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知っておくと役に立つ!施設見学の際はココをチェック!

大切な家族が高齢になった時、これまで当たり前に行っていたことがスムーズにできなくなり日常生活に支障をきたす瞬間が訪れます。
大切な家族をサポートする上でキーワードとなるのが、正しい知識と社会資源の活用です。
社会資源とは、介護保険や行政など福祉全般におけるサービスのことです。
どんなにたくさんの情報収集を行ったとしても、自分だけで家族をサポートすることは困難です。

介護保険サービスには大きく分けると「居宅サービス」「施設サービス」「地域密着型サービス」の3つの種類があります。

今回は「施設サービス」に焦点を当てて、実際に施設見学に行く際にチェックしたいポイントをレクチャーします!

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即入所可能?待機状態?

実際に利用を検討した場合にポイントとなるのが入所状況です。

いつ問い合わせても「入所可能」な施設と「待機状態」の施設がある場合、あなたならどちらの施設が気になりますか?

飲食店やホテル同様に、人気があり高評価を受けている施設はそれなりの理由があります。

立地条件・職員の対応・食事など、評判が良い施設は人気があるため常にキャンセル待ち状態ということが多いようです。
申し込みをしても直ぐには入所できないことを利点と捉えて、実際に見学して好印象だった場合は早めに申し込みをしておくのもいいかもしれません。

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職員や利用者の身だしなみは大丈夫?

「服装の乱れは心の乱れ」という言葉がありますが、ここでチェックしておきたいポイントは「職員の服装」ではなく「利用者の身だしなみ」です。
トイレの後、シャツの裾が乱れたままになっている利用者の方はいませんか?

目や口の周りが汚れているのに、声かけもしないでスルーしている職員はいませんか?

整容は、利用者の社会参加など他者との関わり(コミュニケーション)につながる要素で、介護において必要なサポートです。
家族や本人が安心・安全に過ごせるように、「その人らしさ」に目を向けている施設を選びたいですね。

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余暇活動やレクリエーションは実施されている?

日中のデイサービスの利用や施設入所のどちらのケースであっても、ぜひチェックしておきたいポイントは「余暇活動やレクリエーション」です。
日常生活を送る上で支障がないように感じられるかもしれませんが、QOL(クオリティーオブライフ)の観点では、大きな意味がある活動のひとつです。
QOLとはQuality Of Lifeのことで、医療福祉においては「人生の質」「生活の質」として用いられる言葉です。
その人らしさ(パーソナリティ)に目を向けた関わりやケアの実現には、これまでの趣味や特技を含めた生活歴を知ることが大きなポイントになります。
施設でどのようなレクリエーションが実施されているのか、要チェックです!

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交通アクセスは便利?送迎はしてもらえる?

実際に利用すると想定した場合に、気になるのが交通アクセスです。
施設入所の場合には、交通アクセスの良さは大きなポイントになります。
通所介護の場合には、見学時に送迎に関する情報を入手しておくと、今後の生活リズムのイメージがつきやすくなるのでおすすめです。

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「生活空間」として快適?

入所の必要性が高まった場合に、大切にしてほしいポイントは「快適さ」です。
私たちが日々の暮らしを送る上で大きなポイントとなっているのが住環境です。
安心・安全な生活を送っていけるように、居室や生活空間はプライバシーに配慮されていますか?
季節の移り変わりを感じられる空間や食事が提供されていますか?
職員がバタバタと忙しそうに働いていませんか?

必要な時にすぐに相談に応じてもらえる「生活の場」として適しているのかをチェックしましょう。

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職員は笑顔で仕事をしている?

いつも求人が出ている・職員の入れ替わりが多い施設は、あまりおすすめできません。
逆に、職員がいつも笑顔でイキイキと働いている施設なら安心です。
コミュニケーションの基本、笑顔であいさつが交わされていましたか?
その際に、笑顔は見られましたか?
笑顔あふれる空間は居心地がよいため、自然と人も集まります。
「笑顔の連鎖」が起きそうな素敵な場所かどうか、要チェック!

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さいごに

介護サービスは、量より質です。
利用者や家族が安心してサービスを利用できることは、快適な生活の実現につながります。

実際に見学して気になる施設やサービスが見つかったけど、どうしていいのか分からない・・
情報が多すぎて迷っている・・

そんな時は、気軽に窓口に相談にお越しください。
小さな疑問や不安にも、誠意をもって対応します(秘密厳守)。

フッターB


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