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アメリカってなんとなく「知っている」はなし

アメリカ行きが決まってから「あっカリフォルニアって街じゃなくて州の名前か」なんてことを言っていた自分が言うのもなんですが、アメリカって、なんだか、「知ってたこと」が多いような気がします。

あの黄色のどでかいスクールバス、なんだか全体的に陽気な人の雰囲気、景気のいい色遣いのスーパーのカップケーキ売り場、などなど。「へえーそうなんだ」よりも「ほんとにそうなんだねえ」と、ゾウってよく見かけてた覚えはあるけれど実物を見るのはそういや初めてだ、という動物園の気分にさせられることが多い印象です。

世界まる見えで育った自分としてはなんだかよくわからないけどなんとなく分かるぞ、という心持ち。東京から飛行機で2時間も飛べば着くロシアの方が、地球の大体反対側にあるアメリカより「へえー!」となることは多そう……というのは、どうだかわからないけれど。そういえば自分、韓国もあんまりイメージが湧かないかも。

大体の街の名前は聞いたことがあって、ある意味で「よく知ってる国」であるんだろうなという一方で、やはり実際に触れてみて感じられる空気感もあり。街の名前だって「じゃあ実際どんな街なの?」と訊かれれば正直ロサンゼルスとサンフランシスコの違いもよく解ってなかったりして。知ってた「つもり」は「つもり」でしかないなあと思う一方で、とはいえ虚像でも「知ってる」ということで最初のワンステップ、ファーストコンタクトにかける手間がなんとなく省けているのかもしれません。


本とか買います。