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暗中模索の10年

大学を卒業して、特別養護老人ホームに就職しました。
始めの1週間は排泄介助後の昼食が喉を通りませんでした泣

大きな法人でしたので、10年の間に特養以外にも知的障害者施設、救護施設(生活保護者)、養護老人ホームとたくさんの施設を経験させてもらい、職種も介護職、事務員、相談員と多岐にわたりました。
この10年の間に社会福祉士の資格を取ったのですが、高齢者にとどまらず、福祉のたくさんの施設を経験させてもらったことは、とても有意義なことでした。

しかし、この法人に勤めた最後の半年は、完全にモチベーション低下を起こしました。昔の法人特有の、と言ったらよいのでしょうか、利用者に対する接し方、当時は「処遇」と言っていましたが、全くなっていませんでした。

30年後の今から俯瞰すれば、「人権感覚」などという意識が育っていない時代でしたから仕方がないかも?と思うのですが、とはいえ、自分の正義感を疑いもしない、当時の若い私は法人への不満を募らせていました。

上司ともめっちゃぶつかりました。私が40歳を超えた頃に再会した上司から、「おまえは扱いにくかったよな」と言われてしまいました。とてもお世話になった上司だったので申し訳なかったな、と思いました。

その法人は10年で退職しました。
思えば「私のいばらの道」は、初めての就職から始まっていましたね苦笑

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