見出し画像

いつも癒してくれる隣人さん

〇:はぁ〜、すぅ〜〜、ふぅ〜〜〜

見晴らしのいい高台に立つボロアパートのベランダでタバコに火をつける。

??:どーしたの?そんなに黄昏ちゃって
〇:京子さん、こんばんは

この人は隣人の京子さん。僕と同じ会社で事務をしている。

京:こんばんは、また怒られたの?
〇:はい。
京:だから黄昏ちゃってんだ〜

僕がこうしてタバコを吸っていると毎度のごとくベランダから顔を出して話しかけてくる。そして決まって、、、

京:こっち来る?てかおいでよ
〇:吸い始めちゃってるんで
京:吸いながらくればいいじゃん
〇:吸い終わったら行きます

こんな感じで誘ってくる。そして僕は毎回ワンクッション挟んでいくことを伝える。じゃないと誘われるためにタバコ吸ってるみたいになってしまうから。

〇:おじゃまします
京:てきとーに座っといて、飲み物持ってくる

同じアパートなので部屋の作り自体は同じはずだが、彼女の部屋はものが少なく広々と感じさせる。
これが大人の心の余裕か、、、

京:お待たせ〜

そんなことを耽っていると彼女が安い缶ビールとおつまみを運んできてくれた。

京:明日休みだし今日は一緒に飲も?話聞くよ
〇:「今日も」ですね
京:ふふっ、そんなのはどーだっていいの!ほら!飲も!

「「かんぱーい」」

静かに缶を開けグビっとそれを飲む。京子さんが作ってくれた少し焦げたおつまみを食べながら。

〇:なんかこれ苦いです
京:焦がしたもん、文句ある?
〇:、、、ないです
京:よろしい

京:で、今日はなんで怒られたの?どうせ部長でしょ?
〇:はい。部下のプレゼンの内容が酷すぎるって
京:なにそれ?完全に飛び火じゃん
〇:まぁ、仕方ないですよ
京:〇〇が割り切ってるなら別にとやかく言わないけどあんまり背負いすぎないほうがいいよ?
〇:はい。ありがとうございます

こんな具合にいつも京子さんは僕を慰めてくれる。まではいいのだが、、、

京:ぷはぁ〜!!もーいっぽん!
〇:京子さん飲み過ぎですよ、、
京:いーからいーから!明日休みなんだし!
〇:はぁー、ラストですよ?
京:もう!わかってるって!

いつもこうなる。でも、今日は流石に飲み過ぎな気がする。

〇:もしかして京子さん、なんかありました?

つい気になって聞いてしまった。すると

京:彼氏に振られた

彼女は缶ビールを机に叩きつけ、ムスッと答えた

〇:それは失礼しました
京:あーもう!思い出しただけでムカつく!

グビっとビールを煽る彼女。そしてまたしても机に叩きつける。

京:、、、スして、、

彼女が何か呟いたが聞こえないフリをする。その言葉を聞いたら後には戻れなくなりそうだから。しかし彼女は続ける。

京:キスしてって言ってんの!聞こえないの!?
〇:京子さん酔いすぎですよ
京:酔ってない!ガチで言ってんの!
〇:ガチって、、
京:彼氏に振られたってのも嘘!そーいえばあんたが慰めてくれると思って言ったの!
〇:嘘、、、

僕は驚きと迫力のあまり復唱することしかできなかった。

京:前からあんたのことが好きで、毎回あんたが寂しそうにしてるときに家呼んで慰めて好きになってもらおうと頑張ったのに、、、気づいてもらえなくて、、、、グスッ

彼女の告白はどんどん語尾が小さくなっていく。
彼女の嗚咽だけが部屋に響いた。

京:ごめん、いきなりすぎたよね、今日はかえっt、、、

ギュッ。ちゅっ。

僕は居ても立っても居られなくなり彼女を抱きしめて、キスをした

んちゅ、、、ん、、、んちゅ、、、、

お互いの心の隙間を埋めるような絡みつくようなキスをした。彼女もそれを拒むことなく受け入れた。とても甘いキスだが、ほんのりアルコールを感じた。長い時間、頭がクラクラしてくるまでキスをしてどちらともなく離れた。

〇:はぁはぁ、今まで気づけなくてごめんなさい。僕もずっと京子さんのこと好きでした。でも、自信がなくて、、、
京:ばか、、普通わかるでしょ、、、だから部長にも怒られるんだよ
〇:ははっ、、そうですね、、、でももうお説教は勘弁です笑

そう言い僕たちはまた濃厚なキスをする。
そして、彼女をベットに運びはだけだ服に手を入れる。
ショーツのそこを指でなぞるともうびしょ濡れで意味を成していなかった。

京:〇〇っ、、だめっ、、、、っん、、、
〇:京子さん、好きです、一生離しませんから
京:あんっ、、いまゆうのはずるいよ、、、わたしも好きだよ、、、

そして2人は交わった。彼女の声、大きくてぷるぷるの唇、ツヤツヤの髪、そして大きな胸とお尻、その全てが愛おしかった。それから2人は時間も忘れ愛し合った。

京:はぁはぁ、、〇〇激しすぎ、、、
〇:京子さんだって、、はぁはぁ、、、
京:明日休みだしうちで寝てけば?
〇:お言葉に甘えて
京:じゃあ、もう一回シよ?

僕は何も言わず、もう一度彼女を抱いた。そしてそのまま2人は眠りについた。

〇:京子さ〜ん
京:んっ、、あ、、、おはよ〜

ちゅ。

〇:京子さん、大好きです
京:ふふっ、私も大好きだよギュ

僕らは抱き合いながら再び愛し合った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?