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3/3 札幌シティリーグ準優勝 ルガルガンゾロアーク解説

はじめまして、カゲロウと申します。今回は3月3日に開催されたシティーリーグ札幌で準優勝する事が出来たので、自身の振り返りも兼ねて記事を書く事にしました。記事を書くのは今回が初めてなので至らない点もあるかと思いますが、少しでも参考になればなと思います。(実績に関しては過去の実績は特にありませんので省かさせていただきます)

記事中ではルガルガンゾロアークをルガゾロ、ピカチュウゼクロムをピカゼクなど省略した呼び方を用います。また、先攻1ターン目を先1、後攻2ターン目を後2などと呼びます。

1.デッキ選択理由

まず、僕のシティ札幌の当日の環境予想は
tier1がピカゼクとウルネク、tier2がジラサン、レシリザ、ルガゾロでした。新弾のダブルブレイズで新しく出たレシラムリザードンや溶接工などによるあからさまな炎強化が来たため、さすがに炎弱点を持つフェロマッシや、同じく炎弱点を持ち、エネ加速手段と高火力が苦手なルカリオメルメタルHANDはCL千葉では活躍していたものの、今回のシティリーグでは厳しいかなと思いました。また、化石ゲンミミに関しては、化石ゲンミミというデッキタイプが広まった今ではそんなに強くない(初見殺し要素が大きい)と僕は思っていたので使う人はほとんどいないと思っていました。
レシリザは、僕も実際にデッキを回したのですが、構築がとても難しいデッキだと感じました。これを当日までに大会で勝てるレベルの構築に仕上げて来れる人が何人いるか未知数だったのでtier2という予想にしました。
この環境予想を元に練習をした結果、大会1週間前の日曜日の時点での僕の使用デッキ候補は、ミュウ入りUBジラサンとピカゼクベトンという2択で、もう9割くらいはジラサンで出るだろうなと思っていました。

しかし、その翌日に一緒に調整をしていたともぽんに「ルガゾロにトリプル加速とヤドキング入れたらレシリザワンパンできるし強くない?」みたいな事を言われて、(僕はその時ヤドキングの存在を知らなかったので急いでテキストを調べました)たしかにこいつにトリプル加速つけたらレシリザワンパンできるからルガゾロに入れたら強そうだなとなり、そこからルガゾロも使用デッキ候補に加わりました。

**2.初期のレシピと実際に使用したレシピ **

それから作り始めたルガゾロの最初の頃のレシピが下記の1枚目の画像、2枚目の画像は実際にシティリーグ札幌で使用したレシピです(変更経緯などは採用カードと不採用カードに書いてますのでそちらを見ていただけたらなと思います)。


**3.採用したカードの解説 **

・ポケモン21
ゾロアークライン 3-3
一般的なルガゾロはゾロアークラインが4-4で、僕も最初はゾロアークラインをとりあえず4-4入れていました。ですが実際に1人回しを重ねていくとゾロアークラインは4-4も必要ないと感じる試合も多く、途中で4-3にしました。その後、CL千葉でベスト16だったルカルガゾロのゾロアークラインが3-3だった事とゾロアの4枚目よりポケモン入れ替えの方が強い事が分かったので3-3になりました。
4-4から3-3になって足りないと感じた事はないですし、ポケモン入れ替えが強かったシーンが割とあったので結果的には3-3で良かったと思ってます。

ルガルガンGX 夜2-黄昏1
ブラッディアイは基本どの相手でも必ず1回は使うのでサイド落ちを考慮して2枚採用しました。トワイライトアイの方は、ミラーやピカゼクに対してマーシャドーカイリキー(後述参照)と合わせる事で試合を有利な展開に持ち込む事ができるのと、レシリザの炎の結晶少なめの構築に対して1体目のレシリザをヤドキング(後述参照)が、2体目のレシリザをスカル団(後述参照)とトワイライトアイとこだわりハチマキとGX技でルガルガンがレシリザをワンパンできる可能性があり、無理やり勝ちを拾いに行ける可能性があるのも強かったので採用しました。

