鍵しっぽ
2022年2月〜2023年2月 きじとらレオと黒猫ククリの日常を写真と俳句で綴っています。
朝仕事へ行く時、玄関マットへごろんと寝て私を逆さまに見るレオ。 「行っちゃうの?」と言ってるよう。 人生を猫と伴走萩戦ぐ (じんせいをねことばんそうはぎそよぐ) 孕めなき猫声やさし芒の穂 (はらめなきねここえやさしすすきのほ) 足止めを覚える猫や秋惜しむ (あしとめをおぼえるねこやあきおしむ) アンモナイトめく寝る猫秋日和 (あんもないとめくねるねこあきびより)
桜狩蜜を舐めたき雀より (さくらかりみつをなめたきすずめより)
桜とは大黒天のご来臨 (さくらとはだいこくてんのごらいりん)
いつの間にか爺とレオとはなんとも言えない関係が築かれていたんだね。 うつ伏せの尻猫蹴るや春炬燵 (うつぶせのしりねこけるやはるこたつ) 9㎏でたっぱもあって春の猫 (きゅうきろでたっぱもあってはるのねこ) 春の鳥猫ワクチンの駐車場 (はるのとりねこわくちんのちゅうしゃじょう) 爺の手に肉球重ね春惜しむ (じじのてににくきゅうかさねはるおしむ)
里桜旧家と新居とのまあい (さとざくらきゅうかとしんきょとのまあい)
瞳から余力解かれり糸桜 (ひとみからよりょくとかれりいとざくら)
一人でも大勢で見る桜かな (ひとりでもおおぜいでみるさくらかな)
覚えたての歌口ずさむ花見酒 (おぼえたてのうたくちずさむはなみさけ)
スーパーの入り口までの桜かな (すーぱーのいりぐちまでのさくらかな)
きのうより伸ばす鳥総に花の雨 (きのうよりのばふとふさにはなのあめ)
(さくらのはたべるいもむしほんのりと)
皆さまいつもご観覧ありがとうございます。 今ならできるかもと始めた桜の句。 7月中旬まで100句と当初目標を立ててましたが、達成可能な50句に変更します。生温かく見守っていただけら幸いです。
風強く吹くなまだ見ぬ糸桜 (かぜつよくふくなまだみぬいとざくら)
エアバイク染井吉野を眺めつつ (えあばいくそめいよしのをながめつつ)
いつせえのせえのかけ声桜の芽 (いっせーのせーのかけごえさくらの芽)