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映画 リンダ・ロンシュタット〜サウンド・オブ・マイ・ヴォイスを観る❗️

ウエストコーストの歌姫、リンダ・ロンシュタットの半生を描いたドキュメンタリーをテアトル系のシネリーブル梅田にて鑑賞。
ここは単館系といわれる映画関係であまり観る機会のないヨーロッパ映画やインドや中国などの映画も上映する。
画面や客席は小さいが、コアな映画通にとっては貴重な存在だ。
今回のリンダ・ロンシュタットのドキュメンタリーもネット配信やレンタルでなかなか観られない作品である。

○映画予告篇

さて映画の方だが、リンダの幼少期から始まり、引退するまでの半生を追っている。
リンダはパーキンソン病を患いステージには立てなくなっているが、映画では自らのナレーションを行なっている。

リンダ・ロンシュタットというと決して美人ではないが可愛い容貌と抜群のスタイルで何かアイドル的なイメージが何か日本で定着していたように思う。
しかしこのドキュメンタリーはまったくそのイメージを覆す。
というのも常に彼女はロックンロールは男性の文化である軋轢を身近に感じ、薬物や飲酒中毒という危うい位置にいたと話す。
おそらく恋愛もその逃避行だったかもしれない。
作詞作曲が出来ないため相当のプレッシャーを感じてたようだが、短所を武器に変えスターダムにのしあがっていく。。
有名や無名に関係なく自らが気に入ったカバーを歌う、女性アーティストの曲の採用、そしてカントリーからロック、ジャズ、メキシコ民謡、オペラに至る幅広いジャンルへの挑戦。

公私ともに友人のドリーパートン、エミルーハリス、ボニーレイット、カーラボノフらの証言から出てくるのは歌への情熱だ。
たしかにジャクソンブラウンやドンヘンリー、JDサウザーら男性陣もリンダへの賞讃を語ってるが、この作品のキーは女性アーティストらが惚れ抜いたリンダ・ロンシュタットの歌の魅力にある。

○イット・ソー・イージー
バディホリーのオールディーズのカバー

○2014年リンダのロックの殿堂入りを祝うアーティスト達。

最後にこのドキュメンタリーの最後に流れる名曲はスティル・ウイッチン・サウンド・オブ・マイヴォイス。
売れた曲よりも売れてない曲を最後に持ってくるところ,これこそリンダ・ロンシュタットの真髄なのだろう!

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