は何の意味も持たない、ただ書いてみただけのものです』

  • 彩の旅

    ──それは、モノクロの世界を旅するひとりの愚者の物語。

  • 彩の旅の裏話

    中編小説の『彩の旅』を執筆している上での悩みや設定の一部を公開しています。 一部引用しているものもあるのでフッターに注もあります。 設定資料集の一つとしてお楽しみください。

  • 【設定資料】Materials

  • Fate/Dead Line

最近の記事

【ブログ】偶帳・冬雪抄 号外『彩の旅(同人誌版)/仙台コミケ275』

偶帳・冬雪抄 号外『彩の旅(同人誌版)/仙台コミケ275』 ○はじめに  仙台コミケおつかれさまでした。カガリも参戦しておりました。弊サークル『spectrum』の同人誌をご購入いただき、ありがとうございます。今後も、よろしくお願いします。  前置きになりますが、実は、弊サークル内では第五人格がド流行りしており、前回の仙台コミケ終了後、メンバーのうちの一人であるたつがやっていたのを見て、僕も始めたのですよ。『spectrum』は主にDiscord上で活動しているサーク

    • 【エッセイ】偶帳・冬雪抄 第四段『ある友人の話』

      偶帳・冬雪抄 第四段『ある友人の話』  ある友人の話をしたい。  周知の事実とは思うが、僕は、思想がやや強く、友人が少ない。真の意味で理解してくれている友人は指を折るほどしかいない。  僕が出会った友人の中で、現在距離を置かれている友人がいる。その理由は「普通になりたいから」だった。ひょんな出来事でその友人と齟齬が生じてしまった。喧嘩ではなかったにしろ、あまり好意的な対応ができなかった僕にも原因はあるのは間違いない。変な話ではあるが、無論、僕はその友人のことを僕なりに大切

      • 【ブログ】年末の清算(2023)

         どうも、カガリです。メリークリスマスでした。  2023年ももうあとわずかになりましたね。暖冬も貌を変え、一気に寒くなりました。僕も炬燵がなければ、今頃死んでいたかもしれませんね。  寒くなったり、暖かくなったり、これはもうわかりませんね!  読者の皆さまは風邪等は引いていませんか。引いてないね? ヨシ!  とはいえ、年末なので、自分が今年一年何ができたのかを振り返る必要があったので、生存確認も兼ねてブログを書いています。  今年は創作関連で大きく動きがあった年でした。い

        • 【ブログ】偶帳・冬雪抄 第三段『星の大海/仙台コミケ274』

          偶帳・冬雪抄 第三段『星の大海/仙台コミケ274』  どうも、カガリです。  仙台コミケ、お疲れ様でした。今年も残すところわずか一ヶ月となりつつありますね。  まずはspectrumのブースに来てくださった方、立ち止まって見てくださった方、僕の本を取ってくださり、ありがとうございました。ぜひ、感想等をコメント欄やXなどのSNSで拡散していただけると幸いです。大体裏話等はあとがきに書いたと思うんで、本書を読んで頂ければなと思います。……が、書き足りないので書きます。  sp

        【ブログ】偶帳・冬雪抄 号外『彩の旅(同人誌版)/仙台コミケ275』

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          【エッセイ】偶帳・冬雪抄 第二段『もっと自信を持てばいいのに』

          偶帳・冬雪抄 第二段『もっと自信を持てばいいのに』  自分が言えることではないが、僕の身の回りには、劣等感を抱いている者が多い。「自分なんか、みんなと比べて……」、「あいつは俺らと比べて……」とか。正直、僕の知り得る限りでは、比較はすべての争いの種になるのであると考えている。  だからこそ、誰かと自分を比較する結果となる。残念ながら、他人と自分を比較することで得られるものは、つまるところあまりないのだ。  ――いや、訂正しよう。比較をすべきなのは、憧憬する人物なのだ。自分

