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ほしいのは「手ごたえ」
とある女性に「Kai☆Praさんみたいな人って出世するよね」と言われたことがあります。「ポジティブ思考がすごいから」というのが理由だそうです。 場の雰囲気を大切にしようとして表面上は努めて明るくしていますが、本質はそんな人間だと思っていません。 自分に自信がある、「自己肯定感」が高い人がうらやましく思います。そうなったら楽だろうな、と。 イチローは常に前向きで自分に自信もあり、さぞや自己肯定感も高いだろうな、と思っていました。 しかし、動画を観るかぎり、イチローはそうではない様子。 「自己を肯定するって気持ち悪い」 「人間は弱い。自分からも周りからも否定されない人間は堕落すると思う」 「日本人の価値観の中に謙虚さってあるじゃないですか。そういう人は謙虚さは生まれないと思う」 「人としての厚みが出ないような気がする」 「仕事なんて、いつも満足していない。それが当たり前」 (では、前に進める推進力は何?)という質問に、イチローは 「う~ん…、僕は手ごたえが好きなんですよ」 「手ごたえ持ったら次が楽しみなんで。突然自分のレベルが変わるというか」 「子供の頃は全然下手なんで、やればやるほど手ごたえを感じていた」 と言いました。 手ごたえか。 手ごたえは大事な気がする。 カイロも「良くなった」と言ってくれるお客様の感想に手ごたえを感じる。だからおもしろい。うまくいかなければその理由を考え、勉強し、次に臨む。 ケアマネジメントも提供したサービスで生活が良くなるのが目に見えるとうれしい。利用者や家族が笑顔になってくださることが手ごたえになる。 今日から自己肯定感を求めるのは止めよう、手ごたえを感じれるようにがんばろう。