イワンコ(おいつめる)2
最初はたいあたりの方と1-1でした。1-1だった理由としては、どちらも入れた方が選択肢が生まれるので状況によって使い分ける事ができるため強いかなと思ったことと、どちらが強いのかわからなかったのでとりあえず1-1で入れて強い方を2枚にしようと思ったからです。もちろん1-1が使いやすければそのまま1-1でいいかなと最初は思っていましたが、実際に回していてたいあたりを使いたい場面が1回もなく、逆にこれがおいつめるだったら強かったというシーンが結構あったのでおいつめるが2になりました。相手がピカゼクで相手のバトル場がピカゼク以外のポケモンだった時に後1でおいつめるを使うと、前のエネがついたイワンコを倒す手段が入れ替えが入ってなければほとんどなく、1エネイワンコが場に残ってターンが帰って来ることもあるのでおいつめる2で良かったんじゃないかなと思っています。
ちなみにウツギが入ってるので70イワンコと60イワンコが1-1だとウツギから持ってくる時に60イワンコがサイド落ちしていて持ってこれないみたいなことが起こります。70イワンコの採用はウツギ採用イワンコ2のルガゾロの構築では絶対にないと個人的には思っています。

アローラキュウコンGX 1
ピカゼクに対して先2か後1以降に前のポケモンがやられた時に、不思議な導きからカウンターゲインと入れ替え(ボール)を持ってきてマーシャドーカイリキー(後述参照)を出していきなりサイドを3枚取る動きをする事や、状況によって必要なグッズを持ってこれる事がとにかく強いので採用。
ウルネクに対してはアタッカーとして起動できたり、不意にフェロマッシとマッチングした時にサブリメイションでルザミーネ♢を貫通しながら倒せたりする事も評価が高かったです。

アローラロコン 1
アローラキュウコンを採用しているのでメタモン♢以外に進化元がほしくて1枚入れました。 今大会ではみちしるべに助けられた試合が2試合あったので採用していて良かったと思っています。

アローラベトベトン 1
ジラーチを中心とした非GXのデッキやウルネクに対して強いので採用しました。ジラーチで動かすデッキはベトンを用意してジャッジマンをすれば動けなくなる事が多いので相手が止まっている間にサイド差をある程度つければ捲られることはほとんどないです。

アローラベトベター 1
アローラベトベトンを採用しているのでメタモン♢以外の進化元が欲しくて採用しました。ケミカルブレスにした理由は眠っているジラーチをダブル無色でワンパンできる可能性があった事と、悪タイプなのでクチナシが採用されている可能性を相手が勝手に意識してくれるかもしれない事が考えられたからです。

ヤドキング 1
間違いなく今大会のMVPはこの子。 4エネレシリザを加速エネ又はダブル無色カウンターゲインでワンパン、3エネレシリザも加速エネとこだわりハチマキでワンパンできるのに倒されてもサイドを1枚しか取られないというレシリザ相手最強のカード。レシリザに対してこれ1枚でだいぶ勝率が変わったので採用しました。

メタモン♢ 1
進化を5種類採用しているのでこのデッキでは入れない理由がありませんでした。

カプ・テテフGX 2
序盤のウツギ、リーリエ、中盤のジャッジマン、エリカ、終盤のグズマに触れるのが強かったので採用しました。1試合で2枚あれば足りる事が多く感じたので2枚の採用にしました。

デデンネGX 1
強い。ピカゼクやレシリザなどの速い相手に対してそのスピードについていくために採用。不思議な導きや取引と合わせたら大体パーツは揃います。個人的には必須だと思ってるカード。

マーシャドー&カイリキーGX 1
このカードは主にピカゼクとミラーを意識して採用したカードです。ピカゼク相手に後1か先2以降にフルドライブでポケモンが倒された後にアロキュウからゲインと入れ替え(ボール)を持ってきてリベンジでワンパンする動きが強かったです。

・グッズ16
ハイパーボール 4
全てのポケモンに触れられるのが強く、場に出したいポケモンが多いデッキなので全力の4枚採用しました。個人的にはルールが許してくれるなら6枚くらい採用したいと思ってます(ダメです)。

ネストボール 3
たねを並べるデッキなので3枚採用しました。最初は4でしたが、ウツギ使えば3枚でも困る事がないと感じたので初期のレシピから1枚減らしました。

ポケモン通信 2
ポケモンの枚数が多いこのデッキの場合とても使いやすくて強かったので採用しました。

こだわりハチマキ 2
基礎打点が基本的に低めなデッキなのでTAGGXに対してゾロアークが2パンしたり弱点込みでワンパンしたりするために採用しました。デデンネを原野こだわりハチマキライオットビートで倒せるようになるのも強く、1試合に2枚欲しいと感じる試合も結構あるので2枚採用しました。

