第五回 日経積立投資やってみた(2)

ならばリーマン後からならどうよ?
32年半でこの為体ですから今の若い人がアメ株に向かうのも仕方ありません。では、今、あなたは運よくリーマンショックのどん底にタイムスリップが出来るとします。そこからの積立ならば相当儲かってるんじゃないか?そう思うでしょう。では、161か月間の結果をご覧ください。

時価総額と含み益の推移(2)

健全な右肩上がりですので、平成元年からよりはいいパフォーマンスが望めそうです。では平均簿価はどうなってるでしょうか。

平均簿価の推移(2)

14,882円(+77.4%)です。あれ?どっかで見たような数字ですね。バブル天井からの積立てと比べて見ましょう。

平均簿価は僅かに160円の改善、含み率は2%も変わりません。何だかキツネにつままれたような気がしますが、面白いことにバブル以降積立のリーマンショック時点での平均簿価は「15,093円」と今と50円しか変わりません。要はバブル崩壊以降リーマンまでの平均値とリーマンからの回復期の平均値がほぼ同じということです。無論、年率換算すれば圧倒的にリーマン後の方が投資効率は高いですが。

明るい未来はないのか?

しかし、散々な投資成果です。バブルのスっ天井からスタートしてリーマン底で止めて冬眠してた場合と、リーマン底から積立始めた結果(含み率)がほぼ同じとは。しかもこれだけで長く投資しても倍にもならないとは...。では、無理やり明るい未来を探してみましょう。
391か月平均=15,044円
161か月平均=14,882円
その差は僅かです。しかも、この長短の移動平均は双方とも上向きで来年の2月ごろにはゴールデンクロスします。 当然初めてのことです。

こういう(↓)記事を見ると確実に時代は変わって来てると思うのよね。

今回は以上です。

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