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少女たちの努力×涙×友情!柔道TVアニメ「もいっぽん!」紹介します

 どうも貝Pです。今回は私的2023年冬アニメランキング2位にさせていただきました「もういっぽん!」を紹介させていただきます。観ていて敵味方関係なく応援したくなる青春アニメです。普段からない語彙が更になくなりました!

あらすじ

 先ずは公式HPよりイントロダクションと第一話のあらすじです。

柔道はもう卒業! 高校では彼氏作って甘酸っぱい三年間を送るんだ。
日焼けすると道着が擦れて痛いし、寝技で髪の毛抜けまくるし、 寒稽古つらいし、鼻血は出るし、骨折するし失神するし、 たいして強くなれなかったから、もうやらないって決めたの。
だから......だから思い出させないでよぉ。
この”一本”の、気持ちよさ。

公式HP INTRODUCTIONより

青葉中柔道部の園田未知と滝川早苗は中学最後の試合に臨んでいた。
これでもう柔道をやめようと決めた未知は「スパっと一本勝ちで終わりにする!」と宣言する。
しかし、結果は真逆で相手の絞め技で一本を取られ、その瞬間の失神した顔のアップがネットで晒されるという悲惨なことに……。
何とも残念な終わり方になってしまったが、これで柔道は卒業して受験に専念。
9カ月後、青葉西高校には無事に合格した未知と早苗の姿があった。

公式HP STORY第1話より

 努力しても強くなれない、上手くなれない・・・多くの人物がこの感情を抱くはずです(私もそうでした)。主人公の園田未知ちゃんも中学で悟ってしまいます。高校生になり幼馴染の南雲安奈ちゃんから剣道部に無理やり連れ込まれると、中学最後の試合相手だった氷浦永遠ちゃんが柔道部を復活させようと畳を出していました。未知を柔道部に誘いたい永遠ちゃんですが、上手く言葉がでなく、未知も部活はしないと決めていた時に滝川早苗ちゃんの機転が働きます。転ばれそうになった未知と永遠が咄嗟に組合い、やはり身体が覚えるということで、先に永遠が投げようとした途端、未知は踏ん張り投げ返していっぽんを取り、いっぽんを取るという気持ちよさを思い出して柔道を再度し始めるのでした。

左から夏目先生・南雲安奈・氷浦永遠・園田未知・滝川早苗・姫野 紬

 1話の最後の取っ組み合いのシーンは本当に素晴らしく、喋るのが苦手な永遠と柔道を続けてほしいけど言えない早苗のもどかしさの表現や、投げ飛ばした時の演出やカメラワークなど鳥肌ものです。
 それ以外にも試合中の駆け引き、カメラをぐるんぐるん回しての演出、組手からの技を出す一連の流れ、アニメだからこそゆっくり・速く魅せられる動き、毎話毎話本当に拍手喝采な出来です。

 また、気持ちというのは言葉だけではなく、行動でも伝えております。素直に言えなくても伝わる、それこそチームプレイ(団体戦)です。特に3年生の姫野 紬先輩がブランクがあり、大会まであと1カ月という時期に再加入するのです。再加入して、皆で一緒に試合ができるのが最初で最後という状況です。後輩に迷惑をかけてしまう、カッコいい先輩を見させるためにできることを全力でする姫野先輩、メンバーがいない間も出稽古に行き続け、いろんな技を吸収して強敵相手に出す姿に何も感じないはずがありません。
 このアニメは未知の空気は読めないけど空気を変える能力で雰囲気をがらりと変える未知を始め、勝ち負けの価値以上に大切なモノをこのアニメは伝えてくれます。勿論勝つということに意味があるというのがスポーツですが、結果だけではなく、過程も意味があるということを丁寧に描写してくれます。皆で一緒に闘うのが楽しくて、皆のために勝ちたくて、皆のために負けたのが悔しい。何度も言いますが、その当たり前を丁寧に描いており、負けたチームにも賛辞、勝ったチームにも尊敬をする、スポーツマンシップに則り正々堂々と戦うとはまさにこのことだと思います。
 試合を通して弱小校・強豪校と言われていようと、体重や身長が別々だろうと、相手チームと仲良くなって、応援して情報交換・技を教えあい切磋琢磨する姿も素晴らしいです。相手選手達の思いが分かる回想のシーンの素晴らしさ、これが青春の1ページというやつです。

最後に

 ということでもういっぽん!を紹介させていただきました。少女たちの素直で、真っ直ぐで、泥臭く努力をおこない、一喜一憂する少女たちの姿を是非とも視聴してほしいです。こんな青春を送りたかった、私も部活していたときはこんな気持ちで日々過ごしたかったと思います。


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