カウンターゲイン 1
強い。ピカゼク相手の1エネリベンジ、1エネデスローグ、4エネレシリザ相手のダブル無色サイコキネシスを使えるようになるなど、とても使い勝手が良いカードなので採用。

フィールドブロアー 1
初期のレシピには採用されていなかったカード。相手のジラーチなどについているエスケープボードをスタジアムを割りながら同時に破壊できるのが強かったのと、アロキュウから触れる利点があったので採用しました。

レスキュータンカ 1
トラッシュからポケモンを回収できるカード。デデンネやハイパーボールで切るしかなかったポケモンを回収したり、テテフやデデンネがトラッシュにあればドロソにもなるなど便利なカードなので採用しました。

友達手帳 1
トラッシュにあるサポートを戻せるカード。基本的には序盤にハイパーボールなどのコストにしたグズマを山に戻したり、ジラサンやミラー相手にアセロラやジャッジマンを戻して再利用するなどの小回りが利くカード。あると選択肢が少し増えて便利だったので採用しました。

ポケモン入れ替え 1
キュウコンから持ってこられるのが強い。2ターン目にゾロアークで技を打つために使用したり、ピカゼク相手にキュウコンからゲインと入れ替え持ってきていきなりマーシャドーカイリキーを起動する動きが強かったので採用しました。基本的にはアロキュウから触るカードです。

・サポート 13
リーリエ 3
初手に持ってると強いけど中盤以降は腐るので3枚の採用にしました。1ターン目にウツギとリーリエの選択肢がある時にウツギから入る試合も多いので3枚でちょうどいいと感じました。

ジャッジマン 2
ジラサンやウルネクに対してベトンを進化させてから使うと相手が動けなくなる事が多く、負けている試合でもこれ1枚で捲れる可能性があったので採用しました。

グズマ 2
終盤後ろのポケモンを倒してサイドを取り切るために2枚採用。友達手帳とブラッディアイがあるので個人的には2枚で足りると思っていますが、3枚目の採用を検討してもいいとは思っています。

アセロラ 2
ジラサンや中打点系のデッキとマッチングした時にはたくさん使うけどピカゼクやレシリザみたいなワンパンしてくる相手には使わないので手帳で使い回す事も考えて最低限の2枚採用しました。

エリカのおもてなし 1
やぶれかぶれされた後や、相手がピカゼクやミラー、ウルネクだった時に強いので採用しました。個人的には今はシロナよりもエリカの方が強いと思っています。

ウツギ博士のレクチャー 1
強い。1ターン目でハイパーボールやテテフがある時はまずこのカードから使用する事が多い。でも次のドロソが確保できていないときや、ウツギ使わなくても3投のネストのおかげでたねがウツギ使った状態と同じくらい並ぶときには、リーリエの方が強いので最低限の1枚採用。あると超便利なカード。

レッドの挑戦 1
強い。 エネやあと1つ足りないパーツを持ってきてくれる優秀な子。ジラサンのデンジみたいな感じだと思ってください。
ちなみに59枚共有のともぽんはここがマオでした。
マオとの差別点としては、取引をすでに使っていても使える点と、場にゾロアークがいなくても使える点だと思ってます。

スカル団のしたっぱ 1
レシリザに対してヤドキングでサイドを3枚取った後に、炎の結晶の枚数が少ないタイプだとトラッシュからエネルギーがあまり回収されなく、スカル団は基本的に警戒されないと思っていたので、スカル団トワイライトアイとこだわりハチマキでラジアルエッジGXが270出て2体目のレシリザをワンパンできる可能性がありました。他にも炎系統に対して序盤に使う事で手札にエネに触れるパーツがなければ溶接工などを止められたり、ミラーやジラサンに対して手札をピーピングできる上にエネを破壊できた時のアドバンテージが大きい事も評価しました。極稀にウルネクの基本鋼をトラッシュしに行くために使ったりもします。

・スタジアム 1
原野 1
初期の構築では2枚入ってましたが、プリズムスターのスタジアムで割りたいのがほとんどなく、基本的に割らなきゃいけないスタジアムはブロアーで割れるのでアロキュウから触れるブロアーにしました。今は130出したい相手が環境にそんなにいなくて、どちらかというと相手のデデンネに対して最後にこだわりハチマキ原野グズマかブラッディアイライオットビートで試合を決めるために1枚採用しました。

