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ボクが漫画家の夢を6年間諦めなかったのは…。



【はじめに】


どーも。漫画家のかいちです。

この記事はボクの描いた漫画「Decade(ディケイド)」についてのあとがきです。

Decade(ディケイド)」はボクの26歳当時、胸の内に秘めていた感情を全て込めた漫画です。

・才能がない自分
・努力できない自分
・自分に自信が持てない自分
・それでも夢を諦めきれない自分

弱い自分と向き合い、対話し〝自分〟というものをとことん、この作品に詰め込みました。

ここまでするかというくらい、自分をさらけ出した作品です。

「Decade(ディケイド)」をまだお読みになっていない方は、一度お読みになってからこちらをご覧いただければと思います。



Decade(ディケイド)






「Decade(ディケイド)」を読む

※無料でご覧になれます



ボクは6年間、漫画家を目指して出版社に漫画を持ち込み続け、一度も受賞できませんでした。

それでも、夢は諦めきれなかった。

こちらのあとがきでは、「Decade(ディケイド)」の制作秘話とともに、ボクの幼少期の育ち方、今までの人生観を織り交ぜ、ボク自身の弱い部分を10,000字以上にわたり赤裸々に語っています。


『Decade(ディケイド)』の制作秘話を、ボクの半生と共に振り返る、10,000字のあとがき

『ボクが漫画家の夢を6年間諦めなかったのは…。』


夢を諦めようか悩んでいる人にとっての、何かのきっかけになれば幸いです。

それでは、ご覧ください。



【目次】

1. できないのが当たり前の世界
2. 平凡への努力
3. 逃れられない呪縛
4. どうしたら自分は変われるのか
5. 探していたもの
6. 母にいちばん言ってほしかった言葉
7. ボクが漫画家の夢を6年間諦めなかったのは…





1.できないのが当たり前の世界



「なんでおまえはできないんだい?」

母はよくボクにこういう言い方をしました。



もともと消極的な性格が根本にあったのですが、
それを形成させたのは幼い頃の過ごし方でした。


周りの子たちより身体能力が低かったり、
〝センス〟というものがなかったり、
ここぞといいう場面ではことごとく失敗したり。

基本的に何をやっても周りの子たちより劣っていました。


それに加えてボクの母は自分の物事をどうしても否定的に捉えてしまう性格。それは自分の子への対応も一緒でした。

母は何かあるたびに周りの子とボクを比べ
「あの子はできるのに、なんでおまえはできないんだい?」
というような物言いでボクに問いかけてきました。


「なんで部屋の片付けができないんだ。〇〇くんはちゃんと片付けができるって言ってたよ。」

「ゲームばっかりやるな。〇〇くんはちゃんと宿題やって、テストもいい点とってるって聞いたよ。」

「なんで5時にちゃんと帰ってこないんだ。〇〇くんはちゃんと時間守って帰ってくるって…。」


いつもボクを、ボクよりちょっと優秀な子の名前をだして比較しました。
逆の比較、つまり「ボクの方があの子よりできる子だ」という表現は母の口からは一切聞いたことがありません。


ことあるごとに否定的な疑問形から入る人でした。



母に悪気があったわけではないことは確かです。
母もボクと似たような性格でしたので、どうしてもプラスの面よりマイナスの面の方が目についたのだと思います。


ボクもボクで、母の物言いに対し悔しがることも、腹を立てることも特にはありませんでした。


だって、周りの子と比べても劣っているのは承知の事実でしたから。


何をやってもボクにはどうせできない。

できないのが当たり前という感覚。

当たり前すぎて意識すらしてなかったかもしれません。



そういった背景があり、ボクの中には〝自信〟というものが芽生えることがないまま育っていったのです。




2.平凡への努力



中学生になるとボクの価値観はよりマイナスな方向に固まっていきます。


自分は何をやってもできない。
できないことは恥ずかしいこと。
恥ずかしい思いだけはしたくない。


こういった思考に至ったのは、ボクのように〝できない側の人間〟がスクールカーストの上位陣にイジられているのを何度も目の当たりにしていたからでした。


今でこそ「イジられ」は笑いになる肯定的なものとして捉えていますが、

当時のボクにとっては「イジられ」はバカにされる行為で、他人に笑われてしまうとっても恥ずかしいことでした。
そして当時のボクは恥ずかしいという感情を極端に嫌っていたのです。


ボクはいつしか、〝恥ずかしくないくらいになる努力〟をし始めました。


平凡を目指したのです。


とにかく当たり障りなく、無難に学校生活を過ごせるように。
最低限、恥ずかしく思われないようになる努力を。


勉強、体育、部活、センス、知識、情報

いつどこで、誰に見られてもいいように。






そうして出来上がったのは、何をやっても普通の、超平凡な中学生でした。



当時のボクは普通こそがいちばんだと信じていました。


普通であれば、
誰かにバカにされることもない。
笑われることもない。
恥ずかしい思いをすることはない。

ですから普通な自分がほんの少し誇らしかった。

オール〝3〟の通知表を見たときは、「すごいことを達成した」とさえ思っていました。
逆に超平凡であることがボクの個性なんだと、そう信じていました。

(漫画に出てくるこちらの通知表は、ボクが中学生のころ実際に受け取った通知表をスキャンしたものです。)






平凡が無個性でつまらない人間ということに気づいたのはだいぶ後のことです。



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ボクが漫画家の夢を6年間諦めなかったのは…。

かいち / 漫画家

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かいち / 漫画家

漫画家です。漫画歴8年の28歳✌️\\漫画投稿中//

コメント1件

めっちゃ最高でした!
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