会話 話題の見つけ方
それほど親しくない相手と二人きり、日常生活の中でよくあるパターンですが、何を話せばいいのか困ってしまうものです。
いったいこういう時、どんな話題を相手に振ればいいのでしょうか?
人間の会話に絶対的な正解というものはありませんが、それでもここを抑えておけば安心というセオリーはあります。
それは「木戸に立ち掛けし衣食住」です。
これは接客のプロであるホステス業界で使われている、話題の見つけ方の語呂合わせです。それぞれ気候、道楽、ニュース、旅、知人、家族、健康、仕事、そして衣食住を意味しています。
これだけのバリエーションがあればちょっとした待ち時間の雑談などで、黙りこくってしまい気まずい雰囲気になることはないでしょう。
さらに一工夫を加えるのであれば、これらの中から振る話題は相手との関係性や自分の立場に応じて、自分なりにカスタマイズすることを意識することをおすすめします。
なぜかといえば会話の基本ともいえるこれらの話題は、同時に地雷の宝庫でもあるからです。
たとえば年収や社会的地位の高い人が、非正規雇用で働いている人に仕事の話題を振った場合、相手は劣等感を刺激されて不愉快な気分になる場合があります。
病気のせいで遠出が出来なくなった人に海外旅行に行ったことを話すのも、嫌味とられる可能性があるでしょう。
会話の内容に困る相手というのはそれほど親しくない場合が多いので、全ての地雷を回避することは困難ですが、ちょっと考えるだけで相手を嫌な気分にさせない話題を選択することは可能です。
また会話では相手からのサインをきちんとキャッチして、語りたがっている話題に付き合ってあげることも大切です。
心理学的にも人間は自分の話をきちんと聞いてくれる人に対して、より好感を覚えることが調査によって証明されています。
自分ばかりが次々に話題を振るのは避けて、相手の話もきちんと聞いてあげましょう。
自分から話題を切り出すのは会話が途切れた時でも遅くはありません。
このnoteは「男女心理」の研究結果。 「ビジネス心理と集客」の研究結果はこちら→ https://note.com/pcsan