・エネルギー 9
ユニットエネルギー 3
アローラキュウコンが技を使えるようにするために採用しました。初期構築では4枚採用していましたが、3枚でも十分足りると感じたので3枚にしました。

ダブル無色 3
初期構築では4枚採用されていましたが、ヤドキングを起動させやすくするためにトリプル加速エネルギーを2枚入れたので1枚抜きました。ダブル無色3はそんなに間違った判断ではなかったと思ってます。

トリプル加速エネルギー 2
最初はヤドキングを起動させやすくするために入れていましたが、使ってみるとジラサン相手にベトンがサイド落ちした時や、途中でグズマから倒された時に終盤のカプサンダーケアをしながら殴れるとかいう強い動きができるのでよかったです(トリプル加速エネルギーは番の終わりにトラッシュするので場にエネルギーが残らない)。初手に来ると弱いけどサーチ手段がレッドしかないので2枚採用しました。

基本闘エネルギー 1
まず大前提として僕はじゃんけんが弱いです。なので後攻を取る可能性が高いです。
対ウルネク戦の時に後攻だった場合に相手が先行でトキワの森を出してくれると返しにそのトキワで闘エネを持ってきてアロコン又はイワンコにつける事で捲りやすくなります。

4.不採用カードの理由

ヤドン
HP70しかいないのでウツギから持ってこれないのと、レシリザ以外ではほとんど使わずに取引のコストにします。当日どれだけいて実際に何人と当たるのか全く想像のできないレシリザにそこまで枠を割くのは厳しかったのでヤドキングのタッチで最低限の対策で済ませました。新弾発売直後でヤドキングの存在を知っている人は少ないと思うのですが、ヤドンを置いちゃうとヤドキングが入っているのが確定なので分かっている人はレシリザが殴らなきゃいけない状況まではエネをつけないで別のポケモンで殴るプランを取られてしまいます。それがブースターGXだったらそのまま負けてしまうんですよね。ですがヤドンではなくメタモン♢だけだとなにに進化するかわからないのでグズマから狩られる事も少ない(げきりんやヒートステージでは落ちないからグズマで倒すにはそれなりにコストがかかるため)ですし、ゾロアークで殴って圧力をかけておくとゾロアークを殴らなきゃいけなくなるんでメタモンは生き残りやすいです。なのでわざわざヤドンを出す必要はないかなと思いました。今後レシリザがtier1になり、ヤドキングが一般的な存在になるなら1枚採用を検討するのはありだと思います。

マニューラ
ウルネクはアロキュウとベトンで何とかなると思っていて、ミラーとピカゼクはマーシャドーカイリキーを入れた事でマニューラよりも安定して勝てるようになりました。また、マニューラはTAG単系のデッキに対しても弱いと思ったので不採用にしました。

ルカリオライン
そもそもルカリオいなくてもピカゼクに5分取れていたのがマーシャドーカイリキーのおかげで微有利くらいになってると思うのでわざわざ2〜4枠以上枠を使うルカリオは採用しなくてもいいかなと思い不採用にしました。

マーシャドー(リセットホール)
ネストボールから無人発電所を割れる偉い子。前日まで迷っていましたが、ここにボールを使う事とスタートしてしまう事が弱かったのでブロアーになりました。

ミュウ
ピカゼクのタッグボルトやフェロマッシのジェットパンチを守ってくれるのが強かったですが、フェロマッシに関しては新弾による炎強化で当日は少ないだろうと考えた事、ピカゼクに対してはマーシャドーカイリキーとルガンでタッグボルトの追加効果を受けずに試合を終わらせる事から不採用にしました。

タイマーボール
当日使いたいと思ったシーンが何回かあったため採用を検討してもいい枠だと思いました。不採用の理由としては、僕が練習の時に40回中31回裏を出してコインへの信用をなくしていたからです。

まんたんのくすり
アセロラと1-1にしながら入れたり抜いたりしたカード。アセロラとの差別点は他に別のサポートを使っていても使用する事ができたり、グッズなので不思議な導きで持ってくる事ができたりするところ。トリプル加速エネとの相性もいいと思うので僕は結構好きなカードなのですが、今回はマーシャドーカイリキーを採用した関係上アセロラの方が使いやすいタイミングが多かったのでアセロラの2枚目にしました。

