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ラパチニブ

ラパチニブ(商品名:タイケルブ錠)

乳癌診療ガイドライン2022への記載も少ない薬剤。
主にトラスツズマブ使用後の進行例に使用され、カペシタビンやアロマターゼ阻害薬と併用する。

用法用量

添付文書

カペシタビン、レトロゾールの併用が前提となっており、用量が異なる。
カペシタビン併用時はAUCが高くなり、レトロゾール併用時はAUCが低くなるようだが、レトロゾール以外のアロマターゼ阻害薬については記載なし。
食事の1時間以上前又は食後1時間以降に経口投与」と特殊な用法にも注意が必要だ。

副作用

とりあえず記載が多い。
胃腸障害や皮膚障害がメイン。特に下痢(56%)は高頻度。
肝機能障害(8%)で死亡例の報告もあるので注意。

添付文書



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