戯れ言

雨に隠れて願わくは豊穣の国

とんでもない、とんでもない。ただの日記。一体、なんど失敗しれば気がすむか。君が今画面の文字を打つ手を下に捲ってご覧。ふふん。あれは、君に名付けられし世捨て人たち。ああ、可愛そうに。君の願いを聞き入れ、私が、いや僕が、としゃあしゃあの名乗り出たために亡国。いく当てない、ゴールを持たぬ走行者、永久に吊り橋に置かれた恋人、白痴知らない狂人。ああ可愛そうに、可愛そうに!

何を笑っているのだい君は。笑っては、ならない。全くどうだい、いつも、今も、今後も、そうだ、君は。心からの豊穣、いや目的の王国を願うなら、何故なにもしない。文字を追う事がそんなに偉いか、勉強する事がそんなに偉いのか。雨に隠れて願うは王国。なんだ、馬鹿馬鹿しい。

私は怒っているのだ、分かるだろう。君の根本はいつも食欲から始まってる。お腹がすいて、目の前に有るものをただ胃袋に押し付ける。ときどきふと、こんなんでいいのか、と思いものを遠ざけては再び食らう。そしてまたいつか思いだし、同じ事をなんなんと。してあくる日もあくる日も。

創作もそう。君は今この小品を発表して、あわよくば、と発想したね。馬鹿なことだ。いままで造り上げた、君の国民、想像上の彼ら、どうするつもりだい。馬鹿め、みんな途中だよ。

ああ、ここも、もう終わっちゃう。もういい。好きにするがよい。君は、君には、断言するよ。長生きしない。私は今、君の最後をみた、野垂れ死。

んん、なんだい。もうちょっと大きい声では言えないのか。「これを見てる彼らだって同類だよ」はあ、また小細工な。もういい、何も言ってやらない。