シロナ
手札がたくさんあってあのパーツを引きたいけどリーリエエリカ使えないしジャッジマンでも引けるか不安だって時に使いたいカードだという認識なのですが、じゃあそれはレッドでそのパーツを持って来ればいいじゃんと感じたので不採用にしました。

サカキの追放
デデンネやテテフをトラッシュしてベンチを空けることのできるカード。これ入れるならタンカの2枚目まで欲しくなっちゃう事と、そもそも相手によって出すポケモンがある程度決まっていて、ベンチポケモンの枠を空けなくても足りると思った事から不採用。

**5.環境デッキへの立ち回り **

ピカゼク 先攻5.5:4.5 後攻5:5
ピカゼク戦は相手の行動によって立ち回りが少し変わります。分岐が多いので少し読みにくいかもしれません。キーカードはマーシャドーカイリキーGXです。

先攻の時はだいたいこちらが先殴りできるので基本的には2ターン目にゾロアークで相手のピカゼクに殴ります。この場合、相手の構築にまんたん、アセロラが入っているかによりますが、入っていなければフルドライブしながらベンチのゼラオラGX又はピカゼクに3枚エネを加速してきます。アセロラやまんたんなどを使ってきた場合は前にエネを貼られる時もあります。
先にライオットビート120を与えておくことでゾロアークをエレパやハチマキ込のフルドライブで倒すことを要求します。倒されなければそのままライオットビート120を当てて倒します。もしやられてもリソースを使わせているのでそこに価値があります。
この時、フルドライブにエレパとこだわりハチマキ又はエレパ2枚を使ってゾロアークを倒してベンチのゼラオラGXにエネ加速してきた場合は少し過剰なダメージになりますが前のピカゼクをマーシャドーカイリキーのリベンジで倒します(1エネとカウンターゲイン)。すると、相手はゼラオラGXで殴るか付け替えを使ってピカゼクで殴るしか基本的には選択肢がありません。しかし、ゼラオラGXで殴る場合はマーシャドーカイリキーを倒すためにはエレパとこだわりハチマキを計4枚必要で、先程ゾロアークを倒すためにエレパを1枚は必ず使用しているのでまず倒されません。
相手がマーシャドーカイリキーを無視してベンチのポケモンを倒してきた場合はリベンジがまた使えるのでジャッジマンを使いながらエネをつけてリベンジでゼラオラGXを倒します。この場合はお互いのサイドが1-2の状況なのですが、フルドライブで殴られているわけではないので相手の場にエネが無く、しかもジャッジマンを使用していると相手もパーツを揃えるのが難しくて残りの2枚のサイドを取りにくいので、ターンが返ってきます。そうなればすでにマーシャドーカイリキーには2エネついているので、残りの1枚のサイドをGX技でとって試合が終わります。
相手がマーシャドーカイリキーにプラズマフィスト160で攻撃してきた場合はアセロラを使用してマーシャドーカイリキーを場から回収して黄昏ルガルガンでゼラオラGXを気絶させます。その場合はお互いのサイドが1-4なのであとは残りの1枚をゾロアークでマーシャドーやデデンネを倒せば試合が終わります。
フルドライブにリベンジで返した後に相手がピカゼクで殴ってきた場合は、イワンコを前に出して黄昏ルガルガン進化からGX技でピカゼクが気絶して試合が終わります。
相手の構築にサンダーが入っていて後1でアサルトサンダーをしてきた場合はそのサンダーを2ターン目にライオットビートで倒して返しにゾロアークがフルドライブでやられて、そのピカゼクをマーシャドーカイリキーのリベンジで倒して〜とここからは先程と同じような感じになります。

後攻の時はほぼ必ず相手から先殴りされるので、マーシャドーカイリキーを2ターン目に用意できるように準備しておくと楽に戦えます。基本的には先行と同じです。

そんなに都合よくパーツが揃うの?と思われる方もいるとは思いますが、ゾロアークの取引、アロキュウの不思議な導き、デデンネのデデチェンジのおかげで割とパーツは揃います。これが揃っちゃうのがゾロアーク軸の強みです。ピカゼク戦の大事なポイントは、イワンコを場に残しておく事と、アロキュウとデデンネをうまく使う事です。

