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閑話 『竜とそばかすの姫』怒りのレビュー(ネタバレ有)

こんばんは。鶴です。

婚活の話も書かずに今日は映画の話をします。

婚活はですね、あなたの年収高いから男性に紹介しにくくてって言われました。逆サバ必要???

それより

竜とそばかすの姫です。

わたしはサマーウォーズ大好き。

今まで見たことのないストーリー、ある家族の生活とバーチャル世界、そして世界の危機が同時進行で進み、何が起こるのかとワクワクしたことをよく覚えています。

今回も監督の新作と聞いて、期待に満ち溢れて見に行きました。

映像、音楽は本当に素晴らしいです。ミュージカルを見ているようで、とても迫力がありますし、Uの世界(因みにロゴがUber Eats感ある)のモデリングや億万というアカウントの動き。

序盤の表題曲である「U」も歌手である中村佳穂さんの類まれなる歌声をこれ以上なく引き出している美しいシーンでした。圧巻。Millennium paradeってあれか?常田さんのやつか?とにかく曲良かった。

ここまで絶賛です。音楽や映像を重視する人は見に行くことをお勧めします。


いいですか。行きますよ。しかし、わたしのように『ストーリーの完成度』を気にするオタクの皆さん。

大きな声でいいます。

お勧めしません。

ストーリーは突っ込みどころ満載、風呂敷が広がってもないのに、包めてもない。肝心の竜の正体もひっかけナシで意外性NIL。ひどかったです。

上記の素晴らしい部分とこのストーリーのヤバさで結果マイナスなんじゃないかとも思っています。

以下理由を述べていきます。ここからネタバレあります。

嫌な方はブラウザバックしてください。






ネタバレ怖い人は去りましたね?

では書きます。



①ディズニー版『美女と野獣』を無駄遣いしていること。

何の情報もなくCMを見て、「なんか美女と野獣みたいだな」とわたしも思いました。見て見たらオマージュ()の嵐。そもそも主人公のアカウント名がベル(Bell)。そしてBelle(仏語で美しいの意)が相応しいよ!なんて言及されます。当然これはディズニー版のベルと同様です。

竜は城に住み(理由不明)、なんなら薔薇まで重要アイテムとして飛び出します。図書館で踊り出した時は頭抱えました。

「俺を見るな(cv.佐藤健)」とか言いますからね。聞いたことあるわ。

レビューを見ていると、そもそも美女と野獣をモチーフにしてるって言ってるんだからパクリじゃないとか見たんですけど、事前に言及していれば、D社のクリエイターを使っていれば、とかそういう問題じゃないんですわ。問題はそこじゃない。ディズニーの二次創作を見たくて映画館に来たわけじゃない。

監督は「完全オリジナル作品」の巨匠らしいですよ。完全オリジナル作品が美女と野獣のモチーフ使うんですか?オリジナルって何???オリジナル作品と言っておいて、超絶有名な美女と野獣のシーン、設定、諸々を焼き直して見せられるの楽しい???

しかも、あの名作をパクっておきながら、まtttったく生かされていない。

「目に見えるものが全てではない」という点で、美女と野獣では本来の姿ではない野獣。本作ではどちらも本来の姿ではないアカウント同士、とかまあリンクしてるようなしていないようなですし・・・。そもそも竜とベルって惹かれ合う理由が謎なんですよ。竜は分かる。弟がベルに憧れてるから。ベルはライブを中座されたときにはじめて会って、何故竜は迫害されているのか、と疑問に持った後は、何故かアカウントではなく、リアル中の人を探し出します(この探し出す方法もひどかった)

美女と野獣に関しては、ぶっちゃけあの踊るシーンをパクりたかっただけでは?しかも、ディズニー版のあの印象的なシーンには及ばないため、印象薄いシーンに仕上がってて更にきつい。

因みに野獣(竜)は同じようなマントを身に付け、ベル()も最初に野獣の城に行った時のようなフードマントを被ってきます。そこまでパクる必要ある??あ、ガストンみたいなのも出てきますよ。違いはドレスの色が黄色じゃなかっただけですかね。


②竜の正体とその結果

竜の正体隠す気あった???いや、ミスリードする気あったんですか…?

あんな明らかに違う人達(アーティスト、おばさん、プロ野球選手:こういう人いるよね~というだけのもの)が出てくる中、無意味に主人公と同じ父子家庭の子供たちを印象深く見せて、その後クリオネと仲良くしてる竜みたらもうビンゴじゃん。他の人たちなんで出てきたの?そもそもAIたちって何で竜に従っていたの?本家の家具になった家臣の代わりにしたかっただけ???

取り敢えず、竜って誰なんだろ???とか少しは推理させくれ。

そしたらもう背中のタトゥーってリアル虐待か悪口を受けた時の心の傷の具現化かなってなるじゃないですか。因みにまさかの前者でした。せめて後者に…。

竜=虐待されているだろう子供たちを主人公はなんとかしようと試みるのですが、こんなバーチャル!世界!多言語!と広げた世界観で、場所はまさかの東京。いやいやいやいや、、、、マジで??範囲せまくない????何のためにこの世界観なの?そして何故か主人公が東京に行きます。これも謎。

虐待を行っている大人に対峙しに行くのに高校生に行かせる????危険でしょ???特に父親。コーラス部の人たちから話を聞いていて、娘が唯一の家族なんでしょ??危ない目に遭うって想像できないですか???ここも超不自然。あと子供たちは当然監禁されていると思いきや、普通にふらふら外で歩いてる。は?

現実ではトラウマを抱えて歌えなかった主人公がUの世界ではのびのびと歌えるように、虐待を受けて抑圧された彼はUの世界では圧倒的な力を手に入れます。(ファンタスティックビーストでありましたねそんな設定)

たぶんね、世界だったらね、もっと強い人(現実で虐げられている人)いると思うんだよね。あの少年が最強の力を手に入れてるの無理あるよね。虐待の父親とUの世界のジャスティン?だっけかの親玉はリンクしていると思いますが、虐待の父、主人公に見つめられただけで腰抜かしたのなんで???意味不明すぎて笑っちゃった。というかジャスティン、あたい見たことある!プロメアで堺雅人がやってた!


③謎の時かけ導入

リアルの世界観では、主人公がなぜかイケメン人気者(cv.成田凌)と幼馴染で、当然のように最後になんとなく付き合うことになり(理由不明)。ついでにお調子者の男子と学園一の美女が付き合います。

この設定いる?????????

わたし学園のマドンナが悪口赤ちゃんかなとか、母親が昔助けた子供がイケメン幼馴染の妹なのかと思ったよ。何にもないの。まじで何もなかった。何故か幼馴染は主人公のことが好き。時かけみたいな三角関係もなし。あの時かけの青春のむずむず感みたいなのが中途半端に入れられてて謎だった。

何度も言うけど、あの設定必要だった??????成田凌さんは声自然でよかったです。

時かけみたいなのも混ぜてみました、以上。にしか思えなかったのだが。

親友役のYOASOBIのikuraさんすごく上手でビビった。

④そうだね、マクロスだね

最後はアバターを脱いでvtuverからyoutuberになった主人公が歌で世界を救う。そうだね、マクロスだね。そういえば序章もマクロスみたいだったな。。シェ、、リル。

皆が合唱したらジャスティンの広告収入がなくなった。あれ何?世論ってこと?


殴り書きなのにこんなに出てきちゃう。。。

期待が高すぎたからかなあ。。。5点中3というかんじでした。





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