知れば知るほど気になっちゃう!「送水口」を探して町を歩いてみた
突然ですが、、「送水口」ってご存知ですか?
(わたしも「送水口」という言葉を知ったのは、つい最近なのですが…)
こちらです。
きっと皆さまも「見たこと」はあるけど、「気にしたこと」はなかったのではないでしょうか?
わたしもそうでした。少し前までは…!
誰にも注目されず、じっと静かに町に溶け込む送水口。
彼らにふと目を向けてみたら、色や形がさまざまで、いろんな顔を持っていることに気が付きました。
そんなことを発見してから、最近のわたしは送水口のことがどんどん気になるようになってしまったのです…!
「もっと送水口の色んな顔を見たい!」と思い、今回は散歩仲間のなるちゃんを誘って、送水口を探しに行ってきました!
送水口を探しながら歩いてみた!
集合したのは下高井戸。
なんとなくこの町をチョイスし、住宅街でも歩いてみようと思っていたのですが、さっそく雲行きが怪しいです。
「送水口、無くない…!?!?」
ここでひとつ学びました。
送水口とは、火事が起こったときに、消防車のホースが届かない高層階や地下へ、水を送る役割を担っているものだそうです。
基本的に5階建て以上の建物に設置されているものらしく、つまり高層の建物が少ない住宅街では送水口が見当たらないのです…!
その場で検索して発覚した事実。今までどれほど送水口に関して無知だったかを実感しました…
気を取り直して、マンションなどの高い建物を目指して歩いてみます。
狙い的中。マンションの片隅にありました!!!!
スタンド型で、縦に2つ口が並んでいるタイプの送水口です。
さて、次はどこを探してみようかと周りを見渡すと、甲州街道発見!道路沿いにはビルが立ち並んでいます。
「送水口探しは高層の建物を狙え」という学びを活かして、甲州街道沿いを歩いてみます。
学びは偉大です。甲州街道沿いを歩いてみると、次から次へと送水口発見!様々なタイプの送水口を見つけましたよ~!
こちらは先程の送水口とは違い、2つの口が横に並んでいるタイプですね。
このタイプの送水口、宇宙人っぽく見えません…!?
ちょっと年季が入っているところが良いですね。右側のひもが取れちゃってる!
続きまして、めちゃくちゃ可愛い送水口を発見してしまいました。
かくれんぼしてる…!?!?!?!?!
草にまみれて頭だけ出している送水口、なぜかすごくキュンとしちゃいまして…
この笑顔。(笑)
送水口でこんなに幸せな気持ちになれるとは、、思ってもいませんでした、、(自分の中の何かが開花した瞬間かもしれない)
このくらいの時から、最初は「送水口…?」という顔をしていたなるちゃんも、だんだんのってきた感じがしてうれしかったです(笑)
今では気になる送水口を見つけると、写真を送ってくれるまでになりました(笑)誘ってよかった~!
かくれんぼ送水口のすぐ近くにもいらっしゃいました!
続きまして。またまたかわいい(かわいそう?)な送水口を発見してしまいました。
…囚われている!!!!囚人ならぬ…囚送水口…?
送水口への愛おしさが爆発してきたわたし(こわいですね)
レトロで素敵なマンションが出現。そんなマンションの壁にくっついていたのがこちら。
うう~ん、壁からにょきっと生えていてかわいい!お洒落ですね。「送水口」のフォントも味があって良いです。
このタイプの送水口は、露出Y型送水口と呼ばれるそうです。
おや。またもや草に埋もれる送水口発見。
あれ、この送水口…鏡になる!?
身だしなみチェックができますね!?
「あ、また送水口あった~」と言いながら撮った写真。
あれれ、写真をよく見たら「採水口」と書いてありますね!?(noteを書くまで気が付きませんでした)
採水口は字のとおり「水を採る」もので、防火水槽のような水源につながっているそうです。
色んな仲間がいるのですね~!
哀愁漂う、ごみ置き場の送水口発見。
ごみ置き場にずっと立っているからでしょうか。汚れ?サビ?に覆われています。
隣に座ってみました。
まるで「自分も植物です」という顔して生えている送水口を発見。
緑と同化して、溶け込んでいますね。擬態!?
ところで!送水口についているこのチェーンって、何のためにあると思いますか?
(答えは記事の最後に発表!)
壁に埋め込まれたこちらのタイプ。壁埋設送水口と呼ばれるものだそうです。
何やら計算中のわたし、、その隣でじっとする送水口。
垂れているチェーンが「(・ω・)」の口みたいで可愛いですよね!?
散策終了!
種類だけでなく、周辺の環境や建物の雰囲気によっても送水口の印象が変わりますね。
どうです?送水口、ちょっと気になってきませんか…?
この送水口なんて、よく見たらネコみたいで可愛くないですか!?
知識がなくても、こんな風に「猫みたいでかわいい!」くらいでも送水口探しは十分楽しめますが、、
ここまで来てしまったからには、「もうちょっと知りたい」気もしてきました。
そんな思いが叶うであろう場所が、なんと新橋にあることが判明…!
その名も、「送水口博物館」!!!
まさか、送水口の博物館が存在するとは。。これは行かなければなりませんね。
ということで…
早速行ってきました!!!
送水口博物館の様子は次回のnoteに書きますので、そちらもぜひ読んでみてください~!(近日公開予定)
あっ!途中で突然クイズを出した「送水口についているチェーンはどんな役割があるのか?」ですが、博物館の館長さんに質問をして答えを知りました。
…「蓋の盗難防止」のためだそうです!
送水口の「蓋」についての面白い話も聞かせてくれてたので、次回書きます~!
「知れば知るほど奥深い…」そんなものが、案外身近にあふれているのかもしれませんよ…!
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