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irAEアトラス(総論)メモ帳

オプジーボの非小細胞肺がんにおける副作用としては、間質性肺疾患、甲状腺機能異常、肝機能障害、infusion reaction、大腸炎•重度の下痢が多い。
また発現時期の中央値は2ヶ月付近で多いが、バラツキも多く、癌種によっても異なっている。
重篤化を防ぐためには、なるべく早期に発見することが必要であり、患者さんや家族への教育が大切。
irAE発現時は適正使用ガイド「有害事象の対処法アルゴリズム」を参考にする。
投与中止基準は関連する有害事象により異なるが、肺関連ではGrade1、皮膚関連ではGrade3、それ以外はGrade2が多い。
副作用発現時はステロイド投与による対応となるが、ステロイドによる副作用の管理も重要。長期間の治療ではST合剤の投与が、閉経後の女性や高齢者ではカルシウムの補充やビスホスホネートなどの投与も検討。
オプジーボ投与終了後も重篤な副作用発現が報告されている。多くは終了後60日以内に発現しているが、それ以上での発現も少なくはない。
そもそも、併用する薬剤や癌種によって細かく異なるため、一概にはまとめられないことが分かった。

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