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痛みの強い方をベッド上でポジショニングしています

寝たきりのご利用者様の訪問介護を担当しています。関節疾患や拘縮があり、非常に強い痛みの訴えがあります。ケアには、ヘルパーの私の他にも、家族やヘルパーや専門職が多く関わっています。

私も痛みの訴えを受けて、不機嫌になるご本人に悩みながらのケアです。ギャッジの上げ下げや体位交換をゆっくりと行うので、陰部洗浄する時は訪問時間が10分くらいオーバーする事はザラです。他のヘルパーは時間内にやれていて凄いな、流石、と思っていたのですが。
どうも、他の専門職のケアの時は、痛みの訴えが凄い様なんですね…
時間オーバーしても痛みに丁寧に対応する自分がズルいのか、ご本人が痛くても時間内に収めるべきなのか、悩ましい所です。
共有すべきという気もしますが、そもそも、時間オーバーする程あれやこれや、ゆっくりと丁寧にやっている事でもあり。1ヘルパーが他の専門職に指示する立場ではありません。ヘルパー毎に自分の体に合ったやり方もありますし。
ご本人の希望で、ご家族や関係者にお伝えする事はたまにありますが。周知や徹底については、私の考える事では無いと思っています。

そのやり方については、次の通りです。覚え書き兼ねて、書いておきたいと思います。

ギャッジ40度で水分摂取など
その後8度くらいずつ、ゆっくりとギャッジを下げていく。8度下げたらベッド高さを上げて、また8下げたら陰部洗浄のお湯を汲んで、また8度下げたら…と言う感じ。その都度、声掛けも実施。
体を傾ける時は膝を曲げて実施。
陰部洗浄やパッド交換が終わったら、お尻の下にビニール袋を敷く。スライディングシートとして。
膝を曲げていただく。
頭側から両脇に手を入れる。ヘルパーの腕を内旋から外旋させて、肩甲骨の下から引くイメージで上方移動。
お尻の下のビニール袋を引っ張って取る。
膝下にクッションを入れる。
ギャッジアップ時は滑り防止のため、両脚の間(股間)にヘルパーの拳を立てる。
動きが止まってから、膝下クッションを調整する。ご本人が足を動かせるか確認する。
ご本人の拘縮のある手足が浮かない様に、クッションやタオルでポジショニングする。拘縮した手足が浮いたままだと、関節に負担がかかると考えています。

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