どうも貝Pです。今回は私的2023年冬アニメランキングで1位とさせて頂きました、転生王女と天才令嬢の魔法革命（通称：転天）を紹介させていただきます。魔法が大好きなのに魔法に愛されなかった転生者の異端児の天才（王女殿下）と、魔法の才能がピカイチで世界から魔法に愛された天才（令嬢）の２人の美少女主人公が魔法という概念を覆すお話となります。ヒューマンドラマであり、百合もあり実に尊い話となります。

あらすじ

　先ずは公式HPのイントロダクションとあらすじの1話の紹介をさせていただきます。

　さて、皆さんは子供の頃に魔法というものに憧れを抱きましたか？少なからず私は抱いております！しかし身体も精神も大きくなるにつれて、憧れから現実に目を向けないといけなく、夢を掴めるのもごく一部の人たちだけで、普通の人は日々の生活を過ごしているかと思います。そんな中、急に自分が魔法が使える世界で前世の記憶（憧れ）を思い出したらどう行動されますか？主人公の１人であるアニスフィア第一王女は、前世の記憶を持っているにもかかわらず、自分に魔法の才能がなく使えません。ただ、魔法が使えなくても魔法が使えるようになる魔道具というモノを作成します。それこそ、箒で空を飛んだり、です！自身で魔学という独自の学問も作りますが、貴族からは伝統を侮辱していると異端として忌み嫌われます。そんな中、もう一人の主人公である、世間から完璧で天才と謳われているユフィリアは、とある出来事で表立って行動ができなくなり、アニスフィアに助けてもらい、助手として魔法の革命を手伝います。今までなんとなく過ごしていた日常から自らも行動をするようになり、彼女はアニスフィアの良きパートナーとして過ごしていきます。

　この国は魔法が全て。魔法が使えるから自分たちは「偉い」という常識を壊すため、2人は高い壁を壊します。他にもアニスフィアの弟であるアルベルト第一王子は、自分のために王位継承を捨てた優秀な姉への劣等感を抱きつつ、自分の道を突き進むため、人徳に反することで力を手に入れ、魔法という呪いを抗う姿もあり、苦しんでいます。

　このアニメは、王宮内の醜い争いや押し付け、愛する家族や友人を傷つけないといけない、魔法が好きだから・魔法が嫌いだからこの世界を変える、問題は山積みです。王女だからや貴族令嬢の立場だからこその普段の言動とは真逆や隠していた本音があったり、人生を賭した覚悟を決めたりと奥深い内容です。特に弟のアルベルトとの対立はとても観ていて悲しくなります。弟だからこそ誰よりも姉に憧れ、尊敬しているにも拘らず、ただ魔法が使えないという理由だけで周囲の評価が低いのが許せず、また王位継承も破棄して何故自分に譲ったのかも分からず、自分が産まれてこなかったら姉が王にもなれたし、大好きな姉と命を賭けた大喧嘩もしなかった。魔法の戦いの中で本音を言いながら戦う２人はとても観ていて辛かったですし、姉として弟を接するときと、王位継承もって接するときで言葉遣いが違うのもとても好きです。　
ゆっくりと丁寧に物語を描かれているからこそ、考えに相違があったとしても筋が通っています。譲れないものがあるからぶつかり合います。そして魔法を使うシーンも奇麗な描写されています。感情移入王位継承、魔法、しきたり、いろんな問題を巡ってアニスとユフィも感情を爆発しながら、人として成長していき、時には喧嘩しながらもどんどん仲良くなっていきます。アニスは元々可愛い女の子が大好きと公言しているので、ユフィみたいな美少女が近くにいたらそれは観ている我々もてぇてぇにさせてもらったり・・・本当にごちそうさまです！でもこれもお互いを信頼してから育んでものだと思うと、言葉に出ないほどの尊さがあります。

最後に

　転生王女と天才令嬢の魔法革命を紹介させていただきました。夢のために魔法が使えなくても、一生懸命努力しているアニスフィアの強さ、そんなアニスフィアの夢を叶えるために支えることを選んだユフィリア、是非とも２人による魔法革命の経緯をその目で確認してください！
（ちなみに、私が一番好きなシーンは、薬を飲んで感情のコントロールが効かなくなったときに、アニスフィアが舌打ちするシーンがめっちゃ好きです）