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誰と働き、誰と美味しいご飯を食べるか

出張で東京に行った。
いつもと違う空気で信頼するメンバーと行く出張というものはいいなと思った。

しかし、東京は30°近い気温で、うだるような暑さが急にやってきたせいか体もびっくりしてしまい、体力の消耗も早かった。 

ちょうどG7サミット開催にあたりコインロッカーが封鎖されたり、満杯状態という驚くべき事態に遭遇し、キャリーケースをガラガラと引きながら駆け巡ったことも疲労を助長することとなったと思う。

でもそれでもである。

信頼をおく仲間との仕事はなんのその、疲労が快感に変わるようなそんな感覚がある。

しんどい、暑いと文句は言いながらも、仕事となると気持ちを切り替え、真剣な眼差しで見て周り、意見を言い合い、次に何ができるか考える。つくづく恵まれた環境にいるなと思った。


その晩仲間と食べた焼き鳥が忘れられない味となった。そこは昔から愛されてきたのだろうと何なく想像ができ、歴史を感じる店構えで、少し上品な学者っぽいおじさんたちが仕事終わりに集うような場所で、若い女性など誰一人いない。

はじめの一口目に食べた豚のレバーが衝撃的で、仲間と目をまんまると見開いて目を合わせ、舌鼓を打つ。

そこから次々とおいしいと唸ってしまう串が運ばれてくる。

ここのお店選んでよかったね
と言われた私は心の中でガッツポーズ!


実はこのメンバーは約2ヶ月前ほどに集められ、それまでは大して関わりがなかった。
最初に顔合わせした時に感じた、カチッとハマる感覚は間違いじゃなかった。そこから急速に信頼関係を築いていったのだ。

だがこの広い社会の中でしっくりくる仲間とどれだけ出会えるのだろうか、これは奇跡なのかもしれないと思う。

仲間とととに仕事を頑張って、美味しいご飯を囲むことができる充足感。

一瞬一瞬が大切な仲間といると、こうも忘れがたくかけがえのないものとなるのだ。


今日もいい1日だったなと思いながらねむりにつく。

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