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#3 [オランダ留学記] 生き心地の良い2023年にする。

あっという間に大晦日。 

中学生の頃、欧米からカウントダウンのために日付変更線近くの国へ旅行する、というニュースを見た覚えがある。あの時は「お金持ちだな」としか思わなかったが、オランダに来た今、その気持ちが分からなくもない、という所まで来た。一緒に旅行中の友人いわく、「日本の方が先に年越し迎えるの、ずるくない?『あけおめ』とかフライングでくるでしょ?」らしい。着目するポイントが彼らしいが、まあ、分からなくもない。日本とは8時間時差があるが、それだけで何故か日本は「先に未来へ進んでいる」という感覚に陥ったこともある。変な羨ましさ。ただ力説の甲斐も虚しく、「年越しはどこでも迎えられるだろう」というフロアメイトの意見は建設的すぎて何も言えないが。

12月末のフローニンゲン。最近はどんよりした天気が続いていたが、大学の図書館に出かけたこの日はスカッと晴れて、2023年更なるチャレンジのためのエネルギーを貰えたような気がした。

個人的にこの一年は昨年以上にアクティブに動いた年だった。
学生団体の代表として、楽しいこともうまくいかないことを味わった。振り返ると後悔も多かったが次のアクションのヒントになることがたくさんできた。もちろん留学生活にも活きているのだが。とにかくお世話になった全員に感謝でいっぱい。それ以上に僕の力不足で迷惑をかけた人には申し訳ない気持ちでいっぱい。それは大きな心残り。果たしてこれからの人生の中で恩返しができるのだろうか?いやできないだろう、という反語に苦しむ。

一番大きかったのはもちろんこの留学生活。スタートから早4ヶ月、コミュニケーションの壁に苦しみ辛かったが、それ以上に自分の今後を考える時間だった。興味のある分野、将来ありたい姿を考えて、それに基づいて今後の大学生活を考えられたし、そのために今の留学生活があると思うとすごくエネルギーが出てきた。叶えたい将来と今の自分が結びついている、そしてこれからの大学生活にも希望が持てるという『生き心地の良い』生活を送れたと言おう。

2023年、留学は7ヶ月続く。その後には就活、学業(ゼミ)が待っている。院進に傾くかもしれないし、課外の活動に精を出すかもしれない。どのように転んだとしても、それが『生き心地の良い』選択だったと心から言えるように、今年よりも納得して何かを始める、何かに突き進む年にしたい。

心残りがあるとすると、留学前の目標であったnoteの定期投稿が実現できていないので、周りに発信できるくらいには投稿ペースを上げていきたいと思います。良いお年を。

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