FF14はFF7Rより数字が倍なので倍つよい。漆黒クリア感想。
令和6年、今更FF14を始める
FF14を初め、ヒカセン(光の戦士、FF14プレイヤーのこと)になって2ヶ月になる。
ぼくがFF14をプレイしてる間に、世間ではグラブルのコンシューマ版が出て空を旅したり、パルワールドで家畜を馬車馬のように働かせたり、FF7Rでミッドガルから飛び出して星を救うすべを探したりしていたが、ぼくは世界を救うために旅しながら馬車馬のようにエオルゼアで働いていたため、実質全部やったと言っても過言ではない。
なんで今さら始めたの?と聞かれてるとロスガルという獣人キャラにメス種族が追加されると聞いてケモナーの血が騒いだからだが、実はまだ全然追加されてない。じゃあ追加されてから始めろよと言われたらその通り。獣人キャラクリ着せ替え出来るゲームは貴重なため、ちょっと気が逸ってしまった。まあ、着せ替えのための資金を貯めていると思っている。
さて、ぼくが説明するまでもなくFF14は今や大人気MMORPGだ。しかし、ぶっちゃけストーリーにはあまり期待してなかった。というのも、ぼくは新生FF14のサービス開始当初に新生クリア(追加パッチなしの本編のみ)までプレイしていたが、まあMMOはこうなるよね、という感じのお使いゲーだったからである。
だが、歴戦のヒカセンたちは言う。
漆黒のヴィランズは面白いぞ、と。
ここからネタバレだから既プレイと永遠にプレイしないやつ以外見ないように
ぼくもゲーマーなので、いざプレイを始めたら普通に面白く、特に期待してなかったストーリーも追加拡張後くらいから結構良くなってきていた。お使いゲーの印象はままあるものの、今バケモンの召喚を阻止しようとしてるのに、いきなり世界の三大珍味を集めるお使いをさせられるなどという意味不明なことも少なくなり(タコタン許さねえ)、一応話の筋道に沿ったクエストが用意されるようになったのも大きい。
ぼくは強くて優しいイケメンが好きなので、イシュガルドはかなり良かった。3人のイケメンが交互に主人公を誘惑するので危うく夢女になりかけたほどである(男です)。
だが、それを超える超イケメン達が登場する拡張パッチが存在する。
漆黒のヴィランズとかいうオタクが好きな男詰め合わせセットである。
3人の超イケメンと、それぞれに共通するテーマ
個人的には、漆黒のヴィランズは過去から積み重ねてきたものと、未来へつなぐためのものの物語だと思っている。
崩壊した原初世界から過去を変えるために思いを託された水晶公、世界を救えなかった過去を引きずりながらも今を生きる人々を見つめるアルバート、そして未来を作るために犠牲になった古代人を復活させるために動くエメトセルク。全員が何かを喪い、その傷を抱えながら生きている。
特に作中では、過去が未来に繋がるという趣旨のセリフが、印象深いタイミングで繰り返される。
もうなんか3人のイケメンに対して感想をぶちまけたくてたまらなくなったが、Xではぼくが誘った漆黒未プレイマンがTLにいる。ネタバレに配慮し、このnoteに一人の超イケメンへのエモのブレスを吐き出すことにする。
過去を肯定する超イケメン、水晶公
推しである。
FF14をプレイしていて、「こんな雑用やらせんなよ」「結局ヒカセン任せじゃねえか」「なんか敵陣に突っ込んで一人で砦壊滅しろって言われてんだけど……」「もう扱いが戦術核だろ」とかとか、思わない人間は少ないと思う。ヒロイックな主人公を据えるRPGだから仕方ないが、どうやってもお使いや強敵に戦う役回りが回ってくるのはヒカセンだ。
だが、彼は我々の今までの旅路への強烈な肯定をもって登場する。
水晶公の目的は主人公が死ぬ未来を回避すること。そのために未来から過去を変えるためにやってきている。自分の歴史の滅んだ未来は変わらないと知りながら。
FF14というプレイ体験の中で、あの時助けた誰かの思いを、積み重ねて背負って、水晶公はヒカセンを救おうとする。
いやーこれは長い歴史をもつゲーム特有の妙だなあ。単発のゲームではなかなかここまでの説得力は出しにくいと思う。
先にも述べたが、ここの回想の入るタイミングも完璧。
世界を救うためにバケモノになりかけて、そのせいで世界を脅かしていて、自分がなんのために戦ってきたのかわからなくなった、そのときに「あなたの旅路に意味はあった」と告げてくれる。
おれはおれを好きな男がすきだ。人間大体そうであるため、ここで水晶公に落ちた人間は少なくないだろうと思う。
またこの男がいちいち喋ることが可愛いのでずるい。
またこの男が本当に自らの身を全然省みないし死亡フラグを立てまくるので、見ていて本当にこっちがソワソワする。よく生き残ったよお前は。ぶっちゃけ死ぬと思ったよ。
最終決戦でもしっかり見どころがあり、なんといきなり他プレイヤーを召喚する。
FF14って、ヒカセンじゃないと敵ボス(蛮神と作中で呼ばれている)と戦うと信者にされちゃうので、ヒカセン以外は戦えないっていう設定がある。だけど基本いろんなロールで協力して戦うゲームなので、ゲームシステム的には他プレイヤーと8人で挑むことになります。
この辺設定とシステムで齟齬が発生してたんですが、時空や世界を変える力をもつ水晶公なら、「稀なるつわもの」=他プレイヤーを召喚することも可能なんだなあと。ここは素直に感心した。
エメトセルクとの最終決戦も終始アゲアゲ(死語)だったので、本当に演出が凝ってるというか、今までの経験値が生かされてんなーと思います。
さすがスクエニの収益の3分の1を占めるゲーム……。
以下、ほか感想を雑にまとめ。
・とりあえず脱がされる男、サンクレッド。お前は言葉が足りないよ!!!!不器用なイケメンがすき!!!!
ナッツイーターを相棒呼ばわりしてるのは笑う。
・アルバート同化後に最後に斧なげるのは""ズル""です。魂が息づいてるんじゃないよ、最終決戦の決め手になるのはもうズル。そしてこの笑顔ですよ。青ニート亜種とか呼んでごめんね。
・「おーい、不法侵入者ー」とか、軽口言い合える仲のキャラクターは結構貴重だった気がするので、なかなか新鮮だった。
・エメトセルクも流石のFF総選挙6位の男の貫禄。登場時おもしろ変顔決めてた謎の怪しいおじさんが終盤に"""ノビ"""を見せすぎだろ。
・終盤、ヒカセンに友人属性付与して不幸バフ重ねてくるのやめろ。好きになっちゃうだろうが
というわけで漆黒本編を終えて
いやー、思った以上に面白かったです。着せ替えやバトルするのも楽しいけどストーリーも楽しいとお得だね。まだパッチもある。楽しみ。
更に暁月が残ってますし、黄金のレガシーももちろんやる予定なので、これからも楽しんでこうと思います。
うおおおおロスガルメスが楽しみだぜええええええええええ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?