Kaho Hashimoto

1993年生まれ/大阪在住/ライター ことばに触れる、写真を撮る時間が好きだ。 暮らし…

Kaho Hashimoto

1993年生まれ/大阪在住/ライター ことばに触れる、写真を撮る時間が好きだ。 暮らし、生き方、ファッション、美容、カルチャー、食など好きな分野で書けて撮れるライターに

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  • 読書日記

    読んだ本の記録

  • わたしを支えてくれるもの

    わたしを支えてくれるもの ちょっとわたしにとっていいこと その積み重ねが明日のわたしをつくっていく

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    わたしのオキニイリたち

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言葉を残す理由

わたしがnoteを始めることになるなんて。 話すことが得意ではない。 言いたいことがないわけではないはずなのに、いざ相手を目の前にすると 空っぽのコップのようになってしまう。 その代わり空気を読むことが得意になったし、相手が思っていることがなんとなくわかるようになった。 言葉を自由自在に操れる人、感情をナチュラルに表現できる人が 心底うらやましかったし、すてきだと思った。 それなのにわたしは一言発するだけでも今のタイミングだとちょっと流れ変になるのでは?こんなこと言った

    • 1on1で文章を編集してもらっていたら、いつのまにか心が救われていた話

      noteを書くことで気づいた自分のこと noteの執筆やSNS発信に力をいれるべく、1月からパーソナル編集者としてみずのけいすけさん(https://twitter.com/mikkemac)に伴走いただいている。 みずのさんのパーソナル編集については、こちらを! note1本書いてそれをみずのさんに見ていただき、フィードバックをいただく。今まで自分のnoteを公開前に誰かに見てもらうという経験ははじめてのことで、1発目のnoteを提出するときは特にそわそわした。 い

      • 自分の星を見つける-土門蘭さん著書『死ぬまで生きる日記』-

        ある人の日記を読み、静かに深く沁み入るような感覚を覚えながら、わたしの心は震えていた。ときに著者とともに泣きながら。 胸の奥がじーんとあたたかくなって、心臓の鼓動が身体まで伝わってくるかのようだった。 その日記とは、土門蘭さんの著書『死ぬまで生きる日記』だ。 「死にたい」の裏にある想い 土門さんの日記には、2年間のカウンセリングを通して、著者が「死にたい」と願う気持ちに向き合ってきたことについて、とてもありのままに記されている。 「二十年以上、ほぼ毎日『死にたい』と

        • 「推し」に出会えていなくても、出会うまでの過程にも物語がある。今あなたの中にある、好きの種を育てていく

          あなたには「推し」という存在がいるだろうか? ある調査結果によると今や2人に1人は推しがいるといわれている。 (https://mynavi-agent.jp/dainishinsotsu/canvas/2022/06/post-727.html) 一方で「推し」という存在に憧れを抱き、まだ見ぬ「推し」への想いを募らせている人もいるだろう。例外なくこの記事を書いている私も、である。 なんとなく好きだけどこれを推しといっていいのだろうか、 そんな頼りない問いが頭をもたげる。

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        記事

          ちゃんと選んできたんだった

          去年の12月。 深い深い闇の中にいた。  何をするにもうまくいかなくて、動くほど糸が絡まるかのようにうまく動けない。 向けられる言葉に勝手に棘を感じて閉じこもってしまう。人と関わることがしんどかった。 なんでこんなにも生きづらいんだろう。 当時はずっとそんなことを考えていた。 でも今ならわかる。 それは「自分」を生きていなかったから。 誰かの想いを優先しすぎたり、自分に言われたわけではないのに全て自分に向けられた言葉だと思って受けとりすぎたり、周りの考えていることを先回りし

          ちゃんと選んできたんだった

          美容は「自己理解のツール」私は私を活かしていく生き方を選んだ

          美容編集者、ライター、ブックライターとして活躍されている、畑中美香さん。女性誌を中心に美容や健康記事に関して取材、執筆、連載、またnoteで 「やり直し美容」という名のもと、美容についての発信をしてきた。 けれども本格的に美容に向き合い始めたのは、40代に突入する前のつい最近のこと。その過程で気づいた、「美容は人生を通じた自己理解のツールだ」という言葉。 それは一体どういうことなのか。畑中さんの美容を通じた生き方に触れる。 30代後半、ある日突然イケていると思っていた顔がそ

          美容は「自己理解のツール」私は私を活かしていく生き方を選んだ

          「できない、嫌」はやらない。振り返ると彩りある道ができていた(江角悠子さんインタビュー)

          自分の人生は案外、思いもしなかったものの積み重ねでできているのかもしれない。 でもそれは何かを選びとったというよりも、何かを選ばなかったことにあるのではないか。 自分はどうしたいのか、その本心に気づくことは簡単なようで実は容易なことではないと思います。 編集/ライターの江角悠子さんは、迷いながらもできることや、ちょっといいなと思ったことを、たくさん積み重ねてきました。 そんな中で見つけた「自分のことをもっと知りたい」という思い。 自分のことを知ると、生きることが楽になった

          「できない、嫌」はやらない。振り返ると彩りある道ができていた(江角悠子さんインタビュー)

          『松本隆 言葉の教室』-なぜこんなにも松本隆の言葉に心を動かされるのか-

          松本隆さんが話したことを延江浩さんが文章にして出来上がった本、 『松本隆 言葉の教室』 延江浩さんが、松本隆さんの言葉の源を知りたいと思ったところからこの本が創られた。 あとがきにこう記されていた。 わたしにとって、松本隆さん作詞の歌といえば、松田聖子さんの「赤いスイートピー」や「SWEET MEMORIES」、太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」などであった。 なぜ知っていたかというと、音楽番組で懐かしい歌謡曲特集などで何度も聴く機会があり「作詞家:松本隆」というクレジ

