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ポーランド旅行記・1日目

飛行機で割と寝られたとはいえ、ホステルとはいえ、まともにベッドで寝るのは久々。日付の変わるギリギリにチェックインして10時のチェックアウトまでに起きられるか?と思っていたら7時半にすっきり目が覚めた。
今日は少し散歩をして、夕方にこの旅の本拠地となるairbnbのアパートへ向かう。旅の態勢を整える日。

昨日の夜通りがかった中央市場広場を歩く。広いけど落ち着いていていい感じ。やたら人馴れしている鳩に、立ち並ぶ馬車。消防車がサイレンを鳴らして駆け抜けていったと思ったら、広場の片隅に止まった。火事ではないらしい。

行くあてもないので本屋へ。本屋にいると世界中どこでも無条件に安心する。ポーランドの本屋の匂いはロシアの本屋の匂いに似ている。インクか、紙か、どちらかが原因だと思うのだけどどうだろう。出てきたらおばあさんが向かってきていたのでドアを開けて待ってあげた。「ありがとうねえ、ありがとうねえ」とこちらが恐縮してしまいそうなくらいにお礼を言ってきたけど返す言葉がわからなかった。後で調べたらproszęでいいらしい。レストランの注文で使えば「お願いします」になる魔法の言葉。

せっかくなので何かポーランドのものを、と思ってレストランに入った。注文はレジで。外にあったメニューで決めたはずが、いざ注文となると飛んでしまう。スープとピエロギ(水餃子のようなもの)なのは覚えていたのでメニューを指差して注文。

スープはきのことパスタのスープ。予想通りの見た目。味はきのこの味がものすごく強くて、予想を遥かに超えておいしかった。
後から出てきたピエロギ。メニューの一番上だから肉だろ、と思いこんでいて食べたら甘くてびっくりした。メニューを改めて見てみたら"śliwa i róza”。Google翻訳で引いたらプラムとバラ。

スリヴァはロシア語でもスリヴァでプラム(слива)でした。よく考えたらrozaなんてロシア語でもroza (роза)だし英語でもroze。しかしロシア語の知識ってほんとに役に立つんだな、としみじみ感じる。ポーランド語とロシア語は、同じスラブ語圏の言葉なので共通する要素が結構多いのです。

メニューに対して先入観を持ちすぎないのは大事。そして、焦っちゃダメ。いきなり大事な教訓を得た初日。その後は宿泊先のアパートに移動して、早々にのんびり。晩ごはんは近くにピエロギ屋を見つけて買ってきた、今度こそ肉入りのピエロギ。おいしかった。

本とか買います。