          【エッセイ】偶帳・冬雪抄 第二段『もっと自信を持てばいいのに』

          【ご報告】BIGなニュース

          ご報告  どうも、カガリです。  ついにこの時がやってきました。BIGニュースです。わたくしこの度、多くの人の助力を経て、同人サークルの設立を致しました。  サークルの名前は『spectrum』です。スペクトラムというのは、連続体を意味し、一つに固定概念に囚われない多様性を表しています。本サークルには、小説のみならず音楽、イラスト、漫画、手芸など、さまざまな創作を行なっているメンバーがいます。メンバーは現在十八人います。全員が皆さんに発信できる状態ではありませんが、いずれ

          【ご報告】BIGなニュース

          【ブログ】近況報告(2023/sep)

           どうも、カガリです。  こちらの地域では、夜に鈴虫が鳴いているのが聞こえて、晩夏を感じる季節となりました。と思ったら台風13号が来ましたね。皆さんの地域は大丈夫でしたか?  現在、夏休みに入ってもう折り返しているのですが、相も変わらず忙しいです。新しい話を更新できないことは非常に申し訳ないです。皆様のコメントや、読んでくださった足跡は確認して、創作の糧にしております。まことにありがとうございます。  さて、本題ですが。最近何してるのかという話なんですけど。単刀直入に言うと

          【ブログ】近況報告(2023/sep)

          【ブログ】ちょっとした近況報告とちょっとした新情報

          はじめに どうも、カガリです。今さらですが、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。いやー、寒いですね。僕は北国出身ですが、それにしても寒いですね。  最近創作活動ができていませんが、現実世界の多忙ゆえです。ちょくちょくログインはしていたり、創作はしていたのですが、『破滅した世界を二人で旅する物語』だったり、『とある英雄と妖精姫の物語』だったり、『いろんな意味でハチャメチャな物語』だったり、どれもおかしな世界ばかりなので、アウトプットに時間がかかってしま

          【ブログ】ちょっとした近況報告とちょっとした新情報

          【二次創作小説】Fate/Dead Line 第二話 銀河鉄道の中で

           セイバーとライダーは言った。それは、紛れもなく藤堂 雅和が召喚したサーヴァントなのだという。  つまるところ、藤堂 雅和は聖杯戦争という殺し合いに巻き込まれてしまったのだ。 「こっちに来てくれないか? セイバー」  ライダーの声かけにより、後ろの車両に乗っていた誰かがひょっこり顔を出した。  藤堂は目を見張った。  可憐な少女だった。アンテナを模したような大きな髪飾りをつけた彼女は、不機嫌そうな顔でライダーの近くに寄ってきた。 「なんだ、不機嫌なのかい? 自分だけ除け者扱い

          【二次創作小説】Fate/Dead Line 第二話 銀河鉄道の中で

          【短編小説】臨界

           日付を跨いだ、繁華街のある夜。  彼は夜のアルバイトを終えて、家路に着いていた。  ほぉ、と白い息がでる。今日は寒い。  今日一日中働き詰めだったが、いまいち何かを遂行した実感が湧かない。形容するならば、そうするために生まれてきたような。 「──帰りたくねえな」  大きいため息を漏らす。あと五時間後には大学へ行くために電車に乗らねばならない。  なんのために生きているんだろう、とふと思う時がある。変わらない日常。自らの不出来を苛む毎日だ。  彼は双子のうちの兄だ。成績もト

          【短編小説】臨界

          【二次創作小説】Fate/Dead Line 第一話 夏森の聖杯戦争[1]

          1  藤堂 雅和が目を覚ますと、そこは見慣れない列車の中だった。まるで大正時代にタイムスリップしたかのようなレトロな木造列車。  外は夜で暗いはずなのに、なぜか地面が輝いている。 「ケンジ! この人、目を覚ましたよ!」  金髪の子どもが大きい声を出してケンジを呼ぶ。 「そんなに大きい声を出さなくても、ケンジは来るよ。ジョバンニ」  藤堂を目を覚まして非常に喜んでいる金髪の子ども──ジョバンニを諌める青髪の少年。 「何言ってるんだよう、カムパネルラ。大事なことはキチンと言わな

