見出し画像

同窓会さながら

カイロプラクティックとして町の朝市に出店させていただきました。

そこは約一年前に仲間と一緒に出店していた場所。だけど、今回は私一人での出店でした。

店舗の看板を見てくれる人がいても、なかなか声がかけられない。
目があっても、微笑みを返すだけ。

慣れている場所のはずでしたが、仲間と一緒の時とちがって孤独感を感じてしまい、人見知りの顔ものぞかせて場所の雰囲気に圧倒されていました。

はじまってからしばらく経って、友人が来てくれました。
以前、一緒の職場で働いていた友人でした。
彼女の職場に営業に行って、この日のことを話していました。
「肩も痛いし、施術を受けてみたい」と言ってくれていました。

近況を報告し合っていたら、電話がかかってきました。
なんという偶然でしょう、電話の相手は私たちと一緒に働いていた彼。
「年賀状で『独立します』と書いてあったからビックリして」電話をくれました。

朝市の場所は彼の家からは一時間ぐらいかかるし、これから用事があって来られないということで、しばらく電話で語り合いました。

電話が終わった頃には場の雰囲気にも慣れて、30分ばかり彼女に施術をして、体の状態などを伝えさせてもらいました。

「へ~、へ~」といろいろ感心してくれました。ちょっとしたことでも感動してくれるところは一緒に仕事をしていた頃とまったく変わっていませんでした。

そんな話をしていたら、とつぜん彼がやってきました。フットワーク軽くアクティブに行動するところは一緒に仕事をしていた頃とまったく変わっていませんでした。

朝市の場所は、同窓会の場所になりました。

お客様と出会うことはできませんでしたが、一人で出店するとはこういうことなのだな、という感触は掴めました。

何より、今は別々の場所で仕事をしている友人たちと、昔と変わらず楽しく話ができたことが、何にも代えがたい貴重な時間でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?