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【ゼミ活動】五泉市未来ビジョンワークショップ レポート フィールドワーク編

みなさんこんにちは、ゼミ生のボンディーです。今回は、6月下旬〜8月上旬にかけて行ってきた、『五泉市未来ビジョンワークショップ』についてのレポートを紹介します。
フィールドワーク編・ワークショップ編・アイデア発表編の3部構成になっていますので、ぜひご覧ください。

2023年5月25日に、地域社会の発展や産業振興を図るため、五泉市と開志専門職大学は包括連携協定を締結しました。五泉市のデジタル化推進を通して、地域振興、地域活性化及び人材の育成を目指します。

この連携協定をうけ、まず五泉市の目指す未来ビジョンを描くワークショップを行い、その実現のためのICT施策を考えることにしました。ワークショップの前に、五泉のよさや強みを知るためにフィールドワークを行い、現場の観察や関係者へのヒアリングをしました。

同年6月30日、五泉市職員2名、本学情報学部三上学部長はじめ教職員4名、ゼミ生含めた学生6名の総勢12名の参加者でフィールドワークを行いました。訪問先は村松郷土資料館から始まり、モハ11(蒲原鉄道)、村松公園、ごせん桜アロマ工房、ニット複合施設LOOP&LOOP、五泉八幡宮、最後にラポルテ五泉を訪れました。それぞれについて写真と共に振り返ります。


村松郷土資料館

江戸時代には、堀家3万石の城下町として栄えたのが五泉市村松でした。五泉市村松郷土資料館は、昭和59年に開館し、かつての村松藩政務の拠点であった村松城跡地に位置しています。資料館には、村松藩や堀家にまつわる資料をはじめ、村松の歴史、文化、産業など多岐にわたる資料が収蔵され、展示が行われています。

1階の展示室では、主に村松藩に焦点を当て、2階の展示室ではかつての村松を中心に広がる地域の蒲原鉄道や産業、文化に関する情報が紹介されています。
資料館職員の方に館内を案内していただき、五泉・村松の歴史や文化を知ることができました。特に、村松陸軍少年通信兵学は、全国各地から学生が一堂に会し、通信技術などの教育プログラムを熱心に受けていました。この歴史的な教育機関に触れ、私が現代の情報学部で学んでいる身として、この学校の存在に自然と親近感を抱きました。

▲資料館職員から説明を受けている様子

モハ11(蒲原鉄道)

蒲原鉄道の「モハ11」は、磐越西線・五泉駅から信越本線・加茂駅までの21.9キロメートルが開通した初期から昭和60年まで運行していました。
「モハ11」は資料館の前に保存されており、その姿を見ることができます。
令和4年6月より、ふるさと納税を活用したクラウドファンディング「蒲原鉄道車両モハ11再生プロジェクト」が実施され、とても綺麗な車両を見ることができました。

▲モハ11と鉄道大好きゼミ生

村松公園

村松公園は、日露戦役の記念として明治39年10月に設立されました。この公園は「日本さくら名所100選」に選ばれ、また、「新潟景勝100選」では第3位にランクインしています。とはいえ、当時は6月…。毎年、桜の季節には村松公園桜まつりが開催されているそうで、訪れてみたいですね。

ごせん桜アロマ工房

ごせん桜アロマ工房」は、村松公園の隣に2018年4月にオープンしたまちの駅です。この施設では、五泉市の八重桜から抽出した天然のエキスやパウダーを使用して、一年中桜を楽しむための様々な商品や食品の製造・販売を行っています。
手作りジェラートを購入し、美味しく頂きました。

ニット複合施設LOOP&LOOP

昨年2021年、ニットで人と人をつなぐ新しいスポット「LOOP & LOOP(ループアンドループ)」が誕生しました。施設の方からお話を伺いながら見学しました。
五泉ニット組合の施設がリノベーションされ、その建物は古さと新しさが調和し、ニットの発信拠点として再生しました。mino・226の他にも、五泉を拠点に置く様々なニットメーカーが手がけたアイテムが充実しています。季節に応じて選べるニットカーディガン、ストール、バッグ、帽子など、多彩なアイテムが揃っています。
施設内にはイベントホールや多目的室、コワーキングスペースなどもあり、地域のふれあいの場にもなっています。

五泉八幡宮


五泉城がかつて存在していた場所に位置するのが、五泉城跡総鎮守の五泉八幡宮。県下最大の【七夕風鈴祭☆天の川巡り】が控えており、日本全47都道府県・世界の風鈴約4,500個が飾られてました。さらに、シャボン玉やアンブレラスカイと賑やかで色鮮やかな境内でした。

▲ちょうど雨が降ってきました

ラポルテ五泉

最後に訪れた場所はラポルテ五泉。この施設は五泉市の交流拠点複合施設で、館内には、芸術や学びの場となる多目的ホールや多目的室。市が日本に誇るニットや絹産業、地元の特産物を販売する産直ショップ&カフェテリア。特におすすめなのは、木造建築を生かして面白遊具を備えた「子どもの遊び場」や開放感あるガレリアの空間がありました。これまでの訪問先で感じたことをはじめとしたヒアリングを市役所職員の方にしました。

▲ラポルテ五泉にてヒアリングしている様子

まとめ

後日のゼミ時間にて、フィールドワークで得た気づきや五泉市の強みをMiroやポストイットでまとめました。

▲Miroの画面一部
▲ポストイット

フィールドワークを通じて得た情報や感動は、次なるステップへの布石となります。これらの足跡が、次回のワークショップでの議論やアイデアの芽生えに繋がることが期待されます。次のワークショップ編・アイデア発表編も目を通していただけると幸いです。

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