          【二次創作小説】Fate/Dead Line 第一話 夏森の聖杯戦争[1]

          【二次創作小説】Fate/Dead Line Prologue

           瞬きをも許されぬような速さで、藤堂 雅和の背中に何かが刺さった。女武者の槍だ。 「かたじけない。聖杯戦争のことは一般人には知られてはならぬ。某とて、そなたを殺めたいわけではなかった」  ひゅー、ひゅー、と音がする。 「六文銭の誓いにかけて、せめてそなたは極楽浄土へ逝けるように、ここに祈りを捧げておこう」  うまく空気が吸えない。  ──ふと、月を見る。  身体が、心が、魂が、紅に染まっていく。  ──これは死だ。  月が嘲笑っている。  これは運命なのだ。ここで死ぬこ

          【二次創作小説】Fate/Dead Line Prologue

          【中編小説】Fairy Tale(Novel Edition)Day 1 -Dover- intro.

            intro.  グロスターの城門を抜け、ブリテンの南部平原を歩く。  ブリテン最東端にあるドーバーに行くには、まず南部海岸に出る必要があり、海岸に沿って歩かなければならない。しかし、ノルマン領域とブリテン島の狭間にあるラ=マンシュ海峡は風が強く、徒歩で進むのには適さない。  平原を歩く手もあるが、途中に南部平原を東西に分ける『ヒマラヤ山脈』が存在し、近くにはエベレスト山という火山も存在する。  だが、山を経由すると山間にオックスフォードという村がある。一泊そこに停泊する

          【中編小説】Fairy Tale(Novel Edition)Day 1 -Dover- intro.

          【考察】Fate/Grand Order Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン

          ⑴はじめに どうも、初めましての方は初めまして。篝 永昌といいます。  先に申し上げますと、この記事はネタバレがあります。ネタバレを避けたい方はブラウザバックしていただけると幸いです。  突然ですが、私はFate/Grand Orderというソシャゲーをやっています。  分からない人のために説明すると、世界中の英雄を現世に呼び戻して、未来を焼却(今ある現在をなかったことに)された世界で、未来を取り戻していく物語です。  まあ、愚痴を言ってしまうと、メインクエストの更新がめ

          【考察】Fate/Grand Order Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン

          【中編小説】Fairy Tale(Novel Edition)DAY 0 -Lard Store-

            Day 0 -Lard Store-  夜は更けた。  街は眠り、道行く者は一人もいない。  アレだけ躍起になってアレキサンダーを追っていたあの警備隊も撤収した。  アレキサンダーは、ウンディーネに連れられるがまま、夜のグロスターを歩いていた。  理由は不明だが、今すぐ会わねばならない人がいるらしい。 「これから会う人はね、ブリテンの歴史に詳しい人よ……って、なんでそんなに浮き足立ってるのよ」 「警備隊にバレたらどうするのさ……」 「そんなにビビるなら、なんでブリテンを

          【中編小説】Fairy Tale(Novel Edition)DAY 0 -Lard Store-

          【エッセイ】偶帳・冬雪抄 第一段 『知らなかったんです』

          偶帳・冬雪抄 第一段 『知らなかったんです』  どうも、カガリです。  いやあのですね……まず弁明させてください。  僕はもうこのNoteを始めてから早いものでして、1〜2年くらい使ってるわけなんですけれども、それでもうまく使いこなせていない自覚があります。  私の小説とか読んでいただいたらずーーーっと文章が書き殴られてる感じで、味気ないでしょ?  本当はもう少し工夫して小説とかエッセイとか、みやすくできると思うんですよ。それは他の方々のクリエイターさんの記事とか見て

          【エッセイ】偶帳・冬雪抄 第一段 『知らなかったんです』