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心の病証、心気虚

心の病証


今回は心の病証について学んでいきます。


心の臓は心の働きや、臓腑を統括する、主血(血を送り出す)また陽の気を巡らせる(五行で火に属する)


など基本的な働きがありました。


これらが病証になると、このような症状になります。



心悸(心臓のドキドキ)怔忡せいちゅう(心悸がひどくなったもの)心煩しんはん、胸悶きょうもん(胸部の不快感)心痛、不眠、多夢、健忘、譫語せんご(訳わからない事を言う事)


なんてのがあります。



これらが基礎病態と組み合わされると心の病証となります。


心気虚



心悸、怔忡、胸悶 不快感などの心の症状と気虚の症状息切れ、倦怠感、自汗が加わった状態が心気虚になります。

 

舌と脈は


舌質淡(心の働き主血が失調する為)


脈細弱(これも主血作用が失調しているので血管に血液が届かず脈が細くなる)



試験的には気虚で主血作用が失調する為に舌質淡と脈細弱起こる事を覚えたいですね。



次回は心血虚について説明します。



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