世界一周の旅に出てあれから一年、
最近は旅していた頃の自分の写真をよく見ます。
あの頃の私はいつも疲れていたけれど、いつもニコニコしていた。
それは一緒に旅したみえる子のおかげかもしれないけれど、世界は愛で溢れていると信じていたからだと思う。信じる人の眼差しをしている。

それと、小さなバックパック以外のものは持たずにひたすらに新しい街を歩いていた私の心は、余計なものを持っていなかったように思う。
新しいものや美しいものに出会うために、毎日心を整えて、新鮮な空気を吸っていたのだと思う。

旅に出ると自分を取り巻くオーラが変わる。まるで、魚の鱗が一枚一枚剥がれ落ちていくように、私はありのままの私に変わっていく。
それはいうまでもなく透明で自然で軽やかで美しい。

生活が変わった今、病気をしている今、どうしてもあの軽やかさは感じられないけれど。
でもあんな風に、旅人のオーラをすぐの身に纏えるようになったのは、世界一周の旅に出たからだと思う。

これから、家族でハワイに行きます。
固定概念も行きたい場所も見たいものも決めずに行きます。家族は決めてるのかもしれないけど、私はついていくだけ。
それで何に出会うのだろう、何を感じるのだろう。ハワイはどんなオーラと色と光で溢れているのだろう。
あの頃のように、旅人だったあの時みたいに、透明で自然で軽やかであれるよう、
成田空港で、こうして世界にはまだまだ私の知らない愛が溢れていると信じてゆっくり過ごしている。
私の体から鱗が一枚一枚剥がれ落ちていく。

写ルンですを二つ買った。たくさん撮る☺️
行ってきますー！

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