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GIGAスクール構想に向けて、教師と保護者のITリテラシーはどう変わっていくべきか?を聞いて学んだこと【EDUFES北海道2021】アーカイブ①

こんばんは!早起き生活に一瞬で慣れてしまいましたが、やはり睡眠時間は7時間確保すべきなのではないか?と思いつつ夜に必要な予定があるので昼の15分瞑想でとりあえず午後も元気に乗り越えている、かぐやです。(長い)

今回は先週に行われていた、教育フェスのアーカイブ動画を視聴して学んだことをそれぞれの会に分けて書き残していきたいと思います。その第1回ということで、本日は1本分をまとめてみました。(全部で8本くらい)(多すぎるよぉ)

GIGAスクール構想に向けて、教師と保護者のITリテラシーはどう変わっていくべきか?

というテーマのイベントだった。そこから学んだことや考えたことをここでまとめていく。テーマとは少しずれた回答になる予感がするがそれはご了承いただきたい。

GIGAスクール構想に向けて現場にタブレットの導入が春からどんっ!とされる予定である。今はオンラインのシステムを活用して宿題を提出したりプログラミングを触ってみたりテストしているところもある。

正直、オンラインやタブレットなどを使うことに関して子供たちの抵抗はほとんどないだろう。普段から使う機会がある子供も増えてきており(下記リンク参照)、現場に入って気づいたのは僕よりプログラミングができる子達も少なくないということ。プログラミング学習を提供しているサービスはどんどん増えていっており、SNSでもよく見かけるようになった。

◆「検索力」の重要性◆

動画の中である方がおっしゃってたのは、「検索力」が重要であるということ。プログラミングを学ぶにあたっても自分で“適切に”調べながら問題解決をしていく力を身につけていくという視点を持つことが可能である。

“適切に”というと何が適切であるのかという点は難しいが、「自分が得たい情報を、適切な媒体から適切なキーワードを設定して適切に選び、それを課題解決に役に立てる力」というような感覚で使用している。適切だと言えるためにはその結果どうなったのかを振り返る必要がある。この一連の力は、僕にもまだまだ足りない。

そもそも情報が溢れすぎているインターネット、社会の中から適切な情報を集めるというのは困難である。何が正しくて何が誤っているのか、それを証明するための情報ですら100%正しいと言えるものははっきりいってほとんどない。唯一証明できるのは、目の前で起きた出来事の事実だけだ。

でも。その中からある程度これは正しいと思われるものを選んで生かしていかなければならないのである。その力はICT教育の中で求められると考える。

◆情報リテラシー◆

また、道徳的な視点から情報リテラシーを考える視点も重要だと学んだ。自由に情報を集めたり発信したりできるようになり、幼い頃から無限に溢れるこの世界に足を踏み込むことができるようになっている。しかし、昨今の「誹謗中傷」や「SNSいじめ」の問題はいまだに絶えない。SNSの活用方法やインターネットリテラシーに関してはただただ「学ぶ」「知る」だけでは解決できない問題でもある

しかし、逆にいうと、これからは多くの児童・生徒がインターネットに触れる場面が増えていく、というのを生かしてここからできる限りの「実践的な学び」を進めていく方向に向かうのが良いのではないだろうか。授業中のチャットの使い方や学びとしてのタブレットの使い方など、ただただ“こなす”だけではなくて、彼らが「自分ごと」としてインターネットに関する知識や課題を学べる機会を提供していくと良いと考える。

もちろん1人の教師でできると思えない。複数教員が授業に入って個別対応のしやすい環境づくりを進めていく必要がある。(これは学校教育全体の課題)

◆ツールとしてのオンラインという考え方◆

最後に、タブレットやオンラインを活用すること自体に価値がある訳ではない。そこにどんな目的があるのかをしっかり明確にして、それに対して確かに効果があるのかというところを検証していきながら改善する必要がある

ICTを活用することで、生徒の学びが深まり、生きる力の育成にプラスに働くこと。その点の共有は果たして足りているのだろうか。

学校にいくことができない子たちが新しい選択肢としてオンラインで学ぶ機会を得られる、ということなども含めてこのICT教育がもたらす効果とはなんぞや、というところをもっと詰めて、そしてその機会を提供するための人材の余白を生み出して、学びの選択肢を学校教育内外で増やしていけるような実践を行っていけると良い。

現場は“余白”がない。いや、現場だけではなく中央集権にもない。その余白はどうやったら生み出せるのか。それは税金が一つ考えられる大きな要素だろう。何にせよ未来への投資を怠っていては明るい未来はない。もっと実証的な研究が進んで教育への投資が増えていくよう僕もまた部活動指導員や地域委託の観点で研究を進めていけたら、と考えている。

今日はここまで。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

(1965字)

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<プロフィール>
筑波大学体育専門学群4年。体育・スポーツ経営学を専攻し春から大学院へ進学。大学の授業を通して部活動や教育など社会的な課題から「地域づくり」に関心を抱き2020年9月にmulti-Regionを立ち上げ、中高大の15名で運営中。多様性・居場所・選択肢をテーマに「今できること」にフォーカスした活動をしている。小学校および中高の保健体育教員免許取得中。学習サポーター、学童支援員、家庭教師として働く。その他Teacher Aide茨城支部長、読書会、イベント等行っている。春よりオンライン家庭教師開業予定。
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