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10/26 (木) 覚えていること・実質負担増のままなんですね



母の昔からのお友だちが、施設に会いに来てくださった

母が出席できなかった同窓会の話などしてくださり、母は主に聞いていたけれど、いい顔をしていた

お友だちがお帰りになられたあと母は、当時の思い出をぽつぽつと語りだし、その方がされていた習いごとを自分もやりたくて、祖父にそれとなく伝えたこともあったのだが、どうやら祖父はあまりやらせたくなかったようで…なんて、今まで聞いたことのなかった話も出てきた
強く我を主張することなく、相手の感情に聡い子どもだったんだろうな
そしてその時の心の動きは、いまだに記憶に残っているのか

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高額医療費自己負担限度額適用認定証を申請するために、母に委任状を書いてもらった
書き慣れたはずの自分の名前の漢字すら覚束ず、住所などは、へんだけ書いたら、つくりをすっ飛ばして次の文字へいってしまったり、どうしても形にならない文字があったりと、自著もあやしくなってきた

ずっと書道を続けてきた母は、少し前までは、思い通りに文字が書けなくなっていることへの苛立ちを見せていたけれど、今はその段階は過ぎてしまったようだ

それはそれで、何度も書き直しされずにこちらは楽なのだけれど、こちらの負担と、本人の「できること」の反比例具合にはいつも
子どもの歩きだした頃を重ねる

遅々として筆の進まない委任状を、横で見ていた父が耐えきれず何度となく「俺が書こうか?」と声をかけてきて、その都度母も、あっさり頼もうとしていた

やっとこ最後まで自分で書いてもらって、めでたく認定証もいただけたのだが、説明を聞いたら、月の医療費が¥80,100を超えたら、超えた分が支給されるとかで、入院でもしないとなかなか使う機会もなさそう

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