ウルネク 先攻6.5:3.5 後攻5:5
基本的にはゾロアークでカラマネロを倒しながら2~3ターン目までにベトベトンを育てて、ベトンを進化させるターンにジャッジマンを使えば相手の動きがとても弱くなるので、その間にカラマネロを倒し続けます。アローラキュウコンは2エネこだわりハチマキ白銀の風でウルネクをワンパンしながらベンチに30のせられるアタッカーとして起動させます。緊急時にはカウンターゲインサブリメイションも使います。後攻の時は相手が先1でトキワを出してきたときに後1でそのトキワを使用して基本闘エネを持ってきて確実にアロコンかイワンコにエネルギーを張れるので、基本闘が入っているとウルネク戦の後攻の時にだいぶ楽になります。

ジラサン(UB) 先攻5.5:4.5 後攻5:5
基本的にはベトベトンを育ててベトンが進化したらジャッジマンを使用して相手の動きを弱くします。山を見るときに最低限ベトベトンラインとメタモンのサイド落ちだけは見ておいてください。ウツギやネストでメタモンとアロベトをならべるのですが、アロベトとメタモンが同時に並べる事の出来る状況まではどちらも場に出さないで手札に温存しておくことが大事です(アロベトかメタモンのどちらかがサイド落ちで出せない場合は状況によっては出しても大丈夫です)。片方だけ出してしまうとそこをグズマで呼ばれて倒されてしまうので、メタモンとアロベトは2体を同時に出せるまではむやみに出さないようにしたいです。アロベトンがサイド落ちなどで立てられなかった時には相手のカプサンダーを意識して終盤はゾロアークにトリプル加速エネルギーをつけて殴る事で場にエネを残さないでカプサンダーの打点を抑えることもできるので、覚えておくといいかもしれません。サイドが4枚のときはマッシブーンがスレッジハンマーを、サイドが2枚の時はウツロイドがデスローグを使ってくる可能性が、あるので注意しましょう。

レシリザ
レシリザは構築が人によって全然違うのでまだ有利不利の判断ができていません。基本的にはヤドキングでレシリザ1体を倒して残りの3枚をゾロアークとルガルガンでとる動きになります。ヤドキング又はメタモンがサイド落ちした時はゾロアークとルガルガンで先に3枚取りにいって、残りの3枚をヤドキングでとるプランになります。
1体目のレシリザをヤドキングで倒した後の2体目のレシリザの処理方法なのですが、炎の結晶が少ない構築やブースターが入っている構築ならトラッシュにエネルギーがたまりやすいので、スカル団なども使用して黄昏ルガルガンのGX技で倒すプランを今回は考えました。ですが、今後炎の結晶が多投される構築が一般的になった場合は、ヤドキングを厚めにしてヤドキングでサイドを6枚取る事も検討する必要がありそうです。

**6.当日の対戦レポ **

予選はあまり覚えていないのでレポは決勝トナメの試合だけ書きます

1 先 クワガノンキュウコン ○ 6-22 先 ジラサン ○ 投了3 先 サナキュウコン ○ 6-04 先 ウルネク ○ 6-05 先 レシリザ × 0-6

決勝トナメ

準々決勝 レシリザ 先 ○ 6-4
お互いに順当に試合が進んでいき、相手がレシリザで殴ってきたタイミングでヤドキングをうまく使えて有利な試合展開を迎える。
しかし、ここで普段の僕ならありえないミスをする。相手の手札が8枚くらいあるタイミングでテテフワンダータッチからジャッジマンを持ってきてジャッジマンを使うはずが、ジャッジマンを手札に加えてジャッジマンと言いながらレッドの挑戦を出してしまう。このミスのせいで手札が枯渇気味になった上に相手の手札が流せないから好き放題動かれて残りサイドが1-2の状況になる。
グズマを引けばベンチのカプコケコをよんで倒せるので勝ちで、ジャッジマンを使えば相手の引き次第ではどうにかなる状況になるが、僕の手札にはどちらもなく、山にはそれぞれ1枚ずつあり、山は残り15枚くらいの状況。
ハイパーボールでアロベトを手札に加えて少しでも圧縮してから取引を使い、1枚目をめくるとジャッジマン。この時点でまだワンチャンあると希望が出てきて、2枚目をめくるとグズマ…グズマ!!!!!!
そのままグズマでベンチのカプコケコよんでライオットビートで勝ち。

