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行き着くところは愛じゃなきゃ

婚礼撮影の帰り道、
一人でココイチに入った。ビーガンカレーが登場したと聞いて、ずっと気になっていた。カレーを頼んで、ご飯も大盛りで、ビールを頼んだ。
帰りは電車に乗らず、家まで30分の道を散歩した。
今日もいい日だった、いい写真がたくさんあるなと思いつつ、
ふわっと、
世界を愛するために、カメラがあることに気づく。

写したいものは普段見ているもの
撮りたいと思う気持ちに素直に、シャッターを切る。
その瞬間はまさに、世界を愛する時間。


#ファインダー越しの私の世界 をインスタで押し付け合う時代はどうも苦手だったけど、
世界を丁寧に見て、愛し続けた写真家たちの作品に触れるたび、
なんて素晴らしいものがあったのだと気づく。

写真は世界を愛し続けるためにあるんだ、ということに気づいた一週間だった。

今までは、愛すること、愛されることと違うなと思ったらすごく拒否反応が出てしまって、いろんなことから逃げ続ける人生だったと思う。
家族や恋人は、愛することの対象だったから、絶対逃げなかったけど、
続けていた音楽や、会社からは、愛と違うと思ったら逃げてきてしまった。だからどこかで、わたしはまた何か違うと言って写真から逃げてしまうのではないかと不安に思っていた。

でも、30分のほろ酔い散歩でその不安が払拭された。

カメラは、世界を愛するためにある。
行き着くところは絶対に愛じゃなくちゃ。

愛じゃないと思ったら拒否反応が出てしまう私は、どんどん小さくなって、弱くなって、友達とカフェで話しながら涙するんだろうな。
それだけはわかる。
もう生まれて27年半も経ってしまった。

せっかく今の地球を生きていられるんだから、
そんなことをしてはだめだ。
感謝しているから、この星の全てと、生きている喜びと、
そういうものに感謝しているから、

行き着くところは愛じゃなきゃ。

私は今日も明日も、写真を通して写真家たちが愛してきた世界に触れ、
自分の写真と向き合います。

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だからっていうわけじゃないけど、
iphoneにカメラがついているのってすごいことだよね。

みんな自分の世界を愛するアイテムをいつも持っている。

世界に対する解像度が上がって、もっと表現したいってなって、
誰かに見せたいってなったら、
それをどうやったら表現できるかよく考える。
そうしてカメラを買うようになったら、
そういう作品がインスタなのか、視覚で交換できるようになったら、
地球はもっともっと楽しい星になる。
愛の温度がぐっと上がっていく気がする。
私の心の温度は、いい写真に触れるたびにぐっと上がる感じがする。

そのためならもう本当に、人生を捧げられる。
まずは、私からだね。



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