見出し画像

【読書】文章術が英文読解法とつながった話

以前このような記事を書きました。

買ってそのままになっている本は少しでも目を通そうと思って、家のあちこちに「読みかけの本」があって、何冊かを同時に少しずつ読むような生活をしています。

今日の記事はその中の1冊、文章術に関する本を読んでいた時の話。

本を読んでるとどこかで聞いたようなことがチラホラ出てくるんです。

どこだったか考えていたところ、ようやく出所が判明。

某有名予備校で教鞭を執られている超有名英語講師の授業動画でした。

YouTubeで探すと授業動画がたくさん出てくるので面白くて見ていたのですが、まさか英文読解の授業と文章術がつながるとは思っていませんでした。

でも、よくよく考えてみたら言語は違えど文章は文章。

英文読解は文章の読み方を習うものなので、文章の書き方も同時に習っているとも言えます。

あと、英語の場合、日本語のように読者によって意味の取り方が異なるような文章の書き方はしません。

その文章を100人が読んだら、その100人が全く同じ意味に取れるような書き方をします。

そこで自分はこう思いました。

「英文読解法を学んだら、誰に対しても内容がちゃんと伝わる文章を書くことができるのではないか」

動画を見ていると、文章において当たり前のことだけど、ちゃんと教えてもらったことがなかったことがよく出てくるんです。


例えばこれ。

「疑問文の後には必ず答えになる文がある」
「疑問文と答えの文の主語と動詞は必ず一致する」

代ゼミサテラインチャンネル ミニ体験講座より内容抜粋

Who is he?
「彼は誰ですか?」

He is Tom.
「彼はトムです。」

疑問文と答えの文の動詞が違うと言うことは、「好きですか?」という質問に、「読みます」と答えているようなもの。

好きですか?と聞いているので、答えの文には好きなのか好きではないのか入っていなければ内容が成立しません。

この例文の場合、疑問文でbe動詞が使われているので、答えの分にも必ずbe動詞が使われます。

また、疑問文中の「he」と答えの文の「he」も必ず同じでなければなりません。

「彼」は誰ですか?と聞いたのに「あの猫」はトムですと答えが返ってきたら、質問した人は???となってしまうじゃないですか。


英語講師でもないのにいっちょ前に解説してみましたが、間違ってたらごめんなさい。

この内容が東京大学の受験に問われたことがあるそうで、至極当たり前なことなのに得点率が低かったらしいです。

英文読解はあくまで英文の読み方なので、日本語を読み書きする際に全ての知識が使えるわけではないのですが、こういう当たり前すぎて教えてもらえないことを発見することがあって面白いです。

この動画の講師が出している本を探してみたところ、Kindle Unlimitedの中にあったので、早速ダウンロードしました。

この本も「読みかけの本」の1冊になってます。

ビジネス本を読むことが多いですが、たまにはこういう学習参考書であったり、以前記事にした本屋大賞を受賞するような小説であったり、あまり読まないジャンルの本にも学びになるような新しい発見があるかもしれません。

おわり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?