準決勝 UBムーマージカウンター 先 ○ 1-0
実はこのデッキと前日の練習で対戦していたのでデッキの構成と戦い方はある程度理解していました。
初手にイワンコとアロコンがきてアロコンバトル場でスタート。
相手の場はツンデツンデのみ。相手のデッキの都合上後1でアロコンをワンパンできる可能性はすごく低かったのでアロコンにユニットエネを手張りしてベンチにアロベトなどを置いてエンド。
お相手は事故っていたみたいでジャッジマンホイッスルワンドローから穴抜けのヒモ戒めの祠でエンド。
あれ?
2ターン目にアローラキュウコン進化ポケモン入れ替え手張りでサブリメイションして勝ち。
余談なんですが、最初は不利マッチだと思っていたのでまともな試合になっていたら負けだと思っていました。しかし、シティリーグ終了後にそのデッキの製作者さんとフリー対戦したら実はそんなに厳しい相手ではなく割といい試合ができました。

決勝戦 レシリザ 後 5-6 ×
初手がだいぶ弱く、入れ替えを使用してリーリエで無理矢理3ドローしてアロコンおいてアロコンにユニット張ってエンド。
相手はボルケニオンでゾロアを倒してサイド6-5。
返しにジャッジマンを使用したら手札にリーリエ、リーリエ、レッド、アセロラの4枚がきて何もできなかったので道しるべでゾロアークとデデンネを持ってきてエンド。
相手はボルケニオンでアロコン倒してサイド6-4。
ゾロアーク進化からトップのカウンターゲインをゾロアークにつけてデデチェンジ。取引なども使用してたねを並べてユニットエネをゾロアークにつけてライオットビートでボルケニオンを倒してサイド5-4。
返しに相手がレシリザに4エネつけてフレアストライクでゾロアークを倒して残りサイドが5-2。
しかしこちらもメタモンヤドキング進化からのトリプル加速エネつけてジャッジマンまで使用してレシリザを倒して残りサイド2-2。
返しに相手はジラーチ願い星からエンニュート前でベンチにイーブイを出してエンド。
ここで相手の場にはイーブイと2エネついたバクガメスがいて、僕は相手のトラッシュに溶接工が3枚ある事を確認しました。イーブイを倒すとグズマさえなければどうにかなると思った(ブースターのGXワザが1番マズかった)のでグズマでイーブイをよんで黄昏ルガルガンGXのGX技で倒してサイド1-2。
相手ジラーチ前で願い星お願いタイムかと思いきやトップで必要なパーツを引いたみたいでグズマでデデンネ呼ばれて火打石からエネとこだわりハチマキをバクガメスにつけてばくふんしゃ180でデデンネ気絶して試合終了。
悔しかったけど準々決勝や準決勝で運をたくさん使ったので仕方ないのかなとも思います。

**7.大会を終えての感想 **

ルガゾロとジラサンはだいたい想定していた数でしたが、全体的に炎が多くて正直レシリザがここまでいるとは思っていなかった事と、ウルネクとピカゼクが想定していたよりも少なかった事から環境読みを間違えていたなと思いました。
また、決勝トナメに残ったヌオーフリーザー、ドンカラスや決勝トナメには残らなかったけど上位の方にいたベトベトンアロベトンTAG、ロトム、小ズガドーンデッキは自分では考えついていなかったデッキタイプだったので、自分の考察不足の甘さを痛感しました。今回の大会の結果で満足せずに4月のCL京都や、6月のJCSに向けてまた頑張って練習していきたいなと思います。
余談なのですが、僕とともポンはマーシャドーカイリキーの事を社会と略していて、そのおかげで大会当日や前日の練習の時に他の人がいる場でマーシャドーカイリキーの事を話してもただの学校関係の会話と思われるだけでマーシャドーカイリキーの事はバレなかったので社会って略し方はとても便利でした(どうでもいい)(言いたいだけ)。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。

デッキや記事の内容ついて何か質問などがあれば僕(@kagepokeca)かともポン!(@tomopon_ptcg)までDMしていただければなと思います(極力全ての質問に対して返答するようにしますが、もしかしたら反応できない時もあるかもしれないのでその場合はご了承ください)。

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