          『松本隆 言葉の教室』-なぜこんなにも松本隆の言葉に心を動かされるのか-

          自分に深く入っていく時間

          私の部屋にも秋の香りがやってきた。 香りが鼻中に広がる。 優しく可憐でどこかほっとする香り。 季節の訪れを教えてくれる香り。 身体中を満たしてあげたくて思いっきり吸い込む。 隅々までゆっくりと染みわたり、その幸福感を抱きしめた。 穏やかな心地がして、呼吸のリズムが変わったのを感じる。 忙しない日々で知らぬまに呼吸が浅くなっていた。 深い呼吸や静謐な香りは安らぎを与えてくれ、自然と意識が自分に向くようになる。 自分を少し気にかけてあげる、寄り添ってあげる。 自分が自分の

          自分に深く入っていく時間

          カメラが教えてくれる日常の豊かさ

          小学 6 年生の作文に、「将来は写真家になりたい」と書いていた。 修学旅行で淡路島のクルーズ船に乗って撮った渦潮の写真。 それがうまく撮れた。 そういえばそんな夢を持っていたなと、社会人になってカメラを習い始めて思い出した。 カメラを習い始めた当初は、カフェの写真を撮りたい、街のスナップ写真を撮りたいと、最初に目的があった。でも今はこの瞬間を残したい、その思いでシャッターをきっている。 写真を撮り始めて感じるのは、自分の心が動く瞬間に敏感になったこと。 オレンジ色の空、夕陽

          カメラが教えてくれる日常の豊かさ

          僕のマリさん著書「常識のない喫茶店」から考える、大切な居場所を守るということ

          大切な居場所を守る。  一般的に正しいとされる普通や常識だけでは、本当に大切なものを守れないことがある。 大切な人、自分の心や生活、人生。 そこを犠牲にしてまで守らないといけないものなんてあるのだろうか。 そもそもその普通や常識ってなんだろう。 誰が決めたのだろう。誰かを苦しめるぐらいならそんな常識なんて必要ないのではないか。 そんなことを考えるようになったのは、僕のマリさん著書の「常識のない喫茶店」を読んだからだ。 「常識のない喫茶店」では、働いている人が嫌な気持ちにな

          僕のマリさん著書「常識のない喫茶店」から考える、大切な居場所を守るということ

          街のパン屋さんから世界の話

          わたしの住む街に大好きなパン屋さんがある。 月に2〜3回、そこのパンを頂くのが楽しみのひとつだ。 母から「パン(絵文字)ゲット(^^)(喜びの絵文字)」とLINEが来ると、なんとかして仕事を早く切り上げて帰れないかと企んでしまう。 ある日そのパンを買って帰ってきた母が言った。 「ここのパン屋さんずっと続いて欲しいから、たくさん行かないとね」 その一言で最近ぼんやりとしていたことが、自分の中で少しつながったよう気がした。 よく最近ニュースで耳にする地球温暖化による農作物の不

          街のパン屋さんから世界の話

          削ぎ落すこと、削ぎ落したくないこと

          「○○への思い」というテーマで200字で書くという課題があった。 200字なんてあっという間だし簡単に書けると思っていたが、これが思いのほか難しい。 そのあっという間に書けるからこその難しさがあると思う。 何を書くのか、書かないのか、神経を集中させる必要がある。 簡潔にまとめたつもりで文字数カウントすると、最初は400字以上あってめちゃくちゃオーバーじゃん、と思いながら何度も書き直しては文字数をカウントするものの、200字後半で筆が止まってしまった。 うーんと首をひねりながら

          削ぎ落すこと、削ぎ落したくないこと

          【京都ライター塾9期レポ】第6回新規仕事を得るために

          全6回からなる京都ライター塾の最終回が終わった。終わってしまった。 最後の講座は「新規仕事を得るために」 ライターをすると決めれたとしても、そもそもどうやって仕事をやっていくのだろうという漠然とした不安がつきまとっていた。 けれどもそれについても教えてもらえるという安心感が、このライター塾にはあった。 このライター塾では、書くことにまつわる多くのことを学んできた。 その中で大切なことは、書き続けること。 やはり書くことが道を切り拓いていくのだと思った。 どれだけ学んでも基

          【京都ライター塾9期レポ】第6回新規仕事を得るために

          【京都ライター塾9期レポ】第5回原稿の書き方

          「取材対象者の言わんとしていることを汲み取って伝える」 これがライターの使命だ。 江角悠子さんが主催する「京都ライター塾」の第5回「原稿の書き方」 の講義で感じた。 第5回の講義までに江角さんにインタビューをするという課題があった。 掲載する媒体を想定して、企画書を書き、質問事項をリストアップして取材に臨む。そして原稿を書いた。 インタビューはがちがちで、もっと質問したいことがあったのにできなかったり、具体的エピソードが足りなかったり。。。 原稿を書くときになって改めて気づ

          【京都ライター塾9期レポ】第5回原稿の書き方

          【京都ライター塾9期レポ】第4回インタビューのやり方

          わたしは話を聴いてみたい人がたくさんいる。 その人が何を見て、何を感じ、考え、選び、歩んできたのか。 その軌跡を知りたい。 人の人生や考えに触れることで、その人の見えてこなかった一面や 本質の部分が垣間見れる気がする。 その人の物語に自分を重ね合わせて、他人の人生が少し自分ごとのように 感じ、自分の中に新しい世界が広がりを見せる。 そんな瞬間を生で感じたい。 だからわたしはインタビューをしたいし、うまくできるようになりたい。 だがこんな風に言ったものの、いざインタビューをす

          【京都ライター塾9期レポ】第4